Bamboonの竹林
書く気があるやつ
ぬらり

 SCP-XXX-JP-A、または似た個体を描いたと思われるもの

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはそれぞれ個体ごとの大きさに見合った収容室に収容されます。SCP-XXX-JPが暴れだした場合、読経や御札等を用いて沈静化してください。

説明: SCP-XXX-JPは異常生物群の総称です。SCP-XXX-JPの全ての個体の外見は日本の伝承である「妖怪」に酷似しています。SCP-XXX-JPは自身が行った一般的に「悪」とされる行為を最も近い位置に存在していた人間が行ったものである周囲の人間の認識を改変します。この際認識が改変されないのはSCP-XXX-JP、対象となった人間のみです。この認識改変はSCP-XXX-JPの異常性を認知することで回避が可能です。SCP-XXX-JPはこれを利用し認識の改変を防いでいると考えられています。SCP-XXX-JPには戦闘能力の高い個体、戦闘の意思を示さない個体等、様々な個体が存在します。全てのSCP-XXX-JP個体は読経や御札等に怯むという共通点を持ちます。

SCP-XXX-JPは2018年12月31日の深夜に福岡県福岡市に出現しました。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JPを目撃した住民からの「おかしな仮装をした集団が歩き回っている」という通報からその存在を確認されました。この通報を受け財団は直ちに機動部隊い-1("陰陽師")を派遣し、SCP-XXX-JPの収容を図りましたが、SCP-XXX-JPの異常性により機動部隊はSCP-XXX-JPの発生の原因は周囲に存在する一般市民だと認識してしまい、SCP-XXX-JPの収容作戦は難航しました。しかし、捕えられた一般市民全てが自分のせいではないと否定を続けたため、これはSCP-XXX-JPの異常性によるものではないかと仮説が立てられました。その後SCP-XXX-JPは消失したため機動部隊は撤退し、隊員全員にSCP-XXX-JPの異常性の仮説、一般市民には危害を加えないよう伝えました。翌日の同時刻にSCP-XXX-JPが再び出現し、再度収容作戦が行われました。その結果、ほとんどの隊員はSCP-XXX-JPの影響を受けず、その後3名の死傷者を出すも全てのSCP-XXX-JPの収容に成功しました。その後、SCP-XXX-JPにはリーダー格である個体が存在していることが判明し、この個体はSCP-XXX-JP-Aと指定されました。

インタビュー記録XXX-JP-1

実施日時: 2019/01/02

<記録開始>

鳥山博士: それではインタビューを開始します。

SCP-XXX-JP-A: [黙って頷く]

鳥山博士: まず、あの時周りに起こっていたことはあなた方によるものだということでよろしいでしょうか?

SCP-XXX-JP-A: うむ。

鳥山博士: では、何故あのようなことを?

SCP-XXX-JP-A: 何故…..?何故だと?貴様ら人間がそれを言うか。

鳥山博士: 我々が何かしたのでしょうか?

SCP-XXX-JP-A: 貴様…..まあよい、所詮は愚かな人間のことだ。自分達が犯した罪の重さすら理解出来なくとも無理はないか。

鳥山博士: 教えてはいただけないでしょうか?

SCP-XXX-JP-A: [鼻を鳴らす]自分で考えるんだな。

鳥山博士: そうですか、では、あなた方のその力は先天的なものですか?それとも後天的なものでしょうか?

SCP-XXX-JP-A: 後に習得した術だ。

鳥山博士: どのように習得したのか、それを教えていただけませんか?

SCP-XXX-JP-A: 人間には到底耐えることのできぬ、過酷な修行の末に手に入れたものだ。教えても無駄だろうさ。

鳥山博士: そうですか…..では話す気になったらぜひよろしくお願いします。

SCP-XXX-JP-A: [無視する]

鳥山博士: あ、そうだ。お名前などはありますでしょうか?

