Anhatorijiの砂箱
rating: 0+x


[

アイテム番号: SCP-1383-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-1383-JPは現在、サイト-81██の6m×4m×3mの特別収容室内にある30cm×30cm×30cmの透明なアクリルケースの中に収容されています。収容室内は常に喚起を行い、室温を22~24°C、湿度を45~55%に保持してください。天井の4隅及びアクリルケースの4隅に監視カメラを設置し、SCP-1383-JPに破損の兆候SCP-1383-JP-Aが発生しないか24時間体制で監視してください。通常時、収容室のドアは施錠し、実験以外の目的で職員が収容室に入ることは禁じられています。また、隣室にはテスト1383-JPを合格したDクラス職員1名を配備させてください。
SCP-1383-JPが破損SCP-1383-JP-Aが発生した場合、隣室に配備したDクラス職員1名を収容室に入れて、SCP-1383-JPが破損しないように、専用の薬品を使用してSCP-1383-JP-Aを除去させてください。収容室のドアは施錠し、室内のDクラス職員以外は部屋から離れて下さい。SCP-1383-JP-Aが完全に除去された後は、再びSCP-1383-JPをアクリルケース内に収容してください。SCP-1383-JP-Aの除去中にSCP-1383-JPが破損した場合は、破損確認後、約10分経過したら収容室に入り、SCP-1383-JPをアクリルケース内に収容してください。

説明:SCP-1383-JPは高さ20cmのUV樹脂製の人形です。20██/4/██~20██/3/██に放映していた児童向けアニメ██████1に登場するキャラクター、████の姿を模っています。

SCP-1383-JPは、2~3週程度の周期で、「両目」に該当する部分よりSCP-1383-JP-Aを発生させます。SCP-1383-JP-AはUV樹脂が錆色に変色したものであり、他の生物や物質が触れても特に異常は発生しません。SCP-1383-JP-Aは発生すると約0.6cm2/秒の速度でSCP-1383-JPの表面上を広がります。SCP-1383-JP-Aはステロイド、プロスタンディンを含ませた特殊な薬品を使用することで除去することが可能です。

SCP-1383-JPが物理的に破損、もしくは表面積の約80%がSCP-1383-JP-Aに覆われると、消失イベントが発生します。消失イベントが発生すると、SCP-1383-JPに最も近い位置の人物(以下SCP-1383-JP-1)が新たなSCP-1383-JPへと変容します。SCP-1383-JP-1から変容したSCP-1383-JPはすべての部位がUV樹脂で構成されており、それ以外の有機物は見られません。また、SCP-1383-JP-Aは完全に除去された形になります。
以下に消失イベントの様子を示します。



経過時間(分:秒) SCP-1383-JP  SCP-1383-JP-1
0:00 破損する 頭痛の発症を訴える
1:00 変化なし 全身の痛みを訴える
(特にSCP-1383-JPが破損した部位の痛みを訴える)
1:30 変化なし 激しく痙攣する
同時に、皮膚上にケロイド状の炎症が急速に広がる
3:00 発泡現象と共に溶解する 身体・骨格・頭髪等が溶解、集積し、粘度の高い物質に変容する
6:30 溶解と同時に乾燥していく 徐々に縮小しつつ、形を成型していく
10:00 完全に消失する 新しいSCP-1383-JPになる


SCP-1383-JPは収容当初、異常性は破損時の消失イベントのみと考えられ、Safeクラスとして分類されていました。しかし、後述する事案1383-JP-1の発生により、SCP-1383-JP-Aが発見され、Eucridクラスオブジェクトとして再分類されました。それに伴い、特別収容プロトコルが現在の形に更新されました。


実験記録1383-JP-1 - 日付20██/05/10
対象: SCP-1383-JP、D-42154

実施方法:SCP-1383-JPとD-42154を同じ部屋に配備する。D-42154がSCP-1383-JPを右脚をもぎ取る。

結果: SCP-1383-JPの分解後、D-42154の身体は収縮・変形、SCP-1383-JPに変容し、元のSCP-1383-JPは消失した。変容中のD-42154は特に右脚の痛みを強く訴えていた。

実験記録1383-JP-2 - 日付20██/05/13
対象: SCP-1383-JP、D-42161

実施方法: SCP-1383-JPとD-42161を同じ部屋に配備する。D-42161がSCP-1383-JPを拳銃により破壊する。

結果: SCP-1383-JPの破壊後、 D-42161の身体は収縮・変形、SCP-1383-JPに変容し、元のSCP-1383-JPは消失した。変容中のD-42161は、特に胸部の痛みを訴えていた。これはD-42161がSCP-1383-JPを狙撃した部分と一致する。

実験記録1383-JP-3 - 日付20██/05/15
対象: SCP-1383-JP、D-42173、D-42175

実施方法: SCP-1383-JPとD-42173、D-42175を同じ部屋に配備する。SCP-1383-JPに近い位置にD-42173を、遠い位置にD-42175を配置し、D-42173がSCP-1383-JPの右腕をもぎ取る。

