アマミのノート


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参加者により撮影されたSCP-XXX-JPの様子

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 全てのSCP-XXX-JP-αはサイト-81██の地下格納室にて、コールドスリープ状態で収容されます。

また、新たなSCP-XXX-JP発生防止を目的として、日本全国で催される"睡眠"もしくは"夢見"に関するセミナーの監視が行われます。同様に、精神診療科への受診者の内、特定内容を含む相談を行った人物に対する監視が行われます。

説明: SCP-XXX-JPは、不特定多数の人員で構成された"ドリームズ・ゲート・カルト"(Dream's Gate Calt)を自称する集団によって執り行われる、集団心中を伴った一種の儀式的行為です。

多くの場合、SCP-XXX-JPは一般観衆向けに開放された公共施設や会場等で催され、初期段階では単なる"睡眠"や"夢見"に関するセミナーであるかのように見受けられます。その最終段階において参加者全員が死亡し、後述するSCP-XXX-JP-αが生成された時点でSCP-XXX-JPの全手順が完了します。以下は、開始から終了までに行われる儀式内容の一例です。

  1. 立食パーティ形式での参加者同士の挨拶や自己紹介
  2. 参加者同士で"最近見た夢"に関する談話
  3. "世界の終焉"及び"終末を生き延びる策"についての討論
  4. 致死量の睡眠薬が混ぜられたジュースが配られた後に全員で記念撮影
  5. 乾杯の音頭に合わせ、全員が同時に服毒を行う
  6. 参加者全員の死体から異なる身体部位が脱落・剥離し、それらが集合・結合してSCP-XXX-JP-αが1体生成される

服毒が行われる前にSCP-XXX-JPが中止された場合、参加者全員はその場で昏睡します。昏睡からの覚醒後、参加者全員は自分たちが置かれている状態や、SCP-XXX-JPに関する情報を明確に説明することができず、多くの場合は薬物やアルコール等に起因する記憶の喪失であると合理化を図ります。

SCP-XXX-JP-αは上記の通り、SCP-XXX-JPの最終段階で生じる死体を"基"にして生成された人型実体です。身体的には、"基"となった参加者の身体的特徴や持病を引き継ぐ以外の点で異常性は見受けられず、その正確な生成プロセスも依然未解明の状態です。また、基本的には"基"となった参加者の内の1人と概ね一致する記憶・自己同一性を保持していますが、多くの場合は非定型精神病や解離性同一性障害に類似した症状を示し、場合によっては意思疎通が不可能なケースも確認されています。

それに加え、生成から時間が経過するごとにSCP-XXX-JP-αの体温は急激に低下し続け、数時間足らずで意識を完全に喪失します。この最終的な結果として、SCP-XXX-JP-αは一種の冬眠状態となり、栄養補給なしに長期間延命可能となります。なお、財団内で実施された再現検証において、SCP-XXX-JP-αの生成には成功していません。

また、SCP-XXX-JPの主だった進行は、参加者から"主催者"と称される存在(以下、SCP-XXX-JP-β)によって行われると主張されています。しかし、SCP-XXX-JP-βの姿は参加者以外には認識されておらず、一種の限定的な反ミーム的実体であるのか、もしくは集団幻覚に基づいた実在しない存在であるのかは不明です。

SCP-XXX-JPは20██/██/██、京都府京都市████で初めて発生が確認されました。現在までに、"ドリームズ・ゲート・カルト"の結成は日本国内のみで12回発生し、そのうち7回でSCP-XXX-JPが最終段階まで執り行われています。なお、SCP-XXX-JP-αの性質のため、意識喪失までの間に聴取を行えたケースは3回のみに留まっています。このこともあり、当報告書の概要自体も3体のSCP-XXX-JP-αに対する聴取で得られた情報に基づく内容となっています。

更に、現在までに身元が判明しているカルト構成員・参加者の身辺調査において、その大半には特筆すべき異常な経歴やカルト活動に関与する一切の兆候が認められませんでした。それに加え、他の参加者と連絡を行った痕跡も発見されておらず、どのようにして参加者が集まり、SCP-XXX-JPが滞りなく実行されているのかは現時点でも不明です。その一方で、参加者の半数には睡眠障害を理由とした精神診療内科への通院歴が確認されており、医師に対しては共通して"終末的な事象に関する恐怖心"の相談を行っていたことが判明しています。

付録: 以下の記録は、20██/██/██の事象で生成されたSCP-XXX-JP-α-3に対するインタビューからの抜粋です。これら情報の成否に関しては、現在も議論が継続されています。

インタビューログXXX-JP - 日付 20██/██/██

対象: SCP-XXX-JP-α-3

インタビュアー: 阿久津博士

付記: SCP-XXX-JP-α-3はSCP-XXX-JP参加者の1人である、██ ██氏の記憶・自己同一性を有していると推測されます。その一方で、インタビュー中にも他のSCP-XXX-JP-αと同様の症状を示している点に留意してください。

<記録開始, 20██/██/██>

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<記録終了, 20██/██/██>

終了報告書:

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