我らの美しき指月の城 - SCP-JPサンドボックスII

我らの美しき指月の城

クレジット

タイトル: SCP-1531-JP - 萩城戦線異常なし
著者: ashiddo
作成年: 2025

SCP-1531-JP-Aの本丸と2名のSCP-1531-JP-B

アイテム番号: SCP-1531-JP　　　

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1531-JPは、武装セクター8151でエージェント3名により監視されます。SCP-1531-JPの活性化が確認された場合、日本支部理事会に通達され"プロトコルゼロ"が実施されます。プロトコルゼロ遂行中は機動部隊いｰ15"歴史学者"により調査を開始し、SCP-1531-JP-B-1を終了してください。プロトコルゼロの失敗が確認された場合、カバーストーリー「反対過激派による暗殺」を流布し真相の隠蔽に努め、再度の活性化が確認された場合は、"プロトコルレクイエム"が実施されます。SCP-1531-JPにより事案が発生した場合、機動部隊を使用し要注意団体との関係について調査し関連性が認められた場合は継続して調査を行ってください。日本支部理事会1名またセキュリティクリアランス4/1531-JP保持者3名により重武装機動部隊員の増員が許可されます。SCP-1531-JPでの実験は、いかなる状況であろうと許可がなされることはありません。

説明: SCP-1531-JPは山口県萩市で発生する異常現象の総称です。SCP-1531-JPは現在の萩城跡（以下SCP-1531-JP-A）とSCP-1531-JP-A内で発生する人型実体（以下SCP-1531-JP-B）に分けられます。SCP-1531-JP-Aは詰丸・本丸・二の丸・三の丸で構築されます。SCP-1531-JP-Bは平均しておよそ身長は158cmであり体重は54kgでありこれは江戸時代の幕末の平均身長・体重とも一致しています。SCP-1531-JP-Bは主に幕末の長州藩の甲冑・武装であり奇兵隊の服装・武装をしている個体もいます。また"毛利敬親公"として史実上知られているSCP-1531-JP-B（以下SCP-1531-JP-B-1）の存在も確認されています。SCP-1531-JPは31年おきに活性化しフェーズ1からフェーズ3までの行動を引き起こします。フェーズ1はSCP-1531-JP-A内にSCP-1531-JP-Bが約30000の勢力で発生します。またこのフェーズが始まった際はSCP-1531-JP-Aは明治6年の廃城令以前の姿に復元されます。約30000で出現したSCP-1531-JP-Bの内21000はフェーズ2を行い残りの9000はSCP-1531-JP-A内に残り籠城を開始します。フェーズ2は京都へ進軍を開始します。到着後、21000の内の3000の個体で京都御所や二条城・蛤御門などに攻撃を開始します。残りの18000はフェーズ3を開始します。フェーズ3は東京へ進軍を開始し江戸城・国会議事堂などへ攻撃を開始します。SCP-1531-JP-B個体の一部は毛利甲斐守邸（毛利庭園）へ向かうことが確認されています。

補遺1: 蒐集院によるSCP-1531-JPの報告書

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指月城蒐集物覚書帳目録第八八九一番

一八九八年四月捕捉。研儀官"清水海兎"が長門国にて発見。「指月城」は現在数が多量であるため蒐集は困難を極めたが武力による毛利敬親と同人物とみられる人物を打ち取ることにより成功している。

「指月城」は山口県の萩城において出現する。萩城において多くは甲冑・日本刀などの江戸時代ににおける標準的な足軽の装備をしており奇兵隊の服装・武装をしている個体も見られる人型の実体で政府を転覆する試みがみられる。

「指月城」は進軍している軍勢の約5分の1を失うと萩城へ籠城を行うことが解っており、これを利用して研儀官が「指月城」約21000の内の6000を打ち取り、籠城をさせ政府転覆を阻止する作戦立案を行い決行された。籠城している人型実体は、約8000である。「指月城」の外出は目撃されておらず、攻撃の際も櫓・城壁で籠城しているが兵糧は必要とみられている。

人間が「指月城」と接触した場合、「指月城」は攻撃を断る。しかし倒そうとしている政府の国軍・また「指月城」に攻撃したものは構わず攻撃してくる。進軍中ではなく野営中での接触は敵とみなされない限り友好的である。

「指月城」に敵にみなされた場合、どのような事例が発生するかは明確な為、担当の研儀官は「指月城」への潜入の際は、武器を持たず支給を待つことがが推奨される。またどこから支給される甲冑・日本刀・鉄砲をどこから入手しているかは不明。
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  戦闘記録　一八九八年一月
  
  「指月城」迎撃作戦
  概要
  開始:一八九八/一/三
  作戦目標:「指月城」
  本作戦は「指月城」の異常性が発生した際に行われたが発見が遅れたため京都寸前まで進軍中のため歩兵により京都前で防衛陣地作成。
  結果: 防衛陣地を攻撃による損害のため萩城に帰還。籠城開始したため日本刀¹・最新式小銃を装備した歩兵を5000名・砲兵による攻城戦を開始。その後二の丸・本丸陥落後に詰丸において毛利敬親公とみられる人型実体が自害したとみられる。
  使用兵科
  歩兵　　　5000人
  砲兵　　　15基
  救護兵　　300人
  指揮部隊　50人
  参謀　　　3人
  補給　　　350人
  
  戦闘記録　一九二九年八月
  
  「指月城」迎撃作戦
  概要
  開始: 一九二九/八/八
  作戦目標: 「指月城」
  本作戦は「指月城」の異常性が発生した際に行われ、岩国付近において迎撃開始。また撤退時に攻撃できるよう萩の山地において迎撃。正攻法ではなく狙撃による毛利敬親公とみられる人型実体の殺害を計画。
  結果: 岩国における攻撃のため帰還開始。また山地からの攻撃により「指月城」の被害拡大。この後萩城へ帰還。この後本丸御殿に向け狙撃開始人型実体の殺害を完了したことによりその他人型実体消滅。
  使用兵科
  狙撃兵　　15人
  救護兵　　300人
  指揮部隊　50人
  参謀　　　3人
  補給　　　350人

第1次SCP-1531-JP迎撃作戦

開始:1960/9/1
作戦目標:SCP-1531-JP
緊急レベル: ●

本作戦はSCP-1531-JPの異常性が発生した際に行われ,狙撃部隊10人を配置また狙撃失敗の際のため暗殺部隊を配置しています。
結果: 狙撃失敗。しかしその後暗殺部隊により暗殺完了このことによりSCP-1531-JP-Bは消滅。