SCP-XXX-JP-A: 名か。ぬらりひょんだ。

鳥山博士: ぬらりひょんですか。

SCP-XXX-JP-A: うむ。我こそ妖怪の総大将、ぬらりひょんである。

鳥山博士: 了解しました。ではインタビューを終了します。

<記録終了>

このインタビュー終了後、SCP-XXX-JP-Aが部屋の中で記録を行っていた2名の職員に襲い掛かりました。即座にその場にいた職員全員によって取り押さえられたため、2名の職員に怪我はありませんでした。SCP-XXX-JP-Aはこの行動の理由を「馬鹿にされた」からだと供述していますが、2名の職員はゲームの話をしていただけだと報告しており、それは鳥山博士も確認しています。SCP-XXX-JP-Aは理由をでっち上げて職員に襲い掛かったことから、より厳重な収容体制が取られました。

インタビュー記録XXX-JP-2

付記: このインタビューはSCP-XXX-JP-AがSCP-XXX-JPが発生した理由を供述する意向を示したため行われました。前回の事案を考慮し、SCP-XXX-JP-Aは椅子に拘束された状態でインタビューが行われました。

<記録開始>

鳥山博士: それではインタビューを開始します。

SCP-XXX-JP-A: ああ。

鳥山博士: 理由を話していただけるそうですが、何かありましたか?

SCP-XXX-JP-A: そういう訳では無い。話してやろう。だが、こちらにも要求がある。

鳥山博士: 何でしょうか?

SCP-XXX-JP-A: あの2人に、自分の発言について我に謝罪をさせろ。

鳥山博士: 謝罪?あの2人はゲームの話をしていただけでは?何故謝罪の必要が?

SCP-XXX-JP-A: いいから!謝罪をさせろと言っておるのだ![声を荒らげる]

鳥山博士: …..了解しました。

SCP-XXX-JP-A: なら良いのだ。[息を切らす]

鳥山博士: では理由を話していただけますでしょうか。

SCP-XXX-JP-A: ああ。この話は貴様らがこの世に生れ落ちる前にまで遡る。貴様も大昔妖怪が悪事を働いていたことは知っているな?

鳥山博士: 妖怪…..はい。

SCP-XXX-JP-A: あれは妖怪のごく一部のみが行っていたことだ。我々のような大人しい妖怪は人目を忍びひっそりと暮らしていた。だが…..だが人間共はそれすら許してはくれなかった。

鳥山博士: というと?

SCP-XXX-JP-A: 日常で起こる自分達にとって不利益なことを我々妖怪のせいにしだしたのだ。確かに悪事を働く仲間もいた!だが、大人しく暮らしていた我々まで悪事を働く妖怪とするとは何事か!

鳥山博士: つまり、あなた方は何もしていないのに人々の憎悪の対象になってしまったと?

SCP-XXX-JP-A: そうだ。だか、幸いにも退治されるのは大それた悪事を働く妖怪ばかり。我々は何とか難を逃れていた。

SCP-XXX-JP-A: そして我々は、これはしょうがない、人間共は弱い存在だから、と割り切るようになっていた。…..そうでもしなければやっていれなかった。自分達を納得させようとしていたのだ。

鳥山博士: …….はい。

SCP-XXX-JP-A: だがそんな日々も突然終わりを告げる。この日本が近代化を遂げることで我々妖怪の存在は非科学的であると断定され、妖怪は伝承となった。

鳥山博士: 今度は存在そのものを消されてしまったのですか。

SCP-XXX-JP-A: ああ。だが、それは良かった。元々妖怪というのは平穏を好む。存在が抹消されるということは、つまりもう干渉されないという事だ。

鳥山博士: なるほど…..。

SCP-XXX-JP-A: だが、またしても人間共は我々を陥れたのだ。

鳥山博士: え?再び我々はあなた方を迫害し始めたと?

SCP-XXX-JP-A: …..やはり分かっていないのか。

鳥山博士: はい、申し訳ありません。

SCP-XXX-JP-A: 忘れもしない…..2013年、7月11日のことだ。

鳥山博士: ……その日に何かありましたでしょうか?私の記憶では思い当たらないのですが…..。

SCP-XXX-JP-A: その日、妖怪うおつちなるものが現れた。

鳥山博士: 妖怪うおつち…..?

SCP-XXX-JP-A: あれはまるで流行病のように広まり、童達は皆あれに勤しんだ!再び全てを妖怪のせいにしだしたのだ。何が「妖怪のせいなのね」だ!巫山戯るな!

鳥山博士: あっ、妖怪ウォッチのことですか。

SCP-XXX-JP-A: 一度我々の存在を忘れたのではないかと期待させておいて、再び我々をどん底に突き落とす、これが人間のやることか!我々は人間共を深く憎んだ。昔とは比べ物にならぬ程にな。

鳥山博士: それで修行を始めたと?

