Bamboonの竹林

ワシ!!! ウサギ!!

評価: 0+x
あ

 SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の低危険度物品保管ロッカーに収容されます。SCP-XXX-JPを用いた実験を行う場合はレベル4以上の職員2名以上の許可を得た上で行ってください。

SCP-XXX-JP-1は精神状態を考慮し植物や動物の存在しないサイト-81██の施設へ隔離されます。

説明: SCP-XXX-JPは植物由来のカプセルの中に██種類の樹液、██種類の動物の体液、薬品、[データ削除済]が充填されたカプセル剤です。SCP-XXX-JPは服薬され数が減少しても未知の方法で補充されるため無くなることはありません。

う

 SCP-XXX-JP-1から見たカツラ(Cercidiphyllum japonicum)のイメージ画像

SCP-XXX-JPを服薬した人間(以降SCP-XXX-JP-1と表記)は植物は眼球、口部を備えた顔、多彩な樹皮の色、声を持ち、動物が人間の言葉を用いると認識するようになります。この異常性はいかなる方法を用いても除去は不可能です。

SCP-XXX-JP-1は植物の外見をとても醜いものと主張し、それを嫌悪する傾向にあります。また、植物、動物が自分に対して敵対的な態度を見せていると認識します。

インタビュー記録XXX-JP

付記: D-XXXにSCP-XXX-JPを服薬させ、施設内の植物、動物が複数存在する庭を10分間散歩させた後にその際の様子についてインタビューを行った。

<記録開始>

植田博士: それではインタビューを開始します。

D-XXX-1: [ため息をつく]ああ。

植田博士: 随分とお疲れの様子ですね。

D-XXX-1: そりゃ10分間も悪口を言われ続けたら疲れるに決まってるよ。

植田博士: 悪口を言われたのですか。どんな悪口ですか?

D-XXX-1: ……どうしても言わなきゃダメか?それ。

植田博士: ええ。お願いします。

D-XXX-1: 分かったよ…….。

植田博士: ありがとうございます。

D-XXX-1: 庭に出てまず最初にあの木に「クソ野郎」って言われたよ。最初は無視してたんだがそれでいい気になりやがって全然やめねえんだ。それでついカッとなって言い返したんだ。そしたら…….。

植田博士: そしたら?

D-XXX-1: あの野郎、俺に「人殺し」っていいやがった。俺の事情も知らねぇで…….。お前ら、あのクソ木に俺のこと言ってねぇだろうな?

植田博士: 言うも何も、我々は木とは話せませんので。

D-XXX-1: [舌打ちをする]そうかよ。

植田博士: 他には、何か言われましたでしょうか。

D-XXX-1: ああ。あんまり腹が立ったもんだからあの木の所から離れたんだ。そしたらウサギがこっちに来たんだ。可愛いと思って触ろうとしたら「触んじゃねぇよ」って…….。

植田博士: それは…….辛いですね。

D-XXX-1: ああ…….。俺ウサギ好きだったもんだからトラウマになりそうだよ…….。

植田博士: その後も何か言ってきましたか?

D-XXX-1: 俺の周りを飛び跳ねながら「ノロマ」 「ポンコツ」 「カス」とか…….。それでまた腹が立って…….監視員が見てない間にウサギを軽く蹴ったんだ。

植田博士: それで?

D-XXX-1: そしたらすごい苦しそうなうめき声を上げて…….。泣き声みたいなのも聞こえてきて、何か罪悪感が湧いてきたから謝ったんだ。でも。[黙る]

植田博士: どうしましたか?

D-XXX-1: あぁ悪い。あの時のことを考えてたんだ。

植田博士: 何か言われたのですか?

D-XXX-1: ああ。あいつ、俺を見ながら「結局変わらないか」ってため息混じりに…….。

植田博士: それは一体どういうことでしょうか?

D-XXX-1: 分からねえ。俺はウサギを飼ってたこともないしここでウサギを見たのもあの時が初めてだった。

植田博士: なるほど。それについて少々調査をしてみるとします。情報提供、ありがとうございました。

D-XXX-1: 役に立てたなら良かったよ。

植田博士: ではそろそろインタビューを終わろうと思いますが言いたいことはありますか?

D-XXX-1: あぁ…….。

植田博士: ありますか?

D-XXX-1: …….みんな、俺を罵ってきた。俺を見下すような目で見ながら。だけど…….。

植田博士: はい。

D-XXX-1: その中に少しだけそうじゃない奴らがいたんだ。

植田博士: そうじゃない奴ら?

