創作者のアルカディア
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Ataraxia

特別収容プロトコル:
現時点においてSCP—JP実体は財団の収容下にはなく、性質上収容計画を実行することは更なる改変現象の危険性を伴います。財団の収容の試みは当オブジェクトの影響を強く受けるSCP-1222-JP-Aの監視に留まります。

説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
SCP-1222-JPは情報改変を核とした現実改変現象です。情報改変は小説等の創作作品の情報を書き換えて改変後の状態を最初からそうであったと認識させます。

SCP-1222-JPは、売上の不調により打ち切りとなった作品を続刊が出ている状況へ歴史改変及びシリーズものの作品で評価が著しく低い作品の質を大幅に改良する形で改変します。
特徴として改変の対象となる作品は一定数の需要が改変前にも見受けられることが挙げられています。

財団が行った現実改変の阻止は全て失敗に終わっています。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
[削除済み]の作者である●●●●が交通事故により死亡した際に現実改変が発動。●●●●が生存している状況へ歴史改変が行われました。
この報告を受けてO-5評議会はSCP-1222-JPへの大規模な収容計画を立案しました。
結果は[削除済み]。

SCP-1222-JPは現実改変現象ではなく、特定の創作作品を観測することによる観測者効果により高次元にて形成された情報エネルギー体です。

特定の創作作品が何かしらの形で同一次元存在からの正常な観測が得られなくなった場合、SCP-1222-JPにその状態が伝達し再観測が行われて我々の次元を改変します。

SCP-1222-JPの発生によりDK-現実不証シナリオが完遂されました。

SCP-1222-JPが我々の次元を観測することにより同一次元の存在は確定されます。
SCP-1222-JPの収容は現在の次元にてYK-エントロピー終焉シナリオが発生する可能性が極めて高いです。

以後、SCP-1222-JPのオブジェクトクラスは暫定Ataraxiaとされています。