AMADAIの刺身盛り合わせ
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稼働中のSCP-1916-JP

アイテム番号: SCP-1916-JP

オブジェクトクラス: Safe Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-1916-JPは低危険物保管庫内にて収容されています。SCP-1916-JPを用いた実験後はバリド型広範囲記憶処理機を用いて日本国内の人物に記憶処理を行って下さい。

説明: SCP-1916-JPは大規模な現実改変能力を保持した懐中時計です。全ての針が12時を指した状態で停止しており、後述の現実改変時のみ稼動します。現実改変はSCP-1916-JPに付属しているチェーンを用いて首に掛けた(以降この人物を対象とする)際に発動します。その時点で対象はその場から消失、その後複数回行われた実験の結果、対象がその時点での"一番叶えたかった願望が叶った状態"となる事が判明しました。なおこの現実改変は日本国外には影響を及ぼしません。

SCP-1916-JPは要注意団体"夢見テクノロジー"の調査の際にSCP-1950-JP等と共にその存在が確認されました。その後████病院に末期癌で入院していた███氏の首にかけられた状態でSCP-1916-JPは発見、収容へと至りました。███氏は現在昏睡状態であり、家族にはカバーストーリーが流布されています。

実験記録-A - 日付2008/8/19

対象: D-72███2

実施方法: 対象にGPS、SCP-1916-JPを装着させる。

結果: 対象は群馬県内のケーキ店に出現。該当ケーキ店にて6年前から勤務していたと改変されていた。24時間後に実験室内に対象が出現。

実験記録-C - 日付2008/11/5

対象: D-73███4

実施方法: 対象にGPS、SCP-1916-JPを装着させる。

結果: 対象は滋賀県内の公園に数名の人物と出現。また大規模な現実改変が発生し、年月が2018年5月5日1へと変化。対象へ質問を行ったところ、願望は"息子夫婦、孫と遊びに行く事"2だったと述べた。以前までの実験と同様24時間後に対象が実験室内に出現。同時に日付も正常な物へと変化。実験開始直後に確認された対象の孫とみられる人物は消失。

実験記録-D - 日付2008/11/22

対象: D-73███5

実施方法: 対象にGPS、SCP-1916-JPを装着させる。

結果: 対象は青森県内のアパート内に出現。インタビューなどから対象は結婚している状態だと判明。結婚相手である███氏はすでに現実で死亡3している人物であることが確認された。以前までの実験と同様24時間後に対象が実験室内に出現。同時に███氏はその場より消失、室内に置かれていた家具全てが変化し、元々の住民である██氏が浴室のドアを開け出現4。実験前のインタビューで願望は"彼女とまた過ごしたい"事だと述べていた。

対象が再出現した時点で現実改変は終了し、改変された物体、時刻などは全て正常な状態へと戻ります。現実改変発生から24時間が経過した時点で対象は現実改変発生前に存在していた位置に再出現します。それ以降対象は昏睡状態となり、寿命以外で対象は死亡しません5。また、如何なる手段を用いても対象を負傷させることは不可能であることが判明しました。

補遺: 実験F開始後、実験対象であったD-74███6が消失、D-74███6の衣服と共にSCP-1916-JPは床へ落下、それによりSCP-1916-JPの一部の歯車が破損、SCP-1916-JPが停止しました。データを元に破損した歯車を修復しましたが、2ヶ月以上経過しても再度稼働することは無かったため、SCP-1916-JPはNeutralizedに指定されました。

実験記録-F - 日付2009/3/17

対象: D-74███6

実施方法: 対象にGPS、SCP-1916-JPを装着させる。

結果: 対象は装着物を残し完全に消失。また当実験記録以外からD-74███6に関する記録が消失、実験関係者以外からD-74███6に関する記憶も同時に消滅した。実験開始直前でのインタビューで、D-74███6は"人生をやり直す事"が願望であると述べた。また、実験後も対象が再出現しなかった唯一の事例。