アイテム番号: SCP-1206-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1206-JPは中央にポスターの貼れる壁を置いた55m×55mの防音室で保管してください。
SCP-1206-JPに感染した物品は分解出来る物なら防音室で分解して再利用、できない物に関しては破棄してください。
説明: SCP-1206-JPは「戦争反対」を印字した515mm×728mmのポスターです。
SCP-1206-JPは定期的に4m以内に存在する壁に転移し、外見を変えますがどの外見でも戦争反対を掲げています。
SCP-1206-JPは半径50m以内に凶器となり得る物がある場合に活性化します。(凶器と断定される物は銃火器や刃物、頑丈な紐状の物などが対象になります。)活性化したSCP-1206-JPは30~40Hzの音波を出します。その音波が発せられた時に範囲内にある凶器となり得る物がSCP-1206-JP-1になります。
SCP-1206-JP-1は凶器として使われる際に異常性を発生させます。SCP-1206-JP-1は相手を攻撃する直前に不自然に変形したりベクトルの向きが変わるなどで使用者を攻撃します。これはSCP-1206-JPに攻撃する際には凶器でなくとも発現します。(詳細は実験ログを参照)この異常性は60%以上分解する又は50%以上新しい部品と交換することにより異常性をなくします。ただし分解する際にもSCP-1206-JPと同様の音波を出し周囲の凶器もSCP-1206-JP-1となります。
SCP-1206-JPは199█年7月31日に██県██市で散歩中の財団職員によって発見されました。発見当時にSCP-1206-JPの付近に、フロントだけがひしゃげた自動車と肩関節が異常な方向を向いた自動車の運転手を発見。運転手のの証言からSCP-1206-JPの存在を認知、収容に至りました。その後運転手はAクラス記憶処置の後病院へ搬送しました。
__**実験記録1 - 日付199█/8/2
対象: D-1206、SCP-1206-JP
実施方法: D-1206にSCP-1206-JPを剥がさせるように指示
結果: D-1206の肩関節が異常な方向を向き、D-1206は肩を脱臼した。
__**実験記録3 - 日付199█/8/3
対象: D-1206、D-1207、SCP-1206-JPに感染したM11拳銃
実施方法: D-1206に目隠しと耳栓をさせたD-1207を撃たせるように指示
結果: D-1206がトリガーを引いた直後、M11拳銃が爆発。これによりD-1206の右手が負傷した。爆発したM11を調べた所、発砲された弾丸がその速度のまま戻ったことにより爆発したことが分かった。
__**実験記録7 - 日付199█/8/4
対象: D-1206、D-1207、SCP-1206-JPに感染した十得ナイフ
実施方法: D-1207に目隠しと耳栓をさせたD-1206を刺すように指示
結果: 十得ナイフが変形、持ち手部分に刃物が展開してD-1207の手に刺さった。
__**実験記録8 - 日付199█/8/4
対象: D-1206、D-1208、実験記録7で使用した十得ナイフ
実施方法: D-1208に十得ナイフを分解させた後、目隠しと耳栓をしたD-1206を刺すように指示
結果: 問題なく刺さりD-1206が負傷した。ただし分解した際に発生した音波で監視をしていた警備員の武装が感染した。
__**実験記録12 - 日付199█/8/5
対象: D-1207、D-1208、SCP-1206-JPに感染させた手榴弾
実施方法: D-1208に目隠しと耳栓をしたD-1207に投げるように指示
結果: D-1208が投げるのに失敗し、目標より手前に落ちたが爆発せず、D-1208に確認するように向かわせた所、突如爆発、D-1207が軽い怪我、D-1208は死亡した。
補遺: 199█/9/7、SCP-1206-JPが収容違反を起こしました。SCP-1206-JPは収容房の真下の休憩室に転移。これにより休憩室で休んでいた武装職員の武装装備を全てメンテナンスすることになった。その後の実験で確認後、収容房内のSCP-1206-JPから4m以内にポスターの貼れる壁を配置するようになりました。
※SCP_514とネタが似通ってしまったため執筆停止
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