scp-xxx-jp
oc:keter
特別収容プロトコル
scp-xxx-jpは現在その特性上収容出来ません。その為、事案が発生した場合関係者に記憶処理とカバーストーリー[失踪事件]を流布してください。
説明
scp-xxx-jpは一般的に[フリーWi-Fi]と呼ばれる異常な電波です。(以降Aと呼称)予防策として一般人には[フリーWi-Fiは個人情報が盗まれやすい]を流布し、できるだけフリーWi-Fi自体にあまり接続しないよう呼び掛けています。
Aの特異性は日本全国各地の駅や大規模な商業施設などのフリーWi-Fiが元からある場所に定期的に転移します。その際、AのSSIDはその場所に元からあったWi-FiのSSIDになります。
また、Aの発する電波で利用する為のログインを行うと即座にログインを行った者(以降暴露者と呼称)は転移します。
暴露者はその転移した先の空間(以降B)で何者かに追いかけられます。追いかけている者の撮影・転移した場所の追跡は失敗しています。その後ほとんどの暴露者はBの中で死亡します。その後ログインを行った場所に暴露者が使用していた端末が出現します。
その端末を調査したところ暴露者自身が撮影したと思われる動画又は写真と1KBのテキストファイルが発見されました。テキストファイルには以下の文言が保存されていました。
ワタシワユルサ ナイオマエラヲゼッタイニ-[削除済み]
これがだれに対してかのメッセージかは現在調査中です。
又、暴露者が生還出来た場合、端末と一緒に転移しますが、重大なミーム汚染に暴露しており生還した者はいかなる職員も接触せずに、即刻終了してください。
生還者はミーム汚染の影響で生活に支障が出るほどに動画を投稿し、有名になろうとします。が、ほとんどの場合有名になりません。ですが、暴露者は諦めようとせず、段々と危険な動画を投稿します。そのため動画撮影中に死亡します。
発見経緯:scp-xxx-jpは[編集済み]県において大型商業施設にて不可解な消失現象がおきました。同県で発生した別のオブジェクトを調査していたエージェントが現場に居合わせたため財団に報告がされました。その3時間後に暴露者の使用していた端末が出現しました。その端末を解析し、ストレージ内から映像とテキストファイルを回収しました。
補遺1:このオブジェクトが噂として広がり始めている可能性が高い。このオブジェクトの調査と関係者全員の記憶処理をもう一度確認しろ-[][]博士
補遺2:Aに接続しなくても消失する事案が多発しています。そのため現在、データ通信用の電波を調査中です。