SCP-2068-JP

アイテム番号:SCP-2068-JP

オブジェクトクラス:Safe

特別収容プロトコル:SCP-2068-JPはサイト2501の食堂の専用ロッカーに格納してください。Dクラス職員を用いて実験する際はレベル2以上の職員1名の許可を取ってください。

説明:SCP-2068-JPは猫の模様がプリントされている透明なコップです。特異性はSCP-2068-JPに液体が注がれた時に発生します。中に液体が注がれると内容物は全てカレーへと変化します。これまでの実験で水のほかに牛乳、海水、洗剤、塩酸を注いできましたが、どれもカレーになることがわかっています。具材はジャガイモ、ニンジン、豚バラ肉、玉ねぎで固定されています。SCP-2068-JPは財団の食堂にて、D-1721が使用しているコップに水が注がれて特異性が現れたことで発見されました。

実験記録2068-1

対象:D-1721

実験方法:SCP-2068-JP-Jの中に①牛乳②海水を注ぎ、内容物を摂取させる。

実験結果:①はミルクテイストのマイルドなカレーになった。②少し塩味の強いカレーになった。

付記: 後日D-1721に健康診断を受けさせたが特別異常はなく、健康であった。

分析:海水はともかく牛乳は普通に美味しそう。体調は崩してないから海水は無害化されているのだろう。-毒島博士

実験記録-2068-2

対象:D-6853

実験方法:SCP-2068-JP-Jの中に食用ではない液体(①食器用洗剤②塩酸)を注ぎ、内容物を摂取させる。

実験結果:①甘い香りのするカレーになった。D-6853曰く「少しまずい」とのこと。②少し刺激臭のあるカレーになった。D-6853曰く「下がひりひりする。美味しいけど…何入れたんだ!?」とのこと。

付記:後日D-6853に健康診断を受けさせた。結果、D-6853の胃の内部が少し荒れていた以外は特に異常はなく、健康であった。

分析:洗剤とか塩酸入れたら不味くもなるだろう。しかし非食用の液体しか入れてないのに少しまずいかヒリヒリする程度で済むのであれば、Dクラスに対する食料問題や世界における環境問題に役立つかもしれない。-毒島博士

補遺:今後もSCP-2068-JPの実験は継続して行われます。SCP-2068-JP内部の液体の成分が極力希釈されてカレーへと変化すると推測されるため、実験の結果次第では⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎原発の汚染水をSCP-2068-JPに入れて作ったカレーをDクラス職員の食堂にて提供する計画が立案される予定です。