D-XXX-1: 俺を罵ったりせずに、目を閉じてる木とか、庭の隅でじっとしてる動物がいたんだよ。

植田博士: なるほど。

D-XXX-1: 俺、それで気になって、近づいてみたんだよ。そしたらあいつら、泣いてた。

植田博士: 泣いていた?木や動物がですか?

D-XXX-1: あぁ。まるで泣いてるみたいな声出してさ、震えてるようにも見えたんだ。

植田博士: [黙る]

D-XXX-1: それで、よく聞いてみるとそいつら、何かボソボソ呟いてるんだよ。俺、耳をすましてそれを聞いてみたんだ。

植田博士: 何と、言っていたんですか?

D-XXX-1: 「忘れないで」って。

植田博士: …….ありがとうございます。それについても調査を行っていこうと思います。それではインタビューを終了します。お疲れ様でした。

<記録終了>

この後も複数のDクラス職員にD-XXX-1と同様のことを行い、インタビューを行いましたが全てのDクラス職員の証言はD-XXX-1の証言と概ね一致しました。それらの証言を元に調査が進められていますが、詳細は未だ不明です。

補遺: 実験XXX-JP-2の最中にSCP-XXX-JP-2が植物や動物達が「地震が来る」と発言していると報告しました。そしてその14秒後に地震が発生しました。このことから植物や動物達は地震などの自然災害を事前に察知することができるのではないかと考えられており、SCP-XXX-JPを定期的にDクラス職員に服薬させ、自然災害による収容違反等の被害を防ぐという試みが行われています。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

職員コード
パスワード

ここまで

使用した画像

https://commons.m.wikimedia.org/wiki/File:Cercidiphyllum_japonicum1.jpg#mw-jump-to-license


https://pixabay.com/ja/目-アイリス-瞳孔-ビジョン-眼球-まつげ-ビュー-3221498/


https://pixabay.com/ja/金髪-タオル-肖像画-グラマー-化粧-女の子-感情-幸福-歯-2094172/

カプセル剤
https://pixabay.com/ja/錠剤-ゲルカプセル-医学-健康-治療-薬剤-ビタミンサプリメント-3069032/


べ

 SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは5m×5m×5mの収容室に収容されます。担当職員以外が収容室に入室することは許可されておらず、担当職員も必要が無い場合は入室してはいけません。現在SCP-XXX-JPを用いた実験は禁止されています。担当職員が収容室に入室する場合、十分なカウンセリング、身体検査を受け、問題がないことを確認してから入室してください。

説明: SCP-XXX-JPは度無しのレンズがはめ込まれた黒いフレームの眼鏡です。

SCP-XXX-JPは自身を中心とする直径約5mの円の内部に身体的、物理的な要因により不快感を覚えている人物(以降SCP-XXX-JP-1と表記)が侵入してくると、その人物の元に転移します。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPが転移してくると、SCP-XXX-JPを着用したいという衝動に駆られます。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPを着用している間、自分ではない人物の視界を獲得することができます。この視界の持ち主の行動は共通して人間を殺害することであり、殺害方法、殺害現場は毎回変化します。5SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPを外すと、この視界は失われます。再び着用してもSCP-XXX-JP-1がこの視界を獲得することはできません。これまでにSCP-XXX-JP-1から報告された殺害現場の様子などを元にそのような殺人事件があったかどうかなどの調査が行われていますが、該当する事件の発生は確認されていません。

SCP-XXX-JPを着用した後のSCP-XXX-JP-1は総じてポジティブな思考を持つようになります。以前であればショックを受けるようなことが発生してもポジティブな状態を保ちます。他者に対しても非常に好意的な行動を取ります。さらに自身の様々な能力を向上させるために努力をする傾向も見られ、全てのSCP-XXX-JP-1には何かしらの能力の向上が見られます。

SCP-XXX-JPは██県██町で「友人が落ちていた眼鏡をかけた後に様子がおかしくなった」という警察への通報により警察署内に潜伏していたエージェントの興味を引き、その後現場に向かったエージェントにより確保されましたが、その後SCP-XXX-JPの効果範囲内に侵入してきた男性の元へ転移、男性はこれを着用しました。約4分後男性はSCP-XXX-JPを外したため、SCP-XXX-JPは即座に確保、収容されました。その後の調査により一方の男性は鬱病であり、もう一方の男性は直前に財布が盗まれていたことが判明しました。