結果: SCP-1383-JPの破壊後、 D-42173の身体は収縮・変形、SCP-1383-JPに変容し、元のSCP-1383-JPは消失した。変容中のD-42173は、特に右腕の痛みを訴えていた。

実験記録1383-JP-4 - 日付20██/05/18
対象: SCP-1383-JP、D-42196、D-42200

実施方法: SCP-1383-JPとD-42196、D-42200を同じ部屋に配備する。SCP-1383-JPに近い位置にD-42196を、遠い位置にD-42200を配置し、D-42200がSCP-1383-JPを拳銃により破壊する。

結果: SCP-1383-JPの破壊後、 D-42196の身体は収縮・変形、SCP-1383-JPに変容し、元のSCP-1383-JPは消失した。変容中のD-42196は、特に頭部の痛みを訴えていた。これはD-42200がSCP-1383-JPを狙撃した部分と一致する。

実験記録1383-JP-5 - 日付20██/05/23
対象: SCP-1383-JP、D-42235

実施方法: SCP-1383-JPの収容室の隣室にD-42235を配備する。SCP-1383-JPの下部に火薬を仕掛け、遠隔操作にて爆破・破壊する。

結果: SCP-1383-JPの破壊後、 D-42235の身体は収縮・変形、SCP-1383-JPに変容し、元のSCP-1383-JPは消失した。変容中のD-42235は、特に下半身全体の痛みを訴えていた。

事案1383-JP-1 - 日付20██/05/23

概要: 実験記録1383-JP-5の終了後、当時新人だった██研究員がSCP-1383-JPを回収、再度収容を行う途中で SCP-1383-JP-Aが発生。██研究員はそのままSCP-1383-JP-1となった。
以下は収容室内に設置された監視カメラの記録である。当時は実験の担当者として、安藤主任研究員が収容室内を監視していた。

<事案記録>

██研究員: [SCP-1383-JPを運搬用ケースに入れた状態で持って、収容室内に入室する]

██研究員: [収容室中央のアクリルケースを開け、運搬用ケースからSCP-1383-JPを取り出す]

██研究員: [アクリルケース内にSCP-1383-JPを収容する]

██研究員: [収容室内の湿度、温度などを点検、その後、再度SCP-1383-JPを確認]

██研究員: 安藤主任、聞こえますか。

安藤主任: 安藤だ、SCP-1383-JPに何があった。

██研究員: 私の気のせいかもしれませんが、SCP-1383-JPの目元に変化があるようなんです、もう少し、ここに残って確認してみます。

安藤主任: わかった、ただし、SCP-1383-JPに破損の兆候が現れたらすぐにそこから出るんだぞ。

██研究員: [約2分間SCP-1383-JPを確認、叫び声と共に後ろに転倒する]

安藤主任: どうした、██。

██研究員: 錆……錆です!!

安藤主任: 錆?そいつは樹脂製のはずだぞ。

██研究員: 本当です!!錆が……徐々に広がってるんです!!

安藤主任: [舌打ち]██、早くそこから出ろ!!

██研究員: 腰が……抜けて……

安藤主任: ああくそ!![連絡電話を取る]こちら安藤!!SCP-1383-JPに異常発生!!大至急、Dクラス職員をつれて……

██研究員: [アクリルケースのところまで這い、立ち上がると、SCP-1383-JPを取り出す]
注: この時点でSCP-1383-JPの表面積約50%以上がSCP-1383-JP-Aに覆われていた。

安藤主任: おい██、何やってるんだ!!

██研究員: [ハンカチを取り出し、SCP-1383-JPを拭きだす]これを……拭き取れば……

安藤主任: 馬鹿!!早くそこから離れろ!!

██研究員: ……取れない……ひひ、と、取れない……

安藤主任: ██!!聞こえてるのか██!!

██研究員: だ、ダメだ……全然、取れない!!

安藤主任: ██!!聞こえてるのか██!!

██研究員: [笑みを浮かべる]
注: この時点でSCP-1383-JPの表面積約70%以上がSCP-1383-JP-Aに覆われていた。

安藤主任: ██!!██!!

[消失イベントが発生]

[Dクラス職員を連れた機動部隊が到着する]

安藤主任: 畜生!!

特記: 変容中の██研究員は全身を掻きむしっていた。本事案発生後、安藤主任は監督責任を問われ、始末書の提出、SCP-1383-JP研究から解任されました。


補遺:SCP-1383-JPが発見された切欠は、20██/04、██県内の██市で発生した行方不明事件でした。最初に行方不明になったのは██美也子みやこという当時13歳の女性です。市内の███総合病院にて、皮膚病の治療のために入院していましたが、20██/04/03に行方不明になりました。目撃情報によると、行方不明になった後の彼女に使用していたベッドの枕元にSCP-1383-JPが存在していた模様です。その後、20██/04/04~05/07にかけて██美也子の父親██のぼる2をはじめ、██市の住民計█人が連続して行方不明・変死したため、事件の異常性から財団のエージェントが調査を開始しました。20██/05/08、██市住民の高木氏宅にて、SCP-1383-JPを回収しました。回収時に、SCP-1383-JPを目撃した者達や事件の関係者に対してBクラス記憶処理を施しました。