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あ

SCP-XXX-JP。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは5m×5m×5mの部屋の中に収容されます。部屋の中は常に換気をし、空気中のアルコール濃度が上昇しないようにしてください。SCP-XXX-JPの監視は常に行われ、SCP-XXX-JPが活動を開始した場合、即座に担当職員に連絡してください。SCP-XXX-JPに関する実験、プロトコル・タイマンはレベル2以上の職員の管理下で行われます。

説明: SCP-XXX-JPは自我を持った内容量633mlのビール瓶です。██████製のビール瓶と同様に見えますが、銃火器等による攻撃にも耐えられる程の強度を持つため材質は不明です。SCP-XXX-JPは発声が可能ですが、どのような原理で発声を可能としているのかは分かっていません。SCP-XXX-JPと会話をした印象は総じて「酔っ払いと話しているようだ」と形容され、SCP-XXX-JPと長時間接することで多少の酩酊感を感じ、その際の血中アルコール濃度は0.16~0.30%程まで上昇します。
SCP-XXX-JPは1週間に1度戦闘を希望します。この際、SCP-XXX-JPの側面、底面から一般的な成人男性よりも発達した筋肉を持つ腕、脚が出現します。この腕や脚は破壊が可能ですが、非常に高い再生能力を持ちます。SCP-XXX-JPの戦闘の相手は1人が好ましいようであり、武装等を気にしている様子は確認されていません。戦闘の相手が約3時間が経過しても現れない場合、SCP-XXX-JPは暴れ出し、さらにSCP-XXX-JP付近の空気中のアルコール濃度が急激に上昇します。これらの性質により財団は収容施設の破壊等の被害を受けています。戦闘の相手が現れると、相手が戦闘を続行不能な状態になるまで戦闘が続行されます。現在までにSCP-XXX-JPとの戦闘で勝利した職員はいません。SCP-XXX-JPの手足は戦闘終了から30分程度で消滅し、元の状態に戻ります。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP内に入った液体です。この液体は摂取が可能であり、一般的なビールと成分などに相違は見られませんが、飲んだ者は総じて感想を「今まで飲んできた中で一番美味である」と形容します。SCP-XXX-JP内のSCP-XXX-JP-1はどんなに流失しても一定量を保ちます。

SCP-XXX-JPは戦闘が終了するとどこかからガラス製の内容量250mlのコップを取り出し、自ら蓋1を開けSCP-XXX-JP-1をコップに注ぎ、自身の戦闘相手に与えます。これを飲んだ人間の外傷は即座に回復し、身体能力の向上などが見られます。対象が死亡していた場合変化は見られません。SCP-XXX-JP-1の摂取は自らの意思で拒否することが可能です。

SCP-XXX-JPは██県██市にある倉庫で暴走している所を発見、収容されました。この際、空気中のアルコール濃度は[データ削除済]を上回っており、暴走していたSCP-XXX-JPが倉庫にあった機械を破壊したことにより火花が発生し、大規模な爆発が発生しました。機動部隊は█名が死亡、3名が重軽傷を負うなどの被害を受けました。目撃者には、Aクラス記憶処理が施され、カバーストーリー「火事」が流布されました。SCP-XXX-JPは機動部隊と交戦後、怪我を負った隊員にSCP-XXX-JP-1を与え、「死んでしまった隊員へ罪滅ぼしをしたい」と、自主的に収容されました。

インタビュー記録XXX-JP-日付:20██/10/25

対象: SCP-XXX-JP
インタビュワー: D-████
付記: D-████は過去に1█回SCP-XXX-JPと戦闘を行っており、SCP-XXX-JPはD-████に好感を持っている。
D-████にはあらかじめインタビュー内容を記載した紙を渡しており、インタビューはそれに沿って進行する。
<記録開始>

D-████: あー。じゃあ始めます。

SCP-XXX-JP: うぃー。いつでもいいぞぅ。

D-████: えーと…じゃあ、あなたはどのようにして生まれたのですか?