使用兵科

暗殺部隊　5人
狙撃兵　　10人
救護兵　　300人
指揮部隊　50人
参謀　　　3人
補給　　　370人

第1次SCP-1531-JP迎撃作戦

開始: 1991/1/23
作戦目標: SCP-1531-JP
緊急レベル: ●

本作戦はSCP-1531-JPの異常性が発生した際に行われ,狙撃部隊10人を配置また狙撃失敗の際のため暗殺部隊を配置しています。また再度の失敗に備え催眠ガスを投下できるようにし機動部隊を配置しています。
結果: 狙撃失敗その後暗殺部隊も暗殺失敗。この後催眠ガスにより抵抗力を減らした後に機動部隊突入によりSCP-1531-JP-B‐1を殺害。このことによりSCP-1531-JP-Bは消滅。

使用兵科

歩兵　　　1500人
暗殺部隊　5人
狙撃兵　　10人
救護兵　　300人
指揮部隊　50人
参謀　　　3人
補給　　　370人

インタビュー

日付: 1991/1/23
対象: SCP-1531-JP-B（本個体は加茂と名乗っている）
インタビュアー: エージェント藤村（インタビュー記録内のみ"agt藤村"と表記）

付記: SCP-1531-JP-B個体は江戸時代・幕末の口語体であるため現代語訳しています。

<録音開始>

agt藤村: よろしくお願いします。すみませんがお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか。

SCP-1531-JP-B: はい。加茂です。こちらこそよろしくお願いします。

agt藤村: 突然、本題に入りますががあなた達はなぜ京都や江戸に攻め入ろうとするのですか。

SCP-1531-JP-B: 外国から日本を守るためです。

agt藤村: なぜ、あなた達の活動が外国から日本を守ることにつながるのでしょうか。

SCP-1531-JP-B: 2601年²、日本はアメリカと戦争を開始し敗北しました。下関のことや薩摩のことで強さは十分に分かっているはずです。そして現在、アメリカの実質的な配下です。もしソ連と戦争になれば被害は大東亜の比ではありません。ならば私たちが支配し永久的な中立国にしようと思うのです。

agt藤村: わかりました。ですがしかし我々の組織は、異常から世界を守らなくてはなりません。私たちの基準ではあなた達は異常と分類されます。すみません。そして2つ目の質問です。これは仕事ではなく個人的な疑問ですがあなた達はなぜ岩国のあたりでで進軍をしている際、岩国城を向いてにらんでいる人もいたのですか？

SCP-1531-JP-B: 関ケ原の戦いは、あの岩国城を造った吉川家のせいで負けたんです。吉川が、あんな密約³を交わしたせいで負けたんです。

agt藤村: そうなのですか。ありがとうございます。そして3つ目の質問です。今まで加茂さんや仲間たちは私たち以外の個人・組織と接触しましたか。戦った人たちや特に重要でもない挨拶だけした人などは除いてください。

SCP-1531-JP-B: 私は詳しくは知りません。ですが萩城の二の丸に侵入していたところを捕らえられた男がいました。その後毛利様との面会を望んでいたということです。これはあくまで噂なので真相はわかりません。その後は実際に面会が実施されていたと思います。

agt藤村: それはなぜですか？

SCP-1531-JP-B: 私は三の丸警備の兵です。何でさっき話したことも今から話すこともあなた達の信頼に足るか分かりませんよ。それでもいいのでしょうか？

agt藤村: 構いませんよ。続けてください。

SCP-1531-JP-B: 三の丸の警備の兵が少なかったです。おそらく本丸御殿の警備に当たる兵がいつもより多くこれは今までありませんでした。これもあくまで噂ですがしかも黒く私たちが見たことない小型の銃が置かれていたそうです。しかも私たちが見たことない文字が書かれていたそうです。弾丸も丸くなかったそうです。

agt藤村: 少しこの紙に、どんな文字か書いてみてください。

[SCP-1531-JP-Bがコピー用紙に"GLOCk"と書いている]

agt藤村: グロックですか。

SCP-1531-JP-B: 知っているんですか？

agt藤村: はい。知っていますよ。これはすみません。皇歴⁴か西暦どっちが良いでしょうか。

SCP-1531-JP-B: 皇歴でお願いします。あなた達の生活ではどっちの暦が使われているのですか。

agt藤村: 私たちは西暦ですよ。ちなみにさっきの銃は皇歴2643年に作られた銃です。ちなみに西暦だと1983年ですよ。

SCP-1531-JP-B: そうなのですか。教えていただきありがとうございました。

agt藤村: 突然ですがここまでにしましょう。ご協力いただけありがとうございます。

SCP-1531-JP-B: ありがとうございました。

<録音終了>

警告: 以下のファイルはセキュリティクリアランスレベル4/1531-JP機密情報です。

このファイルにセキュリティクリアランスレベル4/1531-JP承認無しで行われるアクセス試行は記録され即時懲戒処分の対象となります。

認証

ログアウト

補遺4: 事案1531-JP-8

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概要

事案開始: 2022/4/1
デフコン: 5⁵
緊急レベル: ●

事案: SCP-1531-JP-Bへのインタビュー後、SCP-1531-JPの要注意団体との関係が関係が考えられたため財団の内部組織であるF.I.R(財団情報調査局)による調査が開始されました。その結果、毛利派⁶の関係が疑われました。その後、山口県阿武町誤振込事件で誤送金を受けた住民は毛利派の構成員であることが分かり誤送金された金額は全て毛利派に送金されていました。カバーストーリー「フロッピーディスク」と「オンラインカジノ」が流布されました。その後、財団の協力により山口県阿武町は4630万を寄付することにより混乱を減らす成功しました。また犯人は財団により拘束されエージェント███を犯人としてニュースで放送しその後、尋問が開始されました。尋問後、Aクラス記憶処理を行い正式に警察に引き渡されることが決定しています。

付記: 本事案と同様の方法で毛利派が収入を得ている可能性があるため山口県内の市町村にて財団エージェントにより潜入調査が開始され本事案と同様の手口が発生する可能性がある場合、同エージェントにより再度の事案発生を防止することが決定しています。