SCP-XXX-JP-A: うむ。山奥の人間共が立ち入らぬ場所に結界を張り、人間共を憎む仲間を集めて修行を行った。それはそれは厳しく辛いものだった。だか、皆人間共に一泡吹かせてやると誰一人諦めることは無かった。今度は我々が人間のせいにしてやる番だ、とな。

鳥山博士: 修行はいつ頃終わったのでしょうか?

SCP-XXX-JP-A: 2018年の12月上旬頃だ。その頃には全員が術を習得した。そして、それは大晦日に決行されたのだ。

鳥山博士: 作戦は失敗に終わってしまいましたが、再び決行するつもりはあるのでしょうか?

SCP-XXX-JP-A: は?失敗?作戦は概ね成功したぞ?

鳥山博士: え?でもあなた方の全員が我々に捕まってしまいましたが。

SCP-XXX-JP-A: よいか?貴様らは31日に我々を逃したな?

鳥山博士: はい。

SCP-XXX-JP-A: あれは何故だと思う?我々はもう少し暴れることができたのではないか、とは思わんか?

鳥山博士: 確かに…..何故でしょうか?

SCP-XXX-JP-A: 確認だ。

鳥山博士: 確認?

SCP-XXX-JP-A: 妖怪うおつちとやらを作った「れべるふあいぶ」なる者達が存在するのがあの地であることは確認済みだ。残念なことに発見には至らなかったが。

鳥山博士: つまり?

SCP-XXX-JP-A: 我々はあの後、童達のいる家を覗いて回った。するとどうだ!誰も妖怪うおつちで遊んでおらぬ!我々の恐怖が、人々に妖怪うおつちをさせなくしたのだ!これを成功と言わずなんと言う!

鳥山博士: あの…..

SCP-XXX-JP-A: ん?何だ?

鳥山博士: その、妖怪ウォッチですが。

SCP-XXX-JP-A: ああ。

鳥山博士: もう、ブームは終わっていまして…..。

SCP-XXX-JP-A: …..えっ。

鳥山博士: もう遊んでいる人はかなり少ないかと…..。

SCP-XXX-JP-A: えっ。

鳥山博士: はい。

SCP-XXX-JP-A: [言葉を失う]

鳥山博士: あー…..それでは、インタビューを終了します…..。

SCP-XXX-JP-A: はい。

<記録終了>

その後、SCP-XXX-JPの全個体はやる気を失ったような状態となり、財団の収容にも抵抗しなくなりました。このことからSCP-XXX-JPの脅威度は低下したとして、オブジェクトクラスがSafeに変更されました。


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べ

 SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは5m×5m×5mの収容室に収容されます。担当職員以外が収容室に入室することは許可されておらず、担当職員も必要が無い場合は入室してはいけません。現在SCP-XXX-JPを用いた実験は禁止されています。担当職員が収容室に入室する場合、十分なカウンセリング、身体検査を受け、問題がないことを確認してから入室してください。

説明: SCP-XXX-JPは度無しのレンズがはめ込まれた黒いフレームの眼鏡です。

SCP-XXX-JPは自身を中心とする直径約5mの円の内部に身体的、物理的な要因により不快感を覚えている人物(以降SCP-XXX-JP-1と表記)が侵入してくると、その人物の元に転移します。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPが転移してくると、SCP-XXX-JPを着用したいという衝動に駆られます。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPを着用している間、自分ではない人物の視界を獲得することができます。この視界の持ち主の行動は共通して人間を殺害することであり、殺害方法、殺害現場は毎回変化します。7SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JPを外すと、この視界は失われます。再び着用してもSCP-XXX-JP-1がこの視界を獲得することはできません。これまでにSCP-XXX-JP-1から報告された殺害現場の様子などを元にそのような殺人事件があったかどうかなどの調査が行われていますが、該当する事件の発生は確認されていません。

SCP-XXX-JPを着用した後のSCP-XXX-JP-1は総じてポジティブな思考を持つようになります。以前であればショックを受けるようなことが発生してもポジティブな状態を保ちます。他者に対しても非常に好意的な行動を取ります。さらに自身の様々な能力を向上させるために努力をする傾向も見られ、全てのSCP-XXX-JP-1には何かしらの能力の向上が見られます。

SCP-XXX-JPは██県██町で「友人が落ちていた眼鏡をかけた後に様子がおかしくなった」という警察への通報により警察署内に潜伏していたエージェントの興味を引き、その後現場に向かったエージェントにより確保されましたが、その後SCP-XXX-JPの効果範囲内に侵入してきた男性の元へ転移、男性はこれを着用しました。約4分後男性はSCP-XXX-JPを外したため、SCP-XXX-JPは即座に確保、収容されました。その後の調査により一方の男性は鬱病であり、もう一方の男性は直前に財布が盗まれていたことが判明しました。