SCP-XXX-JP: そんな硬っ苦しい口調はやめろよぅ。俺とお前の仲じゃねぇか。

D-████: 質問に答えろ。

SCP-XXX-JP: わかったわかった。父ちゃんと母ちゃんが発酵し合ってできたのが俺さ。

D-████: 真面目に答えろ。

SCP-XXX-JP: 俺にも言いたくないことはあるんだぜ?それともそのまま俺にそれを聞いてぶん殴られたいか?

D-████: …わかった。じゃあ何故お前は戦いたがるんだ?

SCP-XXX-JP (笑いながら)酔っ払いの喧嘩なんざそれほど珍しいもんでもねぇだろ?まぁ俺が喧嘩が好きなだけだがな。

D-████: じゃあ…何故お前の中身は無くならないんだ?

SCP-XXX-JP: そうあれとカミサマが作ったからじゃねぇのか?そこん所は俺もよく分からねぇんだ。

D-████: わかった。質問は以上だ。では…

SCP-XXX-JP: 兄ちゃん、俺から1つだけいいか?

D-████: なんだ?

SCP-XXX-JP: 俺を1█回程飲んだが、体の調子はどうだ?

D-████: ああ。何だか身体能力が上がっている気がするな。これならお前にも負けないかもしれねぇな。

SCP-XXX-JP: …そういう事じゃねえよ。

D-████: …なに?

SCP-XXX-JP: 皮膚が硬くなったり、傷の治りが早くなったりしてねぇか?

D-████: 何故…それを

SCP-XXX-JP: そいつは重畳。おめでとう!同胞よ!

D-████: どういうことだ!答えろ!

SCP-XXX-JP: 順調だ!お前は5本目になれるかなあ!ガハハ!

<記録終了>

その後、D-████が極度の興奮状態に陥ったためインタビューは中止されました。

後日、SCP-XXX-JP-1に財団が把握していない異常性があると考えられたため、Dクラス職員を用いた実験が行われました。この実験によりSCP-XXX-JP-1の新たな異常性が判明しています。

実験記録XXX-JP-日付:20██/10/28

対象: D-3658

実施方法: D-3658にSCP-XXX-JP-1を与える。摂取量は無制限とする。2

実験の経過: D-3658に内容量700mlのジョッキに注がれたSCP-XXX-JP-1が与えられる。D-3658は最初は喜んでそれを摂取していたが、4杯目を摂取した時から頭痛や成長痛のような痛みを訴え始める。██博士はSCP-XXX-JP-1の摂取の続行を命じると、D-3658は理解不能な事を話す。博士が平易な言葉で再び伝えると、D-3658は摂取を再開する。
D-3658が6杯目を摂取している途中で苦しみ始める。D-3658の体が透明になっていき、SCP-XXX-JPのような容姿に変化する。変化が収束した後にD-3658に話しかけるが、反応を示さない。博士は見張りを行っていた職員3人にD-3658の終了を命じる。D-3658は被弾してもダメージを受けている様子はない。D-3658の被弾した部分は即座に再生を開始する。その後、D-3658は職員3人を殺害し、笑い声を上げながら脱走する。現在もD-3658の行方は分かっていない。

分析: 恐らくSCP-XXX-JPが望んでいることはSCP-XXX-JP-1により生物を変質させ自らを増やすことなのだろう。SCP-XXX-JPはD-████を「5本目」と呼んでいた。SCP-XXX-JPが他にも存在するということは考慮するべきだろう。私はSCP-XXX-JP-1の摂取の無期限に停止することを推奨する。- ██博士

この実験以降、プロトコル・タイマンが用いられた際のSCP-XXX-JP-1の摂取は禁止されています。

補遺: 倉庫内のSCP-XXX-JPが保管されていたと思われるワインセラーに、██ ██と個人名が記載されていました。倉庫の管理者の名前と一致しなかったため、調査を行ったところ、██ ██は1ヶ月前から行方不明となっていた男性だと判明しました。SCP-XXX-JPとの関連性を現在調査中です。