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[[tab 電子の亡霊]]
アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPはエリア-81██にある██博士のコンピューターに収容されています。このコンピューターへの電力の供給とインターネット回線の接続はしないでください。コンピューターを使用することはできません。
別のコンピューターまたはそれに類似したマシンでSCP-XXX-JPと思われるものが確認された場合、ただちにマシンの使用を中止し、電力供給を止めるなどの方法でマシンを孤立させてください。生命型SCPの収容に関わるマシンが感染した場合は、収容されているSCPがKeterクラスの場合を除き、同様の処置をとった後、必要に応じて機動部隊を出動させて対処してください。
説明:SCP-XXX-JPは、██博士がSCP-███-JPの報告書を作成している際に発見されたコンピューターウィルスです。製作者、ファイルサイズ、感染の原因はすべて不明であり、これをコンピューター上から削除する試みは未だ成功していません。
SCP-XXX-JPは感染したコンピューター上、及びそのコンピューターによってアクセスされたサイトのテキストの一部を『█』へと塗り替える性質を持っています。この現象を便宜上、テキストの"汚染"と呼んでいます。そして"汚染"が確認されたテキストの多くはSCPの報告書やそれに関連するものであり、無差別ではなく、明らかに財団に対して何らかの悪意を持っている物であると考えられます。しかし、"汚染"が発生したテキストの箇所に規則性は無く、目的については不明です。
私は最初、ディスプレイにインクを零したのかと思ったよ。まるで電子のインクだ。
──██博士
現在、"汚染"が確認された報告書の復元はほぼ完了しており、現在はウィルスについての解析が行われていますが、依然正体は不明です。██博士は、これを発見した際のウィルス本体と思われるファイル名は『gh██t.d██』(既にファイル名は"汚染"を受けていた)であったと報告していました。
追加説明:この報告書は一度このSCPによる"汚染"により、テキストの大部分を消失しました。他の感染していたマシンが原因とみられ、これを収容した後に報告書は復元されました。この事案以降、"汚染"による被害は確認されていません。
以下は当時の報告書を再現したものです。
この報告書で消失しなかったテキストは明らかに故意に残されたものであり、我々に向けてのメッセージと思われます。敵意が無いということを伝えているようですが、その性質から引き続き収容を続けるべきです。