補遺5: 事案1531-JP-9

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概要

事案開始: 2022/6/25
デフコン: 4
緊急レベル: ●

事案: 6月25日にSCP-1531-JP-Aの復元によりSCP-1531-JPの活性化が判明しました。しかし以前のような大規模な軍勢は発見されず後にSCP-1531-JP-BまたSCP-1531-JP-B‐1は一般の民間人に紛れてSCP-1531-JP-A外に出ていることが判明しました。SCP-1531-JP-Bにより2022/7/8に奈良県奈良市大和西大寺駅北口にて選挙の演説中に元日本首相、安倍晋三首相⁷が暗殺されました。SCP-1531-JP-B‐1を居場所の調査が開始されましたが安部晋三氏暗殺から約7か月後に岸田文雄首相がSCP-1531-JP-Bによる暗殺未遂が発生しました。そして約15日後の2023/4/30に山口県宇部市にて丁髷を切ったSCP-1531-JP-B‐1を発見しサイト8135へ連行の後、終了しました。その後にカバーストーリー「統一教会による献金」を適用、警視庁と協力しエージェント████を派遣しました。この後山口県宇部市小野周辺にて変装していたSCP-1531-JP-B‐1を発見し追尾、エージェント████により終了しカバーストーリー「怨恨」を流布しました。本事案後、日本支部理事会によりSCP-1531-JPに関してF.I.Rに継続調査が命令されています。

付記: 本事案中、毛利派の基地があると思われる土地周辺での交通量が上昇し事案終了後、通常の交通量に戻ったためその関連性について調査されています。

補遺6: 最新のSCP-1531-JP-Bの行動に対する対抗策

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アクセス承認

CLASSIFIED

プロトコルゼロ

田村上席研究員

対象:
SCP-1531-JP

作戦目的:
進歩する異常性に対する対抗策

提案日付
2024/5/1

必要期間
約12年

概要

SCP-1531-JPの再度の活性化までに日本国防衛法を制定させ日本国防衛法██条により政治家が演説・民間に視察を行う場合、変声機を使用し政治家本人が考えた演説をⅮクラス職員に行わせます。また他の分身について民間人に知覚された場合知覚した本人・周辺人物にAクラス記憶処理を行います。

プロトコルレクイエム
プロトコルゼロにおいてSCP-1531-JP-Bにより政府高官の暗殺事案が発生した場合、SCP-351Y⁸保有者を使用し政府高官の暗殺を防ぎます。その後、SCP-351YをO5評議会によりオブジェクトクラスをThumielクラスとして最高機密に指定します。また本プロトコルが適用された場合、SCP-1531-JPに関する調査を強制的に開始されます。調査の解除には日本支部理事会3人の許可が必要です。

失敗時

このプロトコルが適用された際、失敗した場合カバーストーリーとして「周辺住民からのいじめ」を適用し事案を隠蔽しこれは財団職員にもセキュリティクリアランス4以上の人物にしか知らされません。またこのようになった場合、SCP-1531-JP報告書はセキュリティクリアランス4/1531-JP以上の人物に制限され既知の人物はAクラス記憶処理を行います。本プロトコルなど事案にかかわる物へのアクセスはセキュリティクリアランス5/1531-JPと日本支部理事による許可が必要です。またセキュリティクリアランス3以下で新規に不法なアクセスを検知した場合アクセスした者は終了されます。現在本報告書はセキュリティクリアランス3以上の職員に制限されています。
false

補遺7: SCP-1531-JPと毛利派の関係

SCP-1531-JPには以下のことから毛利派との関係が疑われました。

民間人を殺人・略奪を行っていないにもかかわらず持っていないはずの洋服を装備している。

大規模な軍勢による戦闘で政権奪取を狙っていたにも拘わらず暗殺という手段をとるようになった。

凶器はSCP-1531-JPの作れる物ではないこと、作れても期間が明らかに足りないこと。

その後:SCP-1531-JPと毛利派との関係が疑われたため毛利派の調査を開始し基地への突入計画が立案され承認されました。その結果SCP-1941-JPとの関係が疑わしいため調査が進められています。

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アクセス承認

CLASSIFIED

要注意団体

毛利派

毛利派の目的:
日本国の政権奪取

勢力範囲:
山口県内

勢力規模:
約6000人

保有財産:
調査中
概要

かつて中国地方一帯を治めており関ケ原合戦時に山口県のみに領地を減らされた毛利家の復権を目指す要注意団体です。構成員にはSCP-351Yを持つ者も発見されていますがその能力は不明です。

SCP-351Yの推測
- 生物の思考・体感時間の停止
- 自身への好感度の異常な上昇
- 人物同士の能力の交換
- 予知能力
- SCP-351Yを持たない人物にSCP-351Yを付与する能力
探査により判明したこと

毛利派は不明な手段によりSCP-1941-JPの存在を知っており計画書類が発見されています。以下は計画書類の内容です。

計画書類の内容

SCP-1941-JPで第一次長州征討・第二次長州征討を指定し毛利派が保有しているとみられる兵器⁹で幕府・諸藩連合軍15万を倒そうとしておりこのことは日本支部理事会に通達されました。現在、再度探査を行いSCP-1941-JPの起動時期を予想しようとしています。
false

補遺8: 事案1531-JP-10

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概要

事案開始: 2053/4/28
デフコン: 4
緊急レベル: ●

事案: 2053/4/28にSCP-1531-JPの活性化が確認されプロトコルゼロによりSCP-1531-JP-Bの攻撃への対抗としてⅮ-15882・Ⅾ-51883・Ⅾ-40935・Ⅾ-35678・Ⅾ-87651・Ⅾ-27694・Ⅾ-67945・Ⅾ-79564・Ⅾ-25195・Ⅾ-65139に分身として変声期・変装マスク・スーツ・マイク・演説原稿を装備させ演説をさせたところ再度、暗殺未遂事件が発生しました。Ⅾ-15882が演説中、SCP-1531-JP-Bが銃を取り出し発砲しました。その後エージェント島田が差し押さえに突撃した際発砲された結果、肺を打たれて亡くなりました。¹⁰SCP-1531-JP-Bはエージェント島田によりナイフで刺され終了されました。この後、エージェント島田は名誉職員として勲章が日本支部理事会により授けられました。

