キング・オブ・ホップ
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは青森県にある専用のサイト-███の小屋型施設に収容されています。SCP-XXX-JPを収容する施設は、専用の設備を整えた小屋としてください。
いかなる職員、人間であってもSCP-XXX-JPのいる施設には直接立ち入ることを禁止されています。万が一SCP-XXX-JPが収容違反した場合にその逃走経路を把握するため、常に人工衛星による施設の監視を行ってください。また地上でも、収容施設の外側5㎞圏内に死角が生まれないよう気を付けながら監視カメラを配置し、その外側に監視任務を受けた職員が常駐するための家屋を設置してください。SCP-XXX-JPが収容違反した場合、それを確認した職員はすぐに機動部隊ぬ-14通称「虫取網」に連絡をとり、出動要請を出してください。

説明: SCP-XXX-JPは、異常性を持つクルマバッタ(Gastrimargus marmoratus)型の実体です。体格は平均的なクルマバッタと同じと同じと思われています。

SCP-XXX-JPの異常特性は、通常のクルマバッタとは比べ物にならない程の跳躍力です。SCP-XXX-JPは、大きな音や衝撃を感知する、または外敵が接近しうる状況に晒された際、垂直跳躍のみで大気圏を離脱して逃走します。SCP-XXX-JPが跳躍際の初速は平均秒速32~33㎞で、この速度を維持すると2秒以下で成層圏界面を突破します。この跳躍時ではジャンプのため足を地面に叩き付けた時に発生するクレーター、音速を超えた際の衝撃波、大気との摩擦熱などによる周辺への被害が発生します。このオブジェクトは地上500㎞に到達した後、何らかの方法で急減速した上で大気圏に再突入します。大気圏への突入時の様子は観察されていません。突入したSCP-XXX-JPは高空にて羽を広げ、滑空することによって着地地点を捜索します。このため地上への着地を優先する傾向があり、海上への着水は観測されていません。着地するときには突入時の勢いは無くなっており、跳躍時のような多大な被害はもたらしません。

これらの大気圏離脱~着地までのプロセスにおいてSCP-XXX-JPには損傷が見られませんでした。また、このオブジェクトの寿命ははクルマバッタの寿命を大幅に超えており、発見から数十年経った現在も存在しています。この強力な耐久性と生命力も、異常な特性として見られています。

補遺1: SCP-XXX-JPは後の調査により、もともとはアメリカのカリフォルニア州南部のとある一家の長男ジョセフ氏が、財団がSCP-XXX-JPを確認した3年前に捕獲したバッタであることがわかりました。捕獲された当初は異常性を持たず、ごく普通のクルマバッタとして活動していたようです。また、捕獲したジョセフ氏によって「マイケル」という名前を付けられていました。ジョセフ氏は飼い始めて三ヶ月後にSCP-XXX-JPが籠から逃げてしまったと話しています。ジョセフ氏が逃がしてしまった時から財団が発見するまでの間にSCP-XXX-JPが異常性を獲得したとして、引き続き「虫取網」が捜査を続けています。

補遺2: 現在、SCP-XXX-JPを収容している施設を外側から強化改築することによって跳躍されても逃走できないようにする試みが進められています。しかし、工事による外部からの衝撃でSCP-XXX-JPが危害に晒されたと判断し逃亡を図る可能性があるので、この試みは停滞しています。