下書きを束ねる
2018年6月にメンバーに加入したばかりの研究員見習いのanelecon8です。
まだ報告書の書き方に四苦八苦しておりますが、宜しくお願い致します。

アイテム番号: SCP-xxx-JP

オブジェクトクラス: Safe

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群生するSCP-xxx-JP

特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPはその使用目的、状態により3パターンの収用方法が存在します。適宜適切な物を選択して収容してください。1.現在まで一度も固体に打ち込んだ事が無く未使用状態のSCP-xxx-JPはサイト81xxの特設収容ロッカーに収容されています。収容時には長さが等しいSCP−xxx-JP固体を10本毎にまとめて紐で縛り、先端部がロッカーの底板や壁に触れないように放して固定します。収容にはSCP-xxx-JPの胴部径より大きく頭部径より小さい様々なサイズの穴が等間隔で開けられたステンレス性の収容板を用います。分類表に従い適切な大きさの穴にSCP-xxx-JPを1本ずつ収容してください。収容版は最も長いSCP-xxx-JPの先端部が床及び棚に触れないように離して固定します。収容室内の環境は鉄錆が発生しない環境に保ちます。2.固体から回収されたSCP-xxx-JPはサイト8181内金属資材倉庫に20本毎に束ねて横にして収容します。

説明: SCP-xxx-JPは鉄製の丸釘です。SCP-xxx-JPの大きさは個体差がありますが現在小さいもので頭部径3.8mm・胴部径1.5mm・長さ19.3mm、大きいもので頭部径12.6mm・胴部径5.2mm・長さ████mmが確認されており、現在█████本が収容されています。SCP-xxx-JPの成分組成は質量比で鉄98%・炭素2%であり異常性はありません。SCP-xxx-JPは固体に刺さっていない平常時には一般的な鉄釘と同様に破壊・摩耗・融解・酸化しますが、固体に刺さっている状態のSCP-xxx-JPに対してはこれら損傷を与える試みは全て失敗しています。

SCP-xxx-JPは地面・木材・金属・コンクリート等の固体であれば材質・硬度の影響を受けずに無抵抗で打ち込む事が可能です。1 SCP-xxx-JPを打ち込んだ長さが固体の厚さ以上の長さであってもSCP-xxx-JPの先端部が固体表面を貫通することは無く、先端部は固体表面と気体及び液体の境界面で唐突に消失します。しかしSCP-xxx-JPを引き抜くと打ち込まれた分に対応する長さ及び質量は確かに存在し、先端部も確認されます。打ち込みの際に消失している部分の追跡調査が試みられてきましたが現在までに有用な結果は一切得られていません。

SCP-xxx-JPは先端部または胴部が固体内に埋まっている間、胴部が頭部方向に徐々に伸長します。その伸長速度は頭部が固体から露出した直後は1日に0.1mmと遅い速度で伸長しますが、次第に伸長速度は速くなりピーク時には1日におよそ10mmの速度で伸長します。また伸長する上限は個体により異なり10mm~████mmに及びます。SCP-xxx-JPは打ち込まれている固体の材質に関係なく同じ速度で伸長することが判明していますが、伸長に必要と思われる鉄及び炭素を何処から得ているのかは現在の所不明です。

SCP-xxx-JPは打ち込みに際して固体に合計5cm打ち込む毎2にその周囲に新たなSCP-xxx-JP個体を発生させます。新たなSCP-xxx-JP個体は打ち込まれたSCP-xxx-JPから5cm離れた位置に存在する固体表面に発生することが確認されています。打ち込まれたSCP-xxx-JPの周囲5cmに固体が無い場合、またはSCP-xxx-JP別固体が存在しない固体表面が無い場合新たなSCP-xxx-JPは最も近い固体表面に発生します。

SCP-xxx-JPは不定期に頭部から鉄粉を散布します。地面や木材などの固体に付着するとそこに新たな菌糸が発生、成長しSCP-xxx-JPはその個体数を増やします。
また、SCP-xxx-JPは物理的な接触による刺激に対して敏感であるようです。SCP-xxx-JPに物理的な接触による刺激3を与えるとSCP-xxx-JPは爆発的な速度4で1m程度成長します。これは一種の防衛反応と考えられています。その後の調査実験の結果SCP-xxx-JPは衝撃を受けると同時に、受けた衝撃の強さに応じてSCP-xxx-JP内部の繊維質部を鉄に変質させておりその結果SCP-xxx-JPの表面を覆う鉄分層が厚くなることが確認されました。この性質により防衛反応時のSCP-xxx-JPはその速度、硬度によってSCP-xxx-JPに接触した物体に対して致命的な
損傷を与えます。SCP-xxx-JP発見時には鹿56、[削除済]と思われる3種類の動物がSCP-xxx-JPに貫かれ死亡していました。この性質より固体内に発生しているSCP-xxx-JPに物理的に接触することは禁止されています。

補遺1:██研究員によりSCP-xxx-JP表面の鉄を利用する実験が提唱され、承認されました。

補遺2: SCP-xxx-JPは██県██市内郊外の2階建て家屋にて20代後半と見られる男性がSCP-xxx-JPに腹部を貫かれ死亡しているのを男性の知人が発見し、警察に通報したのを傍受した財団職員によって発見されました。この事件の関係者にはカバーストーリー「成人男性の孤独死」が適用されその後収容されました。