演説地
Ⅾ-15882: 山口県下関市
Ⅾ-51883: 兵庫県姫路市
Ⅾ-40935: 高知県高知市
Ⅾ-35678: 京都府宇治市
Ⅾ-87651: 愛知県名古屋市
Ⅾ-27694: 熊本県熊本市
Ⅾ-67945: 東京都新宿区
Ⅾ-25195: 福島県会津若松市
Ⅾ-79564: 宮城県仙台市
Ⅾ-65139: 北海道札幌市

補遺9: 事案1531-JP-11

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SCP-1531-JPと毛利派の関係の調査のため毛利派基地を特定し探査を行うことが日本支部理事会により決定され機動部隊うｰ7"探検隊"とF.I.Rが派遣されました。山口県山口市重源の里周辺にて探査開始し多数の毛利派構成員を拘留しました。また毛利派基地-██内の毛利派構成員は武装をしていませんでした。以下は毛利派構成員とのインタビューです。

インタビュー

対象: 永塚██

インタビュアー: エージェント浜本

付記: 永塚██は毛利派の情報漏洩妨害システムにより殺害されました。

エージェント浜本: 今日はよろしくお願いします。

永塚: お…お願いします。¹¹

エージェント浜本: 君退室しなさい。

機動部隊員: でも大丈夫なのでしょうか。

エージェント浜本: いいから出なさい。

機動部隊員: はい…わかりました。

エージェント浜本: ところで名前をお聞きしても？

永塚: 永塚です。

エージェント浜本: 久しぶりだな！

永塚: お会いしましたか？

エージェント浜本: 小学校の時柔道であったじゃん！¹²

永塚: あ！懐かしいですね。

エージェント浜本: ちょっといったんおいて、本題に入りますが、毛利派についてです。なんでもよいです教えてくれませんか？

永塚: はいわかりました。私も詳しいことは知らないですが毛利派は

［永塚が倒れこむ］

エージェント浜本: 永塚永塚！みゃ脈は……ない、い…インタビューをこれで終わります。

- _
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毛利派による宣戦布告

日付: 2053/10/19
デフコン: 2
緊急レベル: ●

対象: 萩原██

付記: この後財団機動部隊と毛利派で戦闘が開始されました。

[ログ開始]

エージェント浜本: 何だ

田村研究員: 財団の専用ネットワークが乗っ取られただと。

萩原: 我々は我々の目的のために活動する、財団には我々の目的遂行を邪魔しないでいただきたいのだがどうだね。一応君たち財団の中にも内通者はいるんだ。

エージェント浜本: 世界の平和のために戦ってきた我々に邪魔するなだと！

萩原: わかっているのかい。この状況を。もしかしたら君の部下が突然襲ってくるのかもしれなのだぞ、というわけで君たちには動かないでいただきたい。君たちのいるサイトはわかるだろう。君たち財団の日本支部理事会がいるんだ。君たちがすこしでも抵抗するようなそぶりを見せればわかるだろう。この後のことは。

エージェント浜本: 貴様！

萩原: 何だね君なにか文句あるのか？ところで財団諸君私たちの組織に所属していた永塚君が殺された。君たちに殺されたんだ。撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ。そんな世界で君ら財団の諸君は私たちに発砲したんだ。ここで私は今ここに財団へ宣戦を布告する！せいぜい努力せよ財団諸君。

機動大隊各員に伝達　連隊長命令である
征くぞ　諸君

作戦を開始せよ

[ログ終了]

以下のファイルは毛利派との戦闘記録です。
- - _
  + [アクセス拒否]- ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  サイト防御戦
  日時: 2053/10/19
  場所: [データ削除済み]
  
  概要
  上記の毛利派からの宣戦布告の直後サイト[データ削除済み]が毛利派戦闘員1000名からなる空挺により戦闘が開始されこのことはO5にも通達されました。
  損害
  毛利派とSCP-1941-JPの接触
  サイト[データ削除済み]の占拠
  結果
  [編集済み]
- - _
  + [アクセス拒否]- ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  サイト奪還戦
  日時: 2053/11/25
  場所: [データ削除済み]
  付記: GOCの極東支部5138排撃班による協力を得ています。
  
  概要
  上記の毛利派からの空挺作戦の後サイト[データ削除済み]が毛利派戦闘員1000名からなる空挺により戦闘が開始されサイト[データ削除済み]の奪還を行っています
  損害
  機動部隊は‐6の半壊
  結果
  勝利しました。
- - _
  + 下関での戦闘 - ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  通常戦闘
  日時: 2053/12/5
  場所: 下関武道館付近
  付記:
  
  概要
  毛利派の基地として下関が考えられたため財団による強襲上陸を開始しました。進軍し下関武道館付近にて毛利派防御基地と戦闘になりました。
  損害
  機動部隊か‐4"狙撃隊"の損害軽微
  機動部隊に‐0"戦乙女"損害重度
  結果
  敗北しました。
- - _
  + 岩国城攻城戦 - ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  通常戦闘
  日時: 2053/12/25
  場所: 岩国城
  付記:
  
  概要
  毛利派の最終基地として萩城・岩国城が考えられ岩国城を改造・増築された場合、財団の機動部隊では膠着すると思われたため籠城される前に攻撃を開始しました。
  損害
  機動部隊し‐4"破城槌"損害軽微
  機動部隊ま‐3"登山隊"損害中度
  結果
  敗北しました。毛利派により改修されていましたが財団により回収前と同様に変更しました。
- - _
  + 萩城攻城戦 - ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  通常戦闘
  日時: 2054/1/23
  場所: 萩城
  付記:
  
  概要
  毛利派の最終基地として萩城・岩国城が考えられたため籠城される前に攻撃を開始しました。
  損害
  機動部隊き‐7"ノルマンディー"損害軽微
  機動部隊り‐9"ミレニアム"損害軽微
  結果
  勝利しました。三の丸陥落後本丸背後の二の丸へ機動部隊き‐7により強襲上陸。詰丸籠城後、毛利派が三の丸の機動部隊へと突撃し陥落。
- - _
  + 宇部市への強襲上陸 - ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  通常戦闘
  日時: 2054/2/1
  場所: 宇部市新川地区周辺
  付記:
  
  概要
  山口市に毛利派本部があると考えられたため宇部方面から逃走させないよう包囲網の作成のため立案されました。
  損害
  機動部隊に‐8"地域猫"損害軽微
  機動部隊せ‐4"八原隊"損害無し
  結果
  勝利しました。
- - _
  + 山口市西京の戦い - ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  通常戦闘
  日時: 2054/2/28
  場所: 山口市県庁前周辺
  付記:
  
