いつかまた出会える事を祈って
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アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス Safe Neutralized
特別収容プロトコル

説明SCP-XXX-JPは██県██市██町に存在する2階建ての民家です。SCP-XXX-JPの異常性は16〜18歳の女性(以下、被験者と表記)がSCP-XXX-JPの内部へ侵入した際に発揮されます。第一段階に入ると被験者は暴力性が低下し昔の祖父との思い出を思い出します。第一段階から10分後SCP-XXX-JP内部のダイニングに食事が用意されます。配膳される食事は白米と味噌汁と被験者とサンマの塩焼きが用意されます。配膳された食事を完食した際ダイニングにドーナツが用意されます。第二段階から5分後SCP-XXX-JPは第三段階に入ります。第三段階では居間のテーブルの上に将棋が用意されます。駒は外部からいかなる干渉も受けていないにもかかわらず、移動し、1被験者の相手をします。第三段階から30分後被験者はSCP-XXX-JPを退出します。
補遺1:20██年█月██日SCP-XXX-JP内部に財団フロントに勤めるエージェント:█████が侵入しSCP-XXX-JPの異常性が消失しました。以下はエージェント█████へのインタビュー記録です。

対象:エージェント█████
インタビュアー:███博士
<録音開始>
███博士: どういう経緯でSCP-XXX-JPへ侵入したのですか
エージェント█████: いやこの建物を見た瞬間、昔を思い出して気が付いたら入っていたんですよ。
███博士: 侵入して何か違和感はありましたか
エージェント█████: あの人を思い出しました
███博士: あの人とは誰の事ですか
エージェント█████: ああ、すみません祖父の事です
███博士: その後何か起こりましたか
エージェント█████: 気付いたらご飯と味噌汁とサンマの塩焼きがダイニングに置いてあってなんだかあの…祖父を思い出すような味でした。で、食べきるとポチ袋にお菓子が入っていました
███博士: そのあと何かしましたか
エージェント█████: 居間で将棋をしましたなぜか駒が勝手に動いて、でもなぜかその時は違和感はありませんでした
███博士: SCP-XXX-JPを退出する際何か違和感はありましたか
エージェント█████: 扉を開けた瞬間「ありがとう、ごめんな」と聞こえたんです。その時も祖父の声にとても似…いや祖父の声でした
<録音終了>

私は幼い頃母を病気で亡くし、私が3歳の頃父がDVで逮捕されました。それで私は祖父の家に引き取られました。いつもご飯を作ってくれて、いつも遊んでくれてそんな毎日が幸せでした。でも祖父は認知症と癌を患ってしまいました。そして私はヘルパーと一緒に介護を手伝いました。そんな毎日に私はイライラし祖父のことを憎んでしまいました。とうとう祖父をあの人と呼ぶほどに。ある日一通のメールが届いてきました。「祖父が倒れて病院に救急搬送された」と。その瞬間祖父との思い出が鮮明に蘇りました。改めて自分はばかだなと思いました。祖父も余命半年と宣言されてしまいました。半年しか時間はないのかと思い知らせれました内心半年と聞いてホッとしていました。でも現実はあまりにも残酷で3ヶ月後祖父はまた倒れました。救急車に連絡しようと思いましたが。時すでに遅しでもう脈は止まり息をしていませんでした。その時は現実を受け入れられず混乱していました、でもようやく理解しました祖父は死んだんだと。私は気づいていました、祖父が私のために口座を作ってくれていたこと、親戚がみんな私のことを拒んでいたのに、祖父だけ受け入れてくれたことも、病院に搬送されようやく意識が戻った状態でも私を心配してくれていたことも。