これらの結果を受け、SCP-XXX-JPは身体的、物理的に不利な状態にある人物の元に転移するのではないかと仮定され、実験が行われました。

実験記録XXX-JP-1

日付: 20██/10/28

被験者: D-8456

実施方法: D-8456をSCP-XXX-JPに最も近い位置に配置し、指の骨を折る。

結果: SCP-XXX-JPは問題なくD-8456の元に転移した。

報告された殺害方法: 鈍器による撲殺。

実験記録XXX-JP-2

日付: 20██/10/31

被験者: D-3621

実施方法: D-3621をSCP-XXX-JPに最も近い位置に配置し、D-3621が大切にしているコップを破壊する。

結果: SCP-XXX-JPは問題なくD-3621の元に転移した。

報告された殺害方法: ロープを用いた絞殺。

実験記録XXX-JP-5

日付: 20██/11/03

被験者: D-5030

実施方法: D-5030をSCP-XXX-JPから最も近い位置に配置し、D-5030が不要だと報告した本を破る。

結果: SCP-XXX-JPは転移しなかった。

実験記録XXX-JP-7

日付: 20██/11/08

被験者: D-1028

実施方法: D-1028に目隠しをして、SCP-XXX-JPに最も近い位置に配置し、D-1028が大切にしている写真立てを破壊する。

結果: SCP-XXX-JPは転移しなかった。

これらの結果からSCP-XXX-JPが転移する条件にはSCP-XXX-JP-1が不快感を覚えていることが含まれると判明し、特別収容プロトコルが改定されました。

インタビュー記録XXX-JP

付記: D-84566は最初にSCP-XXX-JPの収容を担当した職員です。また、SCP-XXX-JP-1の中でも最も著しく忠誠度が上昇しており、様々な功績を上げています。

<記録開始>

██博士: それではインタビューを開始します。

D-8456: よろしくお願いします。

██博士: お久しぶりですね、D-8456。あなたのご活躍は耳にしていますよ。

D-8456: ありがとうございます。これからも皆さんのために頑張りたいと思います。

██博士: 随分と言葉遣いが丁寧になりましたね。見違えるようです。

D-8456: (笑い声)ありがとうございます。そろそろ本題に入られてはどうですか?

██博士: おっと、そうですね。では、あなたはSCP-XXX-JPで何を見たんですか?改めて報告をお願いします。

D-8456: はい。男性が、殴り殺される様子が見えました。

██博士: それを見て、あなたはどう思いましたか?

D-8456: (10秒間沈黙)

██博士: どうしましたか?

D-8456: ……はい。言ってもいいのか分かりませんが……

██博士: どうぞ。

D-8456: こいつは自分よりも下だな、と思いました。

██博士: ……というと?

D-8456: 私はあの時いつ自分が死ぬのか、といつも不安に思っていました。そんな時です。あの眼鏡の収容を担当したのは。殺されると思いました。指の骨を折られて、ああ、私はここで殺されるんだ、と思いました。そしたらあの眼鏡が私の元に。

██博士: なるほど……

D-8456: 眼鏡をかけて、あれを見て思いました。私は生きている。こいつは今殺されている。ああ、自分よりも下だ。自分は恵まれている、と思ったんです。

██博士: 殺される男性を見てかわいそうなどとは感じませんでしたか?

D-8456: ……全く感じませんでした。

██博士: なるほど……では、その女性は実際に殺されているのか、それは分かりますか?

D-8456: ……はい。実際に殺されていると思います。

██博士: なぜそう思うのですか?

D-8456: 分かりません……ですが、なんだかそんな感じがするんです。

██博士: ……そうですか。

D-8456: お願いします。今はそんなこと思っていません。あの時はどうかしていたんてす。見捨てないでください。

██博士: 大丈夫です。あなたは頑張っている。それはみんな知っています。落ち着いてください。

D-8456: そうですよね。良かった。

██博士: 大丈夫ですか?どうしましたか?

D-8456: そう、今はそんなこと思っていないんです。

██博士: と、いいますと?