  概要
  山口市に本部があると考えられたため本部へ進軍をするため開始されました。
  損害
  機動部隊り‐9"ミレニアム"損害軽微
  機動部隊し‐4"破城槌"損害中度
  機動部隊ま‐3"登山隊"損害中度
  結果
  敗北しました。
- - _
  + 第二次西京の戦い - ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  通常戦闘
  日時: 2054/3/13
  場所: 山口市県庁前周辺
  付記:
  
  概要
  山口市に本部があると考えられたため本部へ進軍をするため開始されました。
  損害
  機動部隊り‐9"ミレニアム"損害軽微
  機動部隊し‐4"破城槌"損害軽微
  機動部隊ま‐3"登山隊"損害中度
  結果
  勝利しました。
- - _
  + 毛利派本部攻城戦 - ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  通常戦闘
  日時: 2054/3/13
  場所: 山口市県庁前周辺地下
  付記:
  
  概要
  山口市にの本部へと突入されました。
  損害
  機動部隊り‐9"ミレニアム"損害重度
  機動部隊し‐4"破城槌"損害軽微
  機動部隊ま‐3"登山隊"損害中度
  結果
  勝利しました。
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  + 毛利派との講和条約 - ファイルを閉じる
  毛利派との講和条約
  
  日付: 2054/4/25
  場所: サイト[編集済み]
  付記: 毛利派は萩城などの運営を行っていたため武装解除・記憶処理を条件に存続しました。
  
  概要
  
  毛利派本部において最高指導者と考えられていた萩原氏の降伏により毛利派が降伏した後に萩原氏の要請により講和条約となりました。
  
  講和条約の内容
  
  賠償金約14億の支払い
  
  毛利派の軍備解除を行うことまたその兵器の引き渡し
  
  毛利派は財団傘下のフロント企業になること
  
  萩城運営の必要以外の構成員の財団への勤務
  
  毛利派残留員はAクラス記憶処理を受けること
  
  萩原氏の財団の引き渡し
  
  活動範囲の縮小
  
  SCP-351Y能力者の引き渡し
  
  戦闘事案について知っていてもよいのは毛利派幹部のみであること
  
  1週間に一度財団に報告書を作成し送信すること
  
  組織の体制などの変更は財団への相談と許可を得ること
  
  毛利派予算の制限
  
  SCPオブジェクト事案で財団が協力を求めた場合参加すること
  
  上記の事案での毛利派構成員（元戦闘員）は機動部隊として財団の指揮下に入ること
  
  財団が要請した場合、新規に食料などを引き渡すこと
  
  上記すべての条件を破る・破棄した場合毛利派を解体し財団フロント企業が萩城運営を受け入れること。
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  + 毛利派について判明したこと - ファイルを閉じる
  概要
  
  SCP-1531-JPに関して
  
  事案1531-JP-13発生時、毛利派は毛利派基地にSCP-1531-JP-Bを輸送し増築・改良を行っていたと思われます。そのためか異様に劣化等が速いことが解っています。
  
  インタビューにてSCP-1531-JP-B-1との会見を行ったとされる人物は毛利派の前総司令であると思われます。またSCP-1531-JP-B-1と毛利派前総司令が会談した内容は事案1531-JP-13の詳細についての内容などであると思われます。
  
  要注意団体に関して
  
  SCP-1941-JPの戦闘事案1941-3の薩摩藩出身の構成員は毛利派との関係が考えられています。
  
  戦前までの毛利派はその組織の特性上、蒐集院や五行結社などと関係を持たないよう活動は自組織の隠ぺいを主としていたと判明しています
  
  蒐集院過激派一部勢力との関係が考えられています。また毛利派が保有するSCP-351Yも蒐集院による協力もあり保有していると考えられています。
  
  また海外勢力とも関係を持っており異常利用特殊部隊¹³がその筆頭であると考えられています。

補遺10: 事案1531-JP-11進行中に発生した事案1531-JP-12

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+ File.s-1531-jp.incident record03.bmpにアクセス - ファイルを閉じる

概要

事案開始: 2022/11/16
デフコン: 2
緊急レベル: ●

事案: 2022/11/16に毛利派所属の議員、蛭子██と伊藤██により10年で合計8億円にも上る金額を政党収支報告書を改竄して送金を行っていました。このような手法でほかにも収益を上げていると思われF.F.I.B(財団金融調査局)により更なる事案が発生していないか調査されています。また██派で主催されている政治資金パーティーで同じく毛利派所属である西田██議員や三輪██議員がキックバックを受け取っていることが分かっており合計1億3000万にも上ります。これから財団主導のもと██首相により政治刷新本部が設置されます。人選は██首相により行われます。西田議員、三輪議員などは要注意団体所属であるとF.F.I.BとF.I.Rによる調査で分かったため再度、調査を開始し要注意団体所属の議員を辞職させ拘束し議員への所属を妨害するプロトコルニューダウンが実施されます。この後当該議員は財団により拘束され尋問しAクラス記憶処理が実施されます。

付記: 財団の内部でも同様の事案が発生しているかF.F.I.BとF.I.Rにより調査が継続されています。

補遺11: SCP-1941-JPへの対抗

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+ File.s-1531-jp.Project-longinus.bmpにアクセス - ファイルを閉じる

アクセス承認

CLASSIFIED

プロジェクトロンギヌス

戦略作戦局松野研究員

作戦目標:
SCP-1941-JP起動への対抗

期間:
2年

対象:
1964年

日付/場所:
2054/5/30

概要

サイト[データ削除済み]にて毛利派がSCP-1941-JPを起動させたことがSCP-1941-JP収容室内の監視カメラにより判明したため本作戦が立案されました。

プロジェクトロンギヌス

財団はSCP-195X¹⁴の異常性により1963年時の財団に対しSCP-1941-JPが1964年11月に起動し第一次長州征討を指定したことを伝えられることになっています。また1864年時の蒐集院に対しても同様のことを通達する計画となっています。また2045年時の財団へ毛利派への調査の拡大と機動部隊の軍備拡大を要請を通達することも計画されています。また再度サイト[データ削除済み]へ攻められても大丈夫なよう現在軍備の拡大を行いSCP-1941-JPの使用による毛利派＝財団戦争での財団の敗北を招くことを防ぐことを目的としています。

