ブラッキーさんの砂場

Joke下書き


SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-@-① ナイアリアルナシナシカミキリアリ

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アイテム番号: SCP-7464-JP-J

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-7464-JP-J群はそれぞれの種ごと標準昆虫飼育チャンバーにて管理してください。試食時には飼育担当職員の許可を経て、絶滅しない程度に節制してください。

説明: SCP-7464-JP-Jは異常性を持つカミキリムシ科カミキリ亜科アジカミキリ族オオアジカミキリムシ属の異常性を持つ昆虫および関係する昆虫の総称です。████/██/██に日本で██博士によって発見された種は"梨の味がするカミキリムシ"としてAnomalousアイテムに登録されていましたが、その後の調査によって数種類の亜種を含む巨大な亜科の1種にすぎないことが判明し、オオアジカミキリ属(Degustare)はSCP-7464-JP-J群として財団内で管理されています。

以下、現在発見されているSCP-7464-JP-Jの分類です。

SCP-7464-JP-J: オオアジカミキリムシ属 (Degustare)
 ├┬ SCP-7464-JP-J-1: アジウスラバカミキリムシ (Degustare stultorumi)
 │├ SCP-7464-JP-J-2: アカイチゴカミキリムシ (Degustare bleaches)
 │└ SCP-7464-JP-J-3: ムラサキオオブドウカミキリムシ (Degustare neptuni)
 └─┬ SCP-7464-JP-J-1-EX: ルリボシカミキリムシ (学名: Rosalia batesi)
   └┬ SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano: ナシルリカミキリムシ (Crambon shigrae)
    └┬ SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α: アジナシルリカミキリムシ (Crambon negatious)
     └┬ SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐: ルリボシアリダマシ (Crambimitatio letitgoes)
      └ SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐-①: ナイジェリアルリボシアリダマシ (Crambimitatio nigerias)

SCP-7464-JP-J種は体内にトレハロース(糖類)を貯蓄する性質があり、この貯め込んだ糖類により冬眠せずに越冬することを可能としています。同時にエステル類の芳香化合物1の合成器官を持ちます。そのためSCP-7464-JP-Jに属する種類の昆虫を捕食した場合に甘味と果物の芳香が感じられ、しばしば「果物の中に芋虫が入っていたときの味がする」と形容されます。SCP-7464-JP-Jの歴史は古く、オーストラリアではアボリジニが"Witjuti grub(ウェッチティグラヴ)"として貴重なたんぱく源として食用としていた他、日本でも百人一首に「朝ぼらけ ひねもすのたり 春の日に かみきり甘し いといみじきかな (春の日の 明け方から日がな一日カ ミキリムシうめえ マジたまんねぇな)」と詠われていることから古くから食用に用いられていたことが分かります。

SCP-7464-JP-J-1はアジウスラバカミキリムシ (学名: Degustare stultorumi)、俗にアジカミキリと呼ばれ、体長18~30mmほどのカミキリムシです。SCP-7464-JP-J-Anoと同じくトレハロースを貯蓄しており、臭腺から酢酸エチルと酪酸ペンチルを分泌するため風味が"人工の梨風味の甘味料"のように感じられると報告されています。
また、体表が赤く臭腺でフラネオール2を分泌するSCP-7464-JP-J-2はアカイチゴカミキリムシ (Degustare bleaches)と呼ばれており、同様に紫色で酢酸エチルのみを分泌するSCP-7464-JP-J-3はムラサキオオブドウカミキリムシ (Degustare neptuni) と呼ばれています。これら3種を食べ比べた人物によれば、味は同じ甘味だが匂いが異なるためにそれぞれナシ味・イチゴ味・ブドウ味と錯覚してしまうのだと説明されています(これはSCP学会で発表されたSHIT理論3として有名です)。

SCP-7464-JP-J-EXはルリボシカミキリムシ (学名: Rosalia batesi)として知られる水色と黒斑の体色を持つ日本固有種のカミキリムシです。この種は異常性が無く一般に知られている昆虫ですが、外殻の模様や退化した芳香化合物の合成器官の形跡からSCP-7464-JP-Jから分岐した種であることが判明しており、俗にアジナシアジカミキリと呼ばれています。1866年にはヘンリー・ウォルター・ベイツ氏4がSCP-7464-JP-JおよびSCP-7464-JP-J-EXの標本(共にベイツ氏の歯形が付いていました5)をロンドン自然史博物館に寄贈していることから、当時すでに2種が混在して生息していたことが判明しています。