これらの結果を受け、SCP-XXX-JPは身体的、物理的に不利な状態にある人物の元に転移するのではないかと仮定され、実験が行われました。

実験記録XXX-JP-1

日付: 20██/10/28

被験者: D-8456

実施方法: D-8456をSCP-XXX-JPに最も近い位置に配置し、指の骨を折る。

結果: SCP-XXX-JPは問題なくD-8456の元に転移した。

報告された殺害方法: 鈍器による撲殺。

実験記録XXX-JP-2

日付: 20██/10/31

被験者: D-3621

実施方法: D-3621をSCP-XXX-JPに最も近い位置に配置し、D-3621が大切にしているコップを破壊する。

結果: SCP-XXX-JPは問題なくD-3621の元に転移した。

報告された殺害方法: ロープを用いた絞殺。

実験記録XXX-JP-5

日付: 20██/11/03

被験者: D-5030

実施方法: D-5030をSCP-XXX-JPから最も近い位置に配置し、D-5030が不要だと報告した本を破る。

結果: SCP-XXX-JPは転移しなかった。

実験記録XXX-JP-7

日付: 20██/11/08

被験者: D-1028

実施方法: D-1028に目隠しをして、SCP-XXX-JPに最も近い位置に配置し、D-1028が大切にしている写真立てを破壊する。

結果: SCP-XXX-JPは転移しなかった。

これらの結果からSCP-XXX-JPが転移する条件にはSCP-XXX-JP-1が不快感を覚えていることが含まれると判明し、特別収容プロトコルが改定されました。

インタビュー記録XXX-JP

付記: D-84568は最初にSCP-XXX-JPの収容を担当した職員です。また、SCP-XXX-JP-1の中でも最も著しく忠誠度が上昇しており、様々な功績を上げています。

<記録開始>

██博士: それではインタビューを開始します。

D-8456: よろしくお願いします。

██博士: お久しぶりですね、D-8456。あなたのご活躍は耳にしていますよ。

D-8456: ありがとうございます。これからも皆さんのために頑張りたいと思います。

██博士: 随分と言葉遣いが丁寧になりましたね。見違えるようです。

D-8456: (笑い声)ありがとうございます。そろそろ本題に入られてはどうですか?

██博士: おっと、そうですね。では、あなたはSCP-XXX-JPで何を見たんですか?改めて報告をお願いします。

D-8456: はい。男性が、殴り殺される様子が見えました。

██博士: それを見て、あなたはどう思いましたか?

D-8456: (10秒間沈黙)

██博士: どうしましたか?

D-8456: ……はい。言ってもいいのか分かりませんが……

██博士: どうぞ。

D-8456: こいつは自分よりも下だな、と思いました。

██博士: ……というと?

D-8456: 私はあの時いつ自分が死ぬのか、といつも不安に思っていました。そんな時です。あの眼鏡の収容を担当したのは。殺されると思いました。指の骨を折られて、ああ、私はここで殺されるんだ、と思いました。そしたらあの眼鏡が私の元に。

██博士: なるほど……

D-8456: 眼鏡をかけて、あれを見て思いました。私は生きている。こいつは今殺されている。ああ、自分よりも下だ。自分は恵まれている、と思ったんです。

██博士: 殺される男性を見てかわいそうなどとは感じませんでしたか?

D-8456: ……全く感じませんでした。

██博士: なるほど……では、その女性は実際に殺されているのか、それは分かりますか?

D-8456: ……はい。実際に殺されていると思います。

██博士: なぜそう思うのですか?

D-8456: 分かりません……ですが、なんだかそんな感じがするんです。

██博士: ……そうですか。

D-8456: お願いします。今はそんなこと思っていません。あの時はどうかしていたんてす。見捨てないでください。

██博士: 大丈夫です。あなたは頑張っている。それはみんな知っています。落ち着いてください。

D-8456: そうですよね。良かった。

██博士: 大丈夫ですか?どうしましたか?

D-8456: そう、今はそんなこと思っていないんです。

██博士: と、いいますと?