対抗策

これまでサイト[データ削除済み]はSCPアノマリーへの防御装置はある物の対人間を想定した作りをしていないためサイト[データ削除済み]の地上階層を建て替えることにより対人戦に対応できるよう変更されることになりました。またセントラルドグマの再建を行うことや対人予算が今までカットされていたためカットの防止を行うことになりました。また対SCP機動部隊のほか対人機動部隊の創設が日本支部理事会により決定されました。
false

補遺12: 事案1531-JP-13

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+ File.s-1531-jp.Foundations＝Mouri-war.bmpにアクセス - ファイルを閉じる
概要

日付: 2056/4/28
デフコン: 1
緊急レベル: ●

Aクラス記憶処理を行い解放した萩原██の記憶の回復により再び毛利派へと復帰し軍備を拡大していることが分かりました。毛利派基地は非常に強固な要塞となっており財団の支給予算以外の資金源があることが疑われました。
主な要塞はいかにまとめられています。

毛利派要塞

宇部市小野湖またときわ公園周辺
下関市角島・彦島
長門市青海島
萩市萩城
岩国市岩国城
周南市キリンビバレッジ周辺
防府市高川学園周辺・大平山山頂
山口市県庁・県警本部体育館宿舎

以下は毛利派との戦闘記録です。
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  + 毛利派により世界配信 - ファイルを閉じる
  
  毛利派による宣戦布告
  
  どうもおはようございます。世界の皆様。私が代表する組織毛利派は日本国政府のもとから離れ山口県全域を我々の独立国となることを表明する。その名は、幕政日本！そして財団の皆様へイスラエルもびっくりな独立当日からの戦争だがな。我々、毛利派は再度、財団へ宣戦を布告する。2年前の恨みをここで晴らしてやる。毛利派戦闘員の諸君楽しむといい。我々の目的を妨害する奴は誰一人であろうと殲滅せよ。これは命令である。空挺部隊・情報作成局作戦部混乱課の諸君、今ここに始めようではないか。我々の戦闘服を血染めにしよう。では諸君、健闘を祈る。作戦を開始せよ。
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  + 津和野方面軍 - ファイルを閉じる
  
  戦闘記録
  
  通常戦闘
  日時: 2056/6/2
  場所: 山口市徳佐
  付記:
  
  概要
  
  枢木██による宣戦布告の後即座に包囲網が作られました。攻撃開始の合図により攻撃が開始されました。
  
  損害
  機動部隊や‐7"降雪地帯"損害軽度
  機動部隊ま‐3"登山隊"損害重度
  機動部隊と‐5"重火器隊"損害軽度
  
  結果
  勝利しました。
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  + 毛利派国家についての情報 - ファイルを閉じる
  概要
  
  毛利派により建国された幕政日本は中国・ロシア・北朝鮮などの一部の共産国家により独立保証がなされました。このことにより毛利派に対し攻撃を加えると中国・ロシア・北朝鮮などにより宣戦布告されることとなり米国主導の北大西洋条約機構加盟国(NATO)に財団は秘密裏に参加しているためアメリカ・イギリスなどを巻き込み第3次世界大戦になることが日本支部理事会直属の戦略作戦局作戦研究科の報告によりわかっています。
  
  毛利派
  
  毛利派は幕政日本においてかなり高支持であることが判明しています。
  以下は毛利派政策の一部です。
  
  大幅な減税
  
  労働環境の大幅改善
  
  戦争が発生した場合徴兵令
  
  学校教育費の無償化（小・中・高・大まで）
  
  萩城の再建
  
  経済上昇計画の始動
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  + Eisenhammer計画の詳細 - ファイルを閉じる
  Eisenhammer計画
  
  概要
  
  SCP-001-JPにより“プロトコル・ヴェルダンディ”を発動させ担当職員により毛利派を殲滅させます。この手段のため選出された職員には小銃・大口径携行砲・ナイフなどを装備させます。また財団の存在が毛利派により世界に拡散されたため財団の隠匿のために記憶処理剤ENUI-5が世界に散布されます。また毛利派が予想よりきわめて多量と判断された場合ブライト＝ザーションヒト科複製機(BZHR)の使用により担当職員を複製させることにより毛利派の徹底的な壊滅を目的とします。またEisenhammer計画は“プロトコル・ヴェルダンディ”同様SCP-001-JP担当職員の自らを終了することで終了とします。
  
  詳細
  
  SCP-001-JP担当職員の自決後は財団日本支部により割けるだけリソースを費やし毛利派の調査を開始してください。また担当職員により終了者の写真・名前・生年月日などを記載した報告書を1人1つ作成させることがEisenhammer計画において規定されています。またEisenhammer計画が実行された場合、セキュリティクリアランスに関しては財団情報制限セキュリティ規定に基づき日本支部理事会7名とO5評議会13名の計20名にしか知らされません。またEisenhammer計画発動前に本報告書を閲覧した職員に関してはAクラス記憶処理が行われます。新規に不法なアクセスを検知した場合、終了されます。
  
  担当職員
  
  何らかのSCP-351Y能力者であり財団への忠誠テストAAAを記録した者であること。
  
  人の暗殺に躊躇いがないこと
  
  戦闘において効率的なサバイバル術・戦闘術の心得を持つ物
  
  世界のため自決できる精神力を持つこと
  
  その他プロトコル・ヴェルダンディ条件を満たしている者
  
  SCP-1531-JP・毛利派担当チームであること

補遺13: 事案1531-JP-13に伴うプロジェクトロンギヌスの記録

プロジェクトロンギヌス

担当職員: 田村研究員

概要: 田村上席研究員の志願またSCP-1531-JP・毛利派担当職員であることや財団への忠誠度テストAAAを記録していることなどが考慮されました。SCP-351Yは保有していませんがそのことは後に必要ではないと判断されました。戦闘能力などは柔道を行っていたことから非常に高いと思われ財団により銃器が支給されるため高いと思われます。田村上席研究員の自殺直前にBZHR内に遺伝子を保存した後、田村上席研究員が自決をし再度、時間が動き出した際に他研究員により、田村上席研究員を複製することによりSCP-1531-JP・毛利派担当チームには影響がないと判断されたためです。

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+ 日誌エントリ‐1 - ファイルを閉じる

日誌エントリ-1

初日。暗闇の中で動きにくいが楽しい。ときわ公園のロンギヌスの槍や縄田の家¹⁵もあったな。

宇部空港はスターフライヤーやJAⅬやANAとかあるんだろうが全く分からない。任務があるが最初の2～3日ぐらいは旅行気分でいても罰は当たらないだろう。小野はちょっとカヤックでもしていこうかな。