SCP-7464-JP-J-EX‐Anoはナシルリボシカミキリムシ(学名: Crambon batesi)、通称:ナシアジアジナシアジカミキリと呼ばれています。SCP-7464-JP-J-EX‐AnoがSCP-7464-JP-J-1に分類されず新たに番号が付いている理由として、退化した分泌器官が確認できた上で別に新たな器官が発達していること、鞘翅の模様と内臓の構成がSCP-7464-JP-J-EXに酷似していることが挙げられ、一度失われた機能を新たに獲得した別種であると結論付けられています。SCP-7464-JP-J-Anoは原種と比較し体内に数種類の糖類(ショ糖、果糖、ソルビトール、ブドウ糖)を貯蓄することができ、同時に酪酸ペンチル6やクエン酸の合成器官を持つため、摂食した場合複雑な風味が絡み合うことでより本物に近い梨の味が――特に昆虫類に共通する腹部の脂肪によるなめらかな食感により洋梨(セイヨウナシ Pyrus communis)の味が――すると形容されます。

SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-αはアジナシナシルリボシカミキリムシ (学名: Crambon negatio)、通称:アジナシナシアジアジナシアジカミキリと呼ばれ、SCP-7464-JP-J-1-EX-Anoからさらに分岐した種です。同定の経過は省略しますが、SCP-7464-JP-J-1-EXの別種ではなくSCP-7464-JP-J-1-EX-Anoに属する生物です。糖を貯蓄する器官の代わりに高濃度の酪酸ペンチルを合成する器官が発達し、強烈な臭いのする体液を分泌します。これにより捕食者となる小型の哺乳類などを遠ざけ身を守っていることが確認されています。またSCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-αの生息地に暮らす原住民ヤマナシケンミン7は近年までSCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-αから採取した臭腺を香水に加工し地方特産品として輸出していました。

SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐はルリボシアリダマシ(学名: Crambimitatio letitgoes)、通称:アジナシナシアジアジナシアジアリカミキリ(蟻に擬態した味無し梨味味無し梨味カミキリ)です。SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐はカミキリムシより小さい10mmほどの体躯で、ノルマルブチルアルデヒド8を生成する器官を持っています。SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐の外見は蟻に酷似していますが水色と黒斑を持ち、アリの姿に擬態しているSCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-αの近縁種であると判明しています。アリに擬態している理由としては糖分を蓄えているために狙われやすいアリの目を欺くことが挙げられますが、アブラムシ科(Aphidoidea)から分泌される糖分を積極的に摂取しに行くなどの行動が見られ、より効率的に糖を摂取し他生物と共存する擬態は寧ろSCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐の"ありのままの姿"であると言えます。またアルデヒド化合物を分泌する特徴からアルデヒド-アジナシナシアジアジナシアジアリカミキリ、略してアルナシナシナシアリカミキリとも呼ばれることがあります。

SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐-①はナイジェリアルリボシアリダマシ(学名: Crambimitatio nigerias)、通称:ナイジェリアアジアリアジナシナシアジアジナシアジアリカミキリです。SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐-①は糖類の貯蓄のほかアルカロイドおよびエチルアルコールを体内で精製できることが判明しており、あるアルコール依存症患者からは「ナイジェリアではありふれた蟻で、ある程度歩けば見つかるし金が無いときアル中にはありがたい蟻だ」との証言がありました。SCP-7464-JP-J研究主任である小鳥遊博士率いる探検隊9がナイジェリア内地を9年間調査しましたが遭遇することは無く収穫は梨の礫でしたが、ある時小鳥遊博士が調査中にオオアリクイに襲われ亡くなってからアリス研究員10、ナイチンゲール内科医11、ブチャラティ博士12の3名がありとあらゆる手段を以って、当時有り得ないと調査を蔑ろにされていた外国種SCP-7464-JP-J-1-EX-Ano-α-㋐-①の発見という偉業を成し遂げました。

