煮付け

秘密のコーラ工場

アイテム番号: SCP-xxx-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPはサイト-██の低脅威度物品用ロッカーに収容します。新たに発見されたSCP-xxx-JPは機動部隊き-4"八番目の香り"が回収し、情報のコントロールを行います。必要であれば部隊にはクラスA記憶処理の利用が許可されます。

SCP-xxx-JP-A内に調査拠点が設けられ、SCP-xxx-JP-74,75がサイト-██の4番実験室に常設されています。これらは変形しないよう固定されていますが、使用の際は物理的接触を極力避けてください。進入にはxxx/3クリアランス以上の職員による許可が必要です。

説明: SCP-xxx-JPはポータルとしての性質を持ったコーラ飲料の缶です。異常性を失ったものを含め、███個が収容されています。通常の缶が製造の段階で異常性を獲得するため、缶自体の物理的性質には異常性の無い同一製品との違いがありません。現在まで缶以外のコーラの容器及び他の飲料で同様の異常は発見されていません。

SCP-xxx-JPを正規の手段で開缶した時、その開口部はSCP-xxx-JP-Aと指定される異次元へと繋がります。接続地点はSCP-xxx-JP-A内に作られた形状、内容物ともにSCP-xxx-JPと同一の缶の内部であり、この状態においてSCP-xxx-JPを非異常の缶と区別するのは事実上不可能です。SCP-xxx-JP-Aとの接続は、SCP-xxx-JPが缶の外側からの力によって凹む、穴が開く等の内側に影響する変形を受けた場合切断されます。この時、本来の内容物はSCP-xxx-JP-A側に残っていた分量と同じ量に減少していますが、この現象のメカニズムはわかっていません。内側からの力による変形がSCP-xxx-JPに影響することはなく、この場合SCP-xxx-JP-Aとの接続は継続されます。

SCP-xxx-JPは19██年に初めて捕捉されました。発見後に生じた███████での小規模な混乱は、関係者に対する記憶処理と偽情報の流布により大きな混乱になることなく収束しました。現在は███████を中心とした地域で、すでに存在していたコークロアの類型として「製品に誤って封入されたコーラの原液で指を溶かされた子供がいる」という都市伝説が定着しています。

調査によって、SCP-xxx-JPは缶コーラの誕生とほぼ同じくして発生している事が判明しています。発見が遅れたという事実は、逆説的にほとんどのSCP-xxx-JPがそれ自身の持つ隠蔽性により気付かれることなく無力化されてきた事を示唆しています。

SCP-xxx-JP-A調査記録(抜粋)

#1
開始地点: SCP-xxx-JP-18
備考: SCP-xxx-JP-1は19██年に製造されたコカ・コーラの缶です。調査は缶底に穴を開け、小型カメラを通して行われました。

調査結果 SCP-xxx-JP-18'は複数のマニピュレータに接続されていました。このマニピュレータは極めて複雑な動作が可能であり、SCP-xxx-JP-18の動きに正確に対応しています。その他に各種センサーと偽装を目的にしていると思われる光源、温度調節器と用途不明の幾つかの装置が存在し、これらの装置は金属で出来た1辺1mの立方体の箱に入れられていました。

#3
開始地点: SCP-xxx-JP-18
備考: SCP-xxx-JP-18は19██年に製造されたコカ・コーラの缶です。箱の一面を取り外し、外部の調査を行いました。調査にはSCP-xxx-JP-A内で部品を繋ぎ合わせて作成した小型の探査機を使用します。

調査結果 箱の外は明かりの無いコンクリート壁の部屋であり、その構造は巨大な倉庫を思わせます。室内にはSCP-xxx-JP-18'が入れられていた物と同様のユニット(以降xxxユニットと表記)が多数(後の調査で6400基)発見されました。多くはすでに動作を停止しており、これは対応するSCP-xxx-JPが無力化されたものであると考えられています。部屋の入口は施錠されており、この調査に用いた探査機では開放できませんでした。

#7
開始地点: SCP-xxx-JP-24
備考: SCP-xxx-JP-24は20██年に製造された████████のプライベートブランドのコーラの缶です。探査機には#5の結果をもとに作られた、室外に出るための器具が取り付けられています。

調査結果 部屋は#3と同様の保管庫でしたがより狭く、置かれているxxxユニットは514基でした。室外はリノリウム張りの細い廊下であり、施錠された扉が等間隔に並んでいます。数ヶ所の扉を開けたところ、全て同様の倉庫として利用されていました。xxxユニットに収められた缶の形状は部屋ごとに異なります。後の調査によって幾つかの銘柄が特定され、この区域は恐らく小規模なプライベートブランドのコーラの倉庫であるとみられます。

#13
開始地点: SCP-xxx-JP-52
備考: SCP-xxx-JP-52は19██年に製造されたペプシコーラであり、財団が所有する最古のSCP-xxx-JPです。調査は缶底に穴を開け、小型カメラを通して行われました。

調査結果 SCP-xxx-JP-52'は巨大な装置に接続されていました。この装置は全体の老朽化により現在は動作していません。技術的に劣るものの、その機能はこれまでに発見されたxxxユニットと本質的に同じであったと考えられています。装置の設置されている部屋はSCP-xxx-JP-52の製造年代におけるアメリカの工場の様式と類似しています。SCP-xxx-JP-52からおよそ10mの位置には机があり、大量の書類が乱雑に置かれていました。映像解析で書類には当時のペプシコーラの原材料、ペプシ社の社員名簿の一部、████ █████████のサイン等が見つかっています。

===記事ここまで===

画像は追々決めたり決めなかったりします
列挙する都合、無駄に長くなるので学名は記載してません。

懸念
・説明→記録(短)→探査記録ってなんかテンプレな流れすぎやしないか(広域探査記録はなんかもうちょっといいやり方がある気がする)
・入れてない追加案「実はコーラの誕生よりこっちの世界が先(ややありがち)」「他のGoIが侵入した形跡(危険性はあまり入れたくないのでワンタメ辺り)」
・全体が変化する案「SCP-xxx-JP-A従業員の存在仄めかし」「SCP-xxx-JP-Aを缶毎に別の世界にする」
というような案はあるけど追加とかした方がいいかしらん?

===ここまで===

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