計画としては、宇部➡山陽小野田➡下関➡美祢➡長門➡萩➡阿武➡徳佐➡岩国➡柳井➡光➡下松➡周南➡防府8➡山口市内としているが地図がないんだよな。まぁ後で何とかなるだろう。

プロジェクトロンギヌスに関しては毛利派の基地は財団のサイトの様な大規模なものもあれば10数名ぐらいが入れる小規模なものもあってちゃんとした指揮系統も存在しており正攻法でやったら間違いなく泥沼化するのは目に見えているな。大規模な基地では、歩兵装備1名に小銃、応急キット、テント、手榴弾、迫撃砲があったりして士官クラスはこれに加え軍刀も装備していた試し切りしたら切れ味が良くちゃんとした日本刀のようだ。

しかも対空自走砲、戦車、155㎜砲、軽装甲戦闘車両、高角砲、対空機銃、対空機関砲などがあり本格的な武装をしている。毛利派の戦略は量より質であり歩兵1人当たりの装備は財団機動部隊より上であるがしかし技量は財団機動部隊員のほうが場数の違いなどで上であると思いたい。

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+ 日誌エントリ‐2 - ファイルを閉じる

日誌エントリ‐2

現在地は下関市内の毛利派基地である。毛利派はちゃんとした海軍は持っていないものの30ｍ程の船に155㎜砲や対空砲を載せて艦船として運用している。また空軍はヘリコプターが何機かは知らないが15機以上は持っているだろう。SCP-351Y能力者を保有していることからおそらくその他のSCPオブジェクトを保有しているのではないかと思う。

角島の基地からは軍備増強計画書案も見つかった。下にその書類を載せておく。この戦争は本作戦を実施していなかったら間違いなく戦局は悪化すると思う。陸軍は山に陣地を構築してこんなものを置かれたらマジノ線ほどじゃなくても十分、要塞として固くなっているし空挺で攻めても高角砲や対空機関砲で機動部隊員は一瞬で蜂の巣だろうな。しかも周りは海で囲まれていて城としては最適じゃないか。財団もここにサイトを築いたらいいんじゃないのか。空挺しても補給の関係で相手は自滅するしな。

プライベートなことっていうか内心だが飽きてきた。というより不便が勝ってきた。逆に考えてなぜ最初はこれで楽しめていたんだろうか？

毛利派軍備拡大計画

陸軍

歩兵: 40000
機甲師団（戦車数）: 3000
対空自走砲: 1500
155㎜砲: 500
高角砲: 800

海軍

戦艦: 1
軽空母: 3
巡洋艦: 5
イージス巡洋艦: 2
駆逐艦: 7
イージス駆逐艦: 5
ミサイル艇: 17

詳しいスペックはこちらにアクセスしてください。

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+ 日誌エントリ‐3 - ファイルを閉じる

日誌エントリ‐3

今日はせっかく長門に来たから焼き鳥でも食べたかったが材料や焼くものはそこら辺にあるお店にあふれてるんだけどなぁ。どうすればいいんだろう。後でとりあえず解決するとして長門市は特に成果はなかった。強いて言うなら青海島の景色はきれいだったなということぐらいだ。

財団には感謝しかないなわざわざ経費で旅行させてくれるとは。しかも時間が止まっているといういつもとは違う非日常体験状態のオプション付きで。ところで日誌ってこれでいいんだろうか？まぁ任務のことも書いていれば多少ぐらいは自分の気持ちやそれ以外のことも書いてもいいか。

長門の基地はほんとぶち¹⁶すごかった。山のほうはそんなだが。

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日誌エントリ‐4

萩城。ウェルネスパーク。松下村塾。萩には宇部や周南とは違って観光名所がたくさんあるなでも宇部・周南は工業地帯だから仕方ないけど。

建築が進む萩城に火をつけたが完全に失敗した風がないから燃え広がらなかった。しかも周りが見えないせいで堀に飛び込んでしまった。あいにくカナヅチだったから最悪だった。しかもそうすぐ気温が下がれば雪が降るぐらいの気温で水にぬれるとは地獄だったな。最初の失敗についてだが一度火を消して手で壊していった。本丸や二の丸・三の丸・詰丸のどこにも地下とかの基地はなかった。後で追加調査したら、萩城の外には基地は見つからなかった。

ウェルネスパークでスポーツをしようと思ったが人がいないからできない。ゲームしようにもゲーム機は無いし。何か娯楽用のものを持ってきておけばよかった。

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日誌エントリ‐5

現在山口市徳佐。如何せん雪がひやい。徳佐に来るまでに塹壕があってしかもその塹壕内の地雷を思いっきり踏んでしまった。時間が止まってなかったら死んでたな。
リンゴがおいしかった。そういえばそろそろ新年だしあの神社行こうかな。¹⁷願成就温泉もいいな。ちなみに毛利派についてだが前の津和野の戦いの戦場から9～10㎞後ろに構えていた。通った時はなぜだろうと思ったがようやく意味が分かった。財団機動部隊の奴らは見事に作戦にはまっていたようだ。下にファイルを載せておく。

revolving door作戦

概要

第一段階　衝撃と畏怖作戦
敵司令部を航空機・ミサイルにより徹底的に破壊し津和野方面にてあえて不利な状況を作り撤退しこもっていた塹壕に地雷を設置し進軍してきた財団に対し岩国市錦町宇佐のあたりから毛利派の戦闘用構成員を背後へと突撃させ財団の主力を殲滅する計画である。

第二段階　強襲と殲滅作戦
その後財団機動部隊が救援に着た後、兵力の減った近辺サイトを空挺・強襲上陸などの奇襲で殲滅を開始する。その後生き残った財団職員を殲滅するためSCPオブジェクトを収容違反させる。その後収容違反を防ぐために再度新たにきた機動部隊を無視しその背後に空挺で突入し殲滅。サイト8100を叩きに行く作戦である。