補遺: 「今後ナイジェリアアジアリアジナシナシアジアジナシアジアリカミキリのナシ味の無い種がアルジェリアないしナイル川で発見されないはずがないと言えないことがありえるか?」という内容の質問を中国出身のエージェント・許山華にしたところ「ないことはないアルが、ありとあらゆる可能性が有るアルし、有るあるいは無いと言えないことがあるわけないアル」とコメントしました。

引用:
鳴蝉研究員のつまみ食い http://scp--jp.wikidot.com/semisemi-eat


yamaitomoe.jpg

エージェント・病居巴

通称: 病居 巴 (やまい ともえ)

セキュリティクリアランス: レベル2/クラスE

職務: 異常性物体の発見・初期収容、フィールドエンジニア、職員を驚かせる

専門: 光学分野(量子光学)、音響工学、生体補助機能開発(人工臓器・エピテーゼ)

所在: サイト-81██周辺、ベッドの下、階段の下の暗がり、押入れの隙間、アナタの後ろ

人物: 身長15█cm 体重██kg(装備含む)、全身を特殊な黒13で覆っている女性です。暗所や隙間に潜み、奇襲や潜入を得意としていますが、現場での仮収容が主な任務です。しばしば手足が武器に変形していたり人間が入れないような隙間にいるのを職員に目撃されていますが、機械仕掛けの義手義足によるものと判明しています。また、摂取カロリーの燃費が悪いためか甘いものを好み、しばしば低体温を補うためにひなたぼっこをしているなどの行動が見られます。
なお"暗闇の中の異次元空間に自在に出入り出来る"、"NINJAの末裔である"、"新手のモン娘である"という事実はありません。

見た目や性質から"黒い子"、"影女""怪人""お化け""妖怪""亡霊""スレンダーウーマン""オートマタ""収容対象""収容違反""人型オブジェクト""トモえもん""山田 友子""まっくろくろこ""ダークマター""ニャルラトホテプ""ニャル子さん""這い寄る混沌"、"████"などの愛称で呼ばれています。また希望すればマスクを外してもらえます。本人の性格は到って温厚で、財団職員やその関係者には友好的です。

経歴: 2020年に「ヤマトモが女体化している」との通報があり、調査に当たったエージェントにより発見されました。この現象について「SCP-113 - "ジェンダースイッチャー"に触れてしまった」「女性っぽいパーツに変えただけ」「ヤマトモはガワのロボットで、中で操縦していた美少女が出てきただけ」などとまことしやかに噂されていますが、真相は闇の中です。
平時は要請を受ければ収容スペシャリストの代わりに災害現場で一時収容から各種サイトまでの移送任務を行い、災害発生時には機動部隊とともにオブジェクトの沈静化に従事します。

職員によるコメント:

わたしの名を言ってみろ! — 病居巴

  • ヤマトモちゃん!— 狭間研究助手
  • 研究対象。 — 黒瀬博士

追記: 彼女は特殊な電波を受信すると証言しており、ごく稀に たまに ときどき 頻繁に発作的に"ひとりごと"を叫ぶ 呟くことがあります14。彼女はひとりごとの内容についての記憶が失われるため、原因調査のため可能であれば記録し一覧にまとめてください。

トモエのひとりごとリスト:

  • 記憶にございません。 — 病居巴

新たなひとりごとを発し次第、適宜リストに追加してください。

病居 巴 (女体化ヤマトモ)
 画像出典/撮影:* 様 (Twitter ID: @YS92011102)
         写真の使用・掲載にあたり許可をいただいております。
 CC BY-SA 3.0
 https://twitter.com/YS92011102/status/1242819293470834689?s=20 に基づきます。


+ エージェント・ヤマトモの人事ファイル

このファイルは壊れています。


SCP-JP:

SCP-JP-J:

Tale-JP:


Anomalousアイテム:


サンドボックス:


黒瀬博士の人事ファイル ()

kurose2.jpg

黒瀬博士の研究室内の様子

名前: 黒瀬 智映(くろせ ちえ)