D-8456: 私は仕事柄、いつ死んでもおかしくないと思うんです。

██博士: …..まあ、危険な仕事ですので。

D-8456: 私もあいつと同じなんじゃないか。ただ少しあいつより長く生きれるだけで、あいつよりも酷い死に方をするんじゃないかって!たまに思うんです!どうすればいい?どうすればいいんでしょうか!(息を切らす)

██博士: 落ち着いてください!そんなことはありません!事実あなたは今まで上手くやってきたではないですか。大丈夫です。落ち着いてください。

D-8456: そうですね。ありがとうございます。

██博士: 落ち着いたようで良かったです。

D-8456: 私、これからも頑張ります!よろしくお願いします!

██博士: はい、頑張ってください。では、インタビューを終了します。

<記録終了>

他のSCP-XXX-JP-1にも同様のインタビューを行った結果、D-8456と同様の回答をしました。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1の価値観を一時的に変質させると考えられていますが、D-8456の事例の様に更なる精神の変質が発生する可能性から、SCP-XXX-1の精神状態には十分注意し、異常が生じた場合は竹林博士に報告してください。

追記: D-8456にSCP-XXX-JPを着用させてから1年後、D-8456が自室で自殺している状態で発見されました。D-8456にはしばしば不安定な様子に確認されていましたが業務への支障はなかったため問題はないとされていました。D-8456は遺書を残していました。以下の文章は残されていた遺書です。

あんなふうになりたくなかった
だからがんばった
いつもえがおでしごともがんばった
でももうつかれた
もううそはつけない

D-8456の自殺から3日後、D-3621が自室で自殺している状態で発見されました。これもまたD-3621がSCP-XXX-JPを着用してから1年後に発生しています。その後もSCP-XXX-JPの実験に用いられたDクラス職員が実験から1年後に相次いで自殺をしました。このうちのいくつかはD-8456の遺書の内容と同様の内容のものを残していました。

このことからSCP-XXX-JPにはSCP-XXX-JP-1を自身を着用させてから1年後に自殺させる作用があると考えられています。そのためSCP-XXX-JPを用いたこれ以上の実験は禁止されましたが、SCP-XXX-JP-1となったDクラス職員の勤務態度の改善、任務の成功率の大幅な向上を踏まえ、難易度の高い任務が発生した時のみ勤務態度の悪いDクラス職員数名を選抜しSCP-XXX-JP-1とする、デリジェンス・プロトコルが制定されました。

1年後に自殺するというのを分かっていてこのデリジェンス・プロトコルを行うということに抵抗のある職員もいると思う。だが、すぐに死にかねない無能を1年間有効に生かすことができる。これは財団にとって非常に有益な事だ。どうか理解して欲しい。- ハマーシュタイン博士

さかな

 SCP-XXX-JP-J-1に相手にされなかった██博士。

アイテム番号: SCP-XXX-JP-J

オブジェクトクラス: Moter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Jの影響は全世界に拡大しつつあります。これ以上の被害の拡大を防ぐため、SCP-XXX-JP-J-1を発見した場合は即座にSCP-XXX-JP-J-1の思考を否定してください。また、SCP-XXX-JP-Jに関する情報の報道規制なども怠らないようにしてください。

説明: SCP-XXX-JP-Jは感染性を持った「顔がよければ良い」、「内面よりも顔が重要」などといった危険思考です。SCP-XXX-JP-Jは主に曝露者(以降SCP-XXX-JP-J-1と表記)の恋愛に対する思考に影響を及ぼします。全てのSCP-XXX-JP-J-1は性格に対しては目を瞑り、顔のみを判断基準として恋愛対象を選択します。しかし、全てのSCP-XXX-JP-Jは「見た目よりも内面が大切」などという趣旨の発言を頻繁に行います。実際にはそのようなことを思っていないにも関わらずこの発言をするという矛盾は我々には理解できません。

SCP-XXX-JP-Jに関する情報を聞いた殆どの人物はSCP-XXX-JP-J-1として活動を開始します。ごく稀にSCP-XXX-JP-J-1とならない人物も存在しますが、原因は判明していません。

SCP-XXX-JP-Jの影響により、顔が平均より劣っている人物と恋愛関係に発展する人物が減少しており、それにより急激な少子化が発生しています。このままSCP-XXX-JP-Jが促進すると、地球上から人間が消えてしまう可能性があるため、SCP-XXX-JP-Jには完全破壊命令が出されています。モテたい

我々は絶対に負けてはいけない。SCP-XXX-JP-J-1に相手にされなくても気にしてはいけない。人間は中身だ。泣くな。中身が大切なんだ。- O5-█

これ以降何も考えてない