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+ 日誌エントリ‐6 - ファイルを閉じる

日誌エントリ‐6

現在岩国城。奴ら、こんな山の中まで登らせやがって。
今回は徳佐みたいなことはなくちゃんとした機甲師団が待機していた。

岩国城をよく確認したらほとんどが破却前の縄張り図と同じような曲輪になっている。しかも武器は迫撃砲が並んでたり櫓の中にはグロスフスMG42が少しだが設置されていて門を開けてすぐには切れ味のいい日本刀を持った抜刀隊が待ち構えているし十分堅牢だった。こんなになってるんだったらあの城と同じように戦闘機で爆撃するのが一番効くんじゃないのかと思うんだが財団。

SCPオブジェクトを保持しているのではないかと思ったが今まで毛利派の基地に入って行っても見つからなかった。財団の思い違いならよいのだが。

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+ 日誌エントリ‐7 - ファイルを閉じる

日誌エントリ‐7

光市に到着。旧伊藤博文邸に今からでもいいから行こうかな。でも下関や宇部より10万人以上人口が違うからか少しさびしさを感じる。それに伴って毛利派の基地内にいる人数や規模はさっき上げた市町村より見劣りするといった感じである。それに特に特筆すべきことは無し。

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+ 日誌エントリ‐8 - ファイルを閉じる

日誌エントリ‐8

さっき天満宮¹⁸に行ってきた。受験でもするわけではないが財団での成績が上がればいいなと思う。あと高川にも行ってきた。あの講堂や2つの体育館、相も変わらず金持っているんだなと思う。

毛利派の基地は大平山の山頂にあるようだ。ちょっと登山にもなるしいい運動になるだろう。

登ってきたがこれはすごい。入口はどこか迷った。ただ入るためだけに2時間かかったんだ。もうちょっと地図は読めるようにしておかないとな。戦時中央政府本部があるようだ。1回目は戦闘用の作り方ではなかったが。最大1000人に少し行かない位を3か月完全に収容できる大きさだ。あとこの基地にはまるでエヴァのNERV本部のようで工兵や指揮部隊・医学隊もいてしっかりしていたようだった。しかも病院・食堂・キッチンにコインランドリーもあった。他にも宿泊施設・物資庫に3か月から＋1か月分ぐらいの石油もありあの萩の武装セクターが小さく思えるほどだった。備蓄の3か月分と畑や田んぼと農場などが少しだがあった。あとでまとめておこう。あとは特筆すべきことは基地全体が核シェルターの構造だった。

大将とか総帥？とかの部屋は大量のワインがあって倉庫には自殺用だろうか。バルビツール酸系睡眠薬¹⁹が大量に置かれている。日本国尊厳維持局²⁰からも支援を受けているのか？ちなみにまともに作ったら48億位もかかるらしい。要注意団体の支援を受けていたり事案1531-JP-12のこともあるがとはいえどんだけ金持っているんだろう。

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日誌エントリ-9

ようやく山口市についた。山が多くて歩いていくには大変だった。
目の前には柔道をやった武徳殿²¹。永塚君ともやったし真之介²²ともやった。今まで楽しかった。いろいろ静止していて真っ黒な世界だったがな残念だったのあいつらとは話せなかったことだけだ。この日誌を書いた後手紙を出そう。今まで書いた分も一気に送り付けてやる。
高川²³に行ってからほぼ会っていなかった。LINEでしか話してなかったしな。

さて本題だが、2年かかったこの活動だが、財団はもっといい方法はなかったのか。そう思うこの記録をもとに考えてもらえたらいいがな。

俺が地獄に行ったら財団は責任でも取ってくれるんだろうか。まぁ間違いなく財団の奴らは天国にはいかず地獄行きだろうな。せっかく世界を救った人間が地獄か、嫌なもんだな。今はただあの博士が羨ましいもんだな。羨ましがっても意味はないしまぁいいか。

俺が死んだら、ようやく192年の、1864年からの戦争が。
終わるんだ。

読んでいるかわからないがさようなら。

補遺14: 事案1531-JP-14

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+ File.s-1531-jp.incident.record04.bmpにアクセス - ファイルを閉じる

概要

事案開始: 2056/6/27
デフコン: 1
緊急レベル: ●

事案: 2056/6/27に毛利派の司令である萩原██が財団の非異常性人型収容セルから逃亡する事案が発生しました。現在の行方は不明です。財団のセクター8151内の監視カメラにて毛利派に所属していた人物による協力が確認されています。財団側は徹底して情報を隠蔽していたためどこから情報が漏洩したかは不明です。また再度事案の発生が起きてはならないため武装警備員によりSCPオブジェクトなどの特別収容プロトコルが一時的に強化されています。

付記: 財団のセキュリティの強化について現在、検討されておりクリアランスレベルの厳格化が決定しています。

補遺15: 現在、毛利派は一時的に壊滅をしていますが事案1531-JP-15により萩原氏の逃亡や毛利派残党の存在がいる可能性が高く、構成員の多くは武装や資金をまだ蓄えている可能性があるため対毛利派用奇襲応戦プロトコルの作成が進められています。またSCP-1531-JPの武装等は毛利派による活動が推測されており、今後は財団主導の下、日本政府によるSCP-1531-JP-Aまた毛利派の監視・調査が決定しています。なお、日本支部理事はこの状態を収容状態であると認定し、特別収容プロトコルの整備を行いました。しかし、これらの収容状態はあくまでSCP-1531-JP-Bが前述の暗殺行為で本物の政府高官を暗殺に失敗し分身を殺害した為に陥ったが為に発生している現象に外ならず、SCP-1531-JPが毛利派と接触した際の今後の行動予想の困難さなどから対象のオブジェクトクラスはKeterが妥当であると決定されました。

2058年現在、SCP-1531-JPの特別収容プロトコルはプロジェクトゼロを適用することによってこれを現時点での新しい特別収容プロトコルに制定することとしました。。しかし、SCP-1531-JPへの特別収容プロトコルはⅮクラスの死亡を前提としており、SCP-1531-JPへの根本的な解決にはなっていないと判断されました。このことからも完全なSCP-1531-JPの抑制には至っていないと判断され、現在もSCP-1531-JPの活性化に対する特別収容プロトコルの更新が行われています。

脚注

SCP-JPサンドボックスII

SCP財団日本語版Wiki付属

クレジット

指月城蒐集物覚書帳目録第八八九一番

アクセス承認

CLASSIFIED

プロトコルゼロ

田村上席研究員

アクセス承認

CLASSIFIED

要注意団体

毛利派

アクセス承認

CLASSIFIED

プロジェクトロンギヌス

戦略作戦局松野研究員