セキュリティレベル: レベル3 / クラスB

職務: オブジェクトの調査と技術転用、オブジェクト被害者の治療研究、植物系オブジェクトの管理、異常性除去手術、延命施術

専門: 植物学全般(特に植物生理学、遺伝学)、犯罪心理学、生体解剖学(天才的技術を持ち”ブラック・ジャック”と称される)

主な所在: サイト-81██、植物管理サイト-81██、自身の実験室

人物: 198█/10/31生まれ、身長173cm 体重62kg、後天性アルビノ症の女性です。赤い目は常に輝きが無く、真っ白な髪を肩下まで伸ばしています。オブジェクト被害者の治療と植物系のオブジェクトに高い関心を持ち、平時は植物園もとい樹海と化した自身の研究室で実験を行っています。物腰柔らかで常にはにかんでおり人当たりの良い、優しい性格の研究者です。

経歴: 20██年より財団のフロント企業に非財団職員として2年間勤めていましたが、その最中に調査が入り彼女の高い能力が明らかになりました。
彼女は20██年に発生した████市 集団失踪事件を解決し、現在SCP-███-JPとして収容されているオブジェクトの収容のために自らを犠牲にして数多くの住民たちを救い出しました。非現実的かつ勇敢な行いと評されていますが、SCP-███-JPの危険性を鑑みても犠牲者は最小限に抑えられていた評価されています。この他にも学生時代から、異常性オブジェクトや被害者の"治療手術"を行なっていたことが明らかになっており、数点の人型オブジェクトの無力化や被害者を治療したことについて関与を認めています。
これらの事実は財団の専門調査員によって明るみに出たものであり、彼女の公式の活躍は知られていません。彼女は重要人物として財団に保護されましたが、オブジェクトの解析能力は財団にとって有益になるものとし、財団の研究員として改めて雇用されました。

追記

  • 彼女に「異常性治療」等の話題を持ちかければ嬉々としてあなたの身体手術に協力してくれます。
  • オブジェクト被害者の無断の治療は研究の観点から禁止されており、手術に関わった場合、両名を謹慎処分に処します。
  • 異常性を持ったことで孤独となった財団職員にも、彼女は親身に対応してくれます。
  • カオスインサージェンシーの襲撃時に、両陣営の怪我人を治療し感謝状を贈られたという匿名の報告がありましたが、彼女は一切ひけらかしたり自慢したりすることをしないため、真偽は不明とされています。
  • 収容違反の警報が鳴った際に現場へ向かおうとするなど自己犠牲的な行動をします。
  • 上記のような緊急時には、もはや黒瀬博士を閉じ込めておくことはできません。彼女が犠牲になっても人を救おうとするでしょう。
  • 万物に愛されており、特に猫科・花粉・遷移金属への接触に対し深い愛情を持っているほか、甲殻類・瓜科植物・サバ類・柑橘類・真鍮・蕎麦・有機溶剤・ハウスダスト・蜂毒に対し重度な愛情を示します。
  • "医者が見放した瀕死のDクラス職員を救った"という噂がまことしやかに流れていますが、正確には"死んだDクラス職員を奇跡の施術で蘇生させた"が正しい情報です。

職員によるコメント:

  • あの時、黒瀬博士が近くにいなければ私はどうなっていたかわかりません。黒瀬さんには本当に感謝しています。 — ██博士
  • SCP-███-JP事件以降、黒瀬博士からのDクラス職員の使用願いは無制限に許可されるようになりました。なぜなら博士の下ではDクラス職員が死ぬことは絶対に無いからです。 — 倫理委員会
  • 以前はお世話になりました。命の恩人である貴方様に絶対の忠誠を誓います。 — エージェント・██
  • うそをつくな — 狭間研究助手

あらあらうふふ。 — 黒瀬博士


狭間 (元)研究員の人事ファイル ()

名前: 狭間 狛人(はざま はくと)

セキュリティレベル: レベル1/クラスE (※archive)

職務: 次元系SCiP研究 (※archive)

専門: 量子力学(他世界解釈、次元跳躍論)

所在: 並行世界

人物: 199█/02/16生まれ、身長172cm 体重61kg、短めの髪をワックスで軽いオールバックにしている男性でした。2020/04/01に自身の出身である第216番世界へ帰還されました。