Apathystのサンドボックス
rating: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-61およびSCP-XXX-JP-62は個別の標準人型収容房に収容されます。観察を通して不安や焦燥などの心的状態、意欲減退や自己否定の兆候が見られた場合は、その確認から24時間以内に低度活性化手順を実行します。低度活性化の概要は[補遺-低度活性化について]を参照して下さい。

■以下削除、補充の必要性と手順を簡潔に記載する
当該生物の健康状態について以下のいずれかに当てはまる場合は品質欠陥と見なされます。
・年齢が45歳を迎える。
・認識能力の低下や認識にまつわる機能障害が発生する。
・認識能力に不都合な見解が形成される。
・疾病などで生命維持コストが増大する。
・SCP-XXX-JPの作用が消滅する。
・死亡する。
■ここまで

■ここもくどいので整理する
不測の事態に備えSCP-XXX-JP汚染生物は2体以上収容されますが、その内どちらかが品質欠陥となった場合は、速やかに新しいSCP-XXX-JP汚染生物を作成し、品質欠陥の個体は終了します。新しくSCP-XXX-JP汚染生物を作成する際は30歳までの健康なDクラス職員を使用して下さい。
■ここまで

説明: SCP-XXX-JPは生物に異常な献身性をもたらすミームです。SCP-XXX-JPに汚染された生物は他者の願いを聞き出したり何らかの奉仕を申し出るといったように、汚染前と比べ利他的行動を積極的に取るようになります。

SCP-XXX-JPに汚染された生物は、"自身の行いによって他者が感謝もしくは幸福感を得たと主観的に認識する"1ことで非常に強力な充足感を得るようになります。十分な充足感を得ることで一時的に利他的行動の積極性は沈静しますが、時間の経過に伴って充足感への強い渇望が再現し、当該生物を再び利他的行動へと駆り立てます。

この反復サイクルが繰り返される度に当該生物の得る充足感は鈍化し、渇望の再現される周期は短縮されます。

同様に集中力や判断力も低下していき、反復サイクルの繰り返し末期では自身の健康状態にかかわらず絶え間なく献身行為に従事しようとします。

このため、当該生物の社会的活動や食事・睡眠といった生活はしばしば放棄され、最終的に当該生物が衰弱死を迎えるか、その度を超えた献身行為を原因とする事故で死亡するまで加速し続けます。

SCP-XXX-JPは伝染します。SCP-XXX-JPに汚染された生物Aに対し、他の生物Bが"感銘を受けたと主観的に認識する"2ことでその生物BはSCP-XXX-JPに汚染されます。

SCP-XXX-JPは"治療"が可能です。利他的行動に起因した充足感が得られない状態を一定期間維持すると、SCP-XXX-JP汚染生物に現れていたSCP-XXX-JPの作用は完全に消去されます。

SCP-XXX-JPの発生起源や再現方法が不明な現状において、全てのSCP-XXX-JP汚染生物を同時に"治療"してしまうことは重大な収容違反を意味します。

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]

当該オブジェクトと意思疎通を行った職員は直ちに汚染状態を検査し、汚染が確認された場合は直ちに隔離室にてリハビリテーションプログラムを受講します。