D-8456: 私は仕事柄、いつ死んでもおかしくないと思うんです。

██博士: …..まあ、危険な仕事ですので。

D-8456: 私もあいつと同じなんじゃないか。ただ少しあいつより長く生きれるだけで、あいつよりも酷い死に方をするんじゃないかって!たまに思うんです!どうすればいい?どうすればいいんでしょうか!(息を切らす)

██博士: 落ち着いてください!そんなことはありません!事実あなたは今まで上手くやってきたではないですか。大丈夫です。落ち着いてください。

D-8456: そうですね。ありがとうございます。

██博士: 落ち着いたようで良かったです。

D-8456: 私、これからも頑張ります!よろしくお願いします!

██博士: はい、頑張ってください。では、インタビューを終了します。

<記録終了>

他のSCP-XXX-JP-1にも同様のインタビューを行った結果、D-8456と同様の回答をしました。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1の価値観を一時的に変質させると考えられていますが、D-8456の事例の様に更なる精神の変質が発生する可能性から、SCP-XXX-1の精神状態には十分注意し、異常が生じた場合は竹林博士に報告してください。

追記: D-8456にSCP-XXX-JPを着用させてから1年後、D-8456が自室で自殺している状態で発見されました。D-8456にはしばしば不安定な様子に確認されていましたが業務への支障はなかったため問題はないとされていました。D-8456は遺書を残していました。以下の文章は残されていた遺書です。

あんなふうになりたくなかった
だからがんばった
いつもえがおでしごともがんばった
でももうつかれた
もううそはつけない

D-8456の自殺から3日後、D-3621が自室で自殺している状態で発見されました。これもまたD-3621がSCP-XXX-JPを着用してから1年後に発生しています。その後もSCP-XXX-JPの実験に用いられたDクラス職員が実験から1年後に相次いで自殺をしました。このうちのいくつかはD-8456の遺書の内容と同様の内容のものを残していました。

このことからSCP-XXX-JPにはSCP-XXX-JP-1を自身を着用させてから1年後に自殺させる作用があると考えられています。そのためSCP-XXX-JPを用いたこれ以上の実験は禁止されましたが、SCP-XXX-JP-1となったDクラス職員の勤務態度の改善、任務の成功率の大幅な向上を踏まえ、難易度の高い任務が発生した時のみ勤務態度の悪いDクラス職員数名を選抜しSCP-XXX-JP-1とする、デリジェンス・プロトコルが制定されました。

1年後に自殺するというのを分かっていてこのデリジェンス・プロトコルを行うということに抵抗のある職員もいると思う。だが、すぐに死にかねない無能を1年間有効に生かすことができる。これは財団にとって非常に有益な事だ。どうか理解して欲しい。- ハマーシュタイン博士

さかな

 SCP-XXX-JP-J-1に相手にされなかった██博士。

アイテム番号: SCP-XXX-JP-J

オブジェクトクラス: Moter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Jの影響は全世界に拡大しつつあります。これ以上の被害の拡大を防ぐため、SCP-XXX-JP-J-1を発見した場合は即座にSCP-XXX-JP-J-1の思考を否定してください。また、SCP-XXX-JP-Jに関する情報の報道規制なども怠らないようにしてください。

説明: SCP-XXX-JP-Jは感染性を持った「顔がよければ良い」、「内面よりも顔が重要」などといった危険思考です。SCP-XXX-JP-Jは主に曝露者(以降SCP-XXX-JP-J-1と表記)の恋愛に対する思考に影響を及ぼします。全てのSCP-XXX-JP-J-1は性格に対しては目を瞑り、顔のみを判断基準として恋愛対象を選択します。しかし、全てのSCP-XXX-JP-Jは「見た目よりも内面が大切」などという趣旨の発言を頻繁に行います。実際にはそのようなことを思っていないにも関わらずこの発言をするという矛盾は我々には理解できません。

SCP-XXX-JP-Jに関する情報を聞いた殆どの人物はSCP-XXX-JP-J-1として活動を開始します。ごく稀にSCP-XXX-JP-J-1とならない人物も存在しますが、原因は判明していません。

SCP-XXX-JP-Jの影響により、顔が平均より劣っている人物と恋愛関係に発展する人物が減少しており、それにより急激な少子化が発生しています。このままSCP-XXX-JP-Jが促進すると、地球上から人間が消えてしまう可能性があるため、SCP-XXX-JP-Jには完全破壊命令が出されています。モテたい

我々は絶対に負けてはいけない。SCP-XXX-JP-J-1に相手にされなくても気にしてはいけない。人間は中身だ。泣くな。中身が大切なんだ。- O5-█

これ以降何も考えてない