初SCP下書き,拙い文章ですが宜しければアドバイスをお願い致します

アイテム番号:SCP-XXXX-jp

オブジェクトクラス:Euclid

特別収容プロトコル:SCP-XXXX-jpは標準収容セルに収容されます。1日2回食餌として鶏を与えてください。体毛の汚れを非常に気にするため、2日に1度、レベル1職員1名による専用のブラシを使用したブラッシングを行ってください。巫山戯てじゃれかかるような行動を取ることがあります。必ず防護服を着てから作業に当たってください。ブラッシングの際、SCP-XXXX-jpが稀に会話を試みますが、応答しないでください。

説明: SCP-XXXX-jpは空色の体毛と一対の翼を持つ知性的なタイリクオオカミです。年齢は不明ですが人間の6歳から7歳程度の知能を有していると見られ、言葉によるコミュニケーションを行えることが確認されています。

SCP-XXXX-jpは晴れた空にランダムで転移し、出現します。高度は様々で雲の下を飛んでいることもあれば、ジェット機と並んで飛ぶこともあります。飛翔する際は3mもの翼を広げ、空中ではほぼ羽ばたくことなく飛行します。

SCP-XXXX-jpの主な異常性は、自身と会話した人物に強い執着心を抱かせるというものです。1度でもSCP-XXXX-jpと言葉を交わしてしまうと、それ以降常にSCP-XXXX-jpとの対話を望むようになります。たとえそれが挨拶程度の短いものだったとしてもその異常性は発揮されます。対話をした時間により執着の度合いが変わることが確認されており、軽度の場合は数日間SCP-XXXX-jpとの会話を行わないことでこの症状を軽減できます。しかし、重度の執着心を抱いてしまった場合、1日でも会話を行わないと激しいストレスを感じるようになり、強い執着心を抱いた人物同士が顔を合わせた場合、この人物はあらゆる手段を用いて相手を殺害しようと試みます。これは第三者により仲裁されても止まることはありません。執着心を抱いた人物が第三者の命令によってSCP-XXXX-jpを傷つけようとした場合、狂ったように叫びながらあらゆる方法で自殺を試みることが確認されています。頷く等ジェスチャーによる返答にはこの異常性は発揮されませんでした。

SCP-XXXX-jpは長野県の■■で発見されました。林の中にじっと佇んでいる所を登山中の地元中学生らが撮影、通報し、後日保健所が捕獲を試みましたが山に踏み込んだ全員が原因不明の落下死を遂げ、突き落とされたり足を踏み外したりした跡がないことから不審ではあるものの、集団自殺として処理されました。情報は保健所からSNSで拡散され、同時に事件以降日本各地で歌のような音を響かせながら天空を飛翔するSCP-XXXX-jpの目撃情報が相次いだことから財団が捕獲に乗り出しました。

捕獲時SCP-XXXX-jpはいくつもの質問を投げかけ、返答した者から発狂したように武器を投げ捨て、崖下へ飛び降りていきました。その後も、SCP-XXXX-jpは質問を投げかけました。しばらく無言の時間が続き、SCP-XXXX-jpは不機嫌そうな表情を見せた後、全く同じ質問を繰り返しました。1人がジェスチャーによる返答を試み、暫くの問答の後に満足したようにSCP-XXXX-jpは質問を終わりました。