asahi ishiのサンドボックス
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

謎の動物

対認識災害フィルター越しのSCP-XXX-JP-1

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの担当の職員は、交代で常にTwitterのタイムラインを確認し、SCP-XXX-JPに該当する投稿を発見した場合は、カバーストーリー"著作権の侵害"を適用し、即座に投稿を削除してください。その後、可能であれば投稿者の住所を特定し、SCP-XXX-JPの回収に向かってください。タイムラインを確認する際は、対認識災害フィルターの着用を必ず行ってください。

説明: SCP-XXX-JP-1はTwitterのタイムラインに"この写真、何色に見える?"というタイトルで投稿されたインドリ(学名 : Indri indri)に類似した生物が写された写真です。現在までに14件のSCP-XXX-JPが投稿され、財団により5枚の実物が押収されています。SCP-XXX-JPは解像した際のピクセルから、モノクロの写真であることが判明しているにもかかわらず、視認する人間によってそれぞれ異なる色に見えます。SCP-XXX-JPを視認した人間

時間の経過と症状

症状1

発症タイミング: 視認した直後

説明: 対象は自分の認識した色(以下:指定色X)がこの写真の本来の色であるという強い確信を持ち、他のSCP-XXX-JPを視認した人間に「どう見てもこの写真はX色である」といった趣旨の意見を伝えようとします。その際、対象は非常に攻撃的な口調で一方的に自らの主張を通そうとするため、大抵の場合、対象は相手と激しい口論になり、暴力に発展する場合もあります。

症状2

発症タイミング: 症状1から48時間後

説明: 対象は指定色X以外の色を持つ全ての物品を視認できなくなります。この状態に移行した対象が自らの変化に違和感を感じることはなく。「ここには初めからこの色(指定色X)の物しかない」と認識します。また、周囲に指定色Xを含む物品が存在しない、もしくは日常生活を行うには行う際に不自由が生じる場合、周囲の物品に塗装を行うなどの手段を用いて自らが視認可能な状態にすることがあります。この行動は対象の無意識下で行われており、対象にとって視認が不可能な物品をどのように補足しているかは不明です。

症状3

発症タイミング: 症状2から72時間後

説明: 対象の視界は、生物、非生物を問わず指定色Xに染まって見える事を除いて通常の状態に戻ります。同時に、対象は恐慌状態に陥り、多くの場合、自傷行為に及びます。また、この段階まで症状が進行した対象の血液は、SCP-XXX-JPと同様の異常性を持つことが明らかにされており、放置した場合、認識災害のベクターとして機能する危険性があります。

補遺: 20██年、7月█日に、担当職員が収容プロトコルに基づき█████のタイムラインを閲覧していたところ、SCP-XXX-JPに曝露していると思わしき人物の投稿を発見しました。投稿内で当人物はSCP-XXX-JPを視認した後の体験を日記のような形で書き記しています。