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発見時のSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質から完全な封じ込めは極めて困難です。SCP-XXX-JPは収容エリア-81██に設けられた二層のコンクリートの間に断熱材を入れ、上部に70m2のハッチを取り付けた一辺70m以上のコンテナに収容してください。コンテナ内部は冷却装置を稼働させ、-170°C以下を維持してください。コンテナ内はカメラで常時監視されます。活性時に備えてオブジェクト表面にGPSを接着してください。活性化の兆候が確認された際には直ちに冷却装置を停止した後、上部のハッチを開けてください。機動部隊はSCP-XXX-JPを刺激させないよう、細心の注意を払って追跡し、活性状態が終了したことを確認したのち、速やかに回収してください。地域周辺の住民にはクラスA記憶処理が施され、カバーストーリー「シンクホール」または「隕石衝突」が流布されます。

説明: SCP-XXX-JPは未知の物質で構成された全長約28 m、質量約1370 kgの正十二面体の形状をしたオブジェクトです。SCP-XXX-JP発見時には表面の欠損が4箇所見られましたが、現在に至るまで如何なる手段を用いてもSCP-XXX-JPへの損傷は失敗に終わりました。

非活性時は表面が不規則に白色や灰色に明滅し、時間経過により、黒く変色していきます。SCP-XXX-JPの表面が完全な黒色になると、以下の動作を経て活性状態に移行します。

  1. 約120デシベルの警報のような音を発生する。
  2. 自発的に地上からおよそ60 m上昇する。
  3. 表面が鮮やかな赤色へと変化する。
  4. 星形正十二面体の形状に変形する。
  5. 音が停止し、活性状態への移行が完了する。

活性状態に移行すると、SCP-XXX-JPは指定した対象の位置へ移動を開始します。なおこの移動は指数関数的に加速します。1対象付近の地点に到達すると空中に留まり、対象への攻撃を開始します。対象の破壊が完了、または[編集済]した時点で活性状態は終了します。対象となる存在は生物、無生物に拘らず決定されますが、特に人間が選ばれやすい傾向があります。攻撃方法は未だに判明していませんが、対象周辺が瞬時に気化することから熱によるものと考えられています。もし活性時のSCP-XXX-JPの移動ルート上に障害物が存在する場合、減速し、可能な限り迂回しようとします。またそれが明確な妨害・敵対行為と見做された場合、SCP-XXX-JPは優先してそれらを排除しようとします。

活性時のSCP-XXX-JPは著しく表面温度が上昇し、非活性時は周囲の温度の影響を受けやすく、低温空間に長時間存在すると表面温度が低下し、活性時の攻撃の規模はある程度減少するようです。

記録

補遺: 指定した対象への攻撃の兆候として表面、特に対象へ向けられた頂点が発光する現象が見られますが、時間が2~15秒とばらつきがあり、規模はこの動作に比例していることが考えられます。

補遺2: 指定した対象へ移動中、稀に活性状態が解除する現象が発生するようです。