
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの収容室の入り口には防虫ネットを張り、中に入る際は虫除けスプレーを携帯してください。また、3日に1度、服を脱がせて手足を拘束したDクラス職員を1名中に入れてください。
説明: SCP-XXX-JPは、日光による劣化の著しいプラスチックのバケツです。中は雨水で満たされ、落ち葉が堆積しています。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2の成体が常に82体になるように、SCP-XXX-JP-2の幼体を生成します。
SCP-XXX-JP-2は、1センチほどの通常より大きなヤブ蚊です。小さな飛行帽と風防メガネを装備しています。また、SCP-XXX-JP-2は以下の部隊に分かれています。
・SCP-XXX-JP-2-A (夜間強襲部隊)
SCP-XXX-JP-2の中でも体が大きく素早い個体が配属されます。主な任務は食料となる哺乳類の血液の確保です。作戦は危険が伴うため夜間に遂行されます。
・SCP-XXX-JP-2-B (基地警備部隊)
基地防衛は死活問題のため、大部分のSCP-XXX-JP-2はここに配属されます。主な任務は基地に接近する蚊やハエに対する警告と排除です。
・SCP-XXX-JP-2-C (装備開発部隊)
SCP-XXX-JP-2の中で一部の個体が配属されます。蚊取り線香や殺虫剤への対策装備を開発しています。
・SCP-XXX-JP-2-D (偵察部隊)
SCP-XXX-JP-2の中でも体が小さい個体が配属されます。主な任務は食料となる哺乳類や基地に接近する他の蚊やハエの発見です。
・SCP-XXX-JP-2-E (新兵教育部隊)
SCP-XXX-JP-2の中でも寿命の近づいた個体が配属されます。主な任務は新しく生成されたSCP-XXX-JP-2への戦術や注意事項の教育です。生成されたSCP-XXX-JP-2の幼体は教育を受けた後羽化し、各部隊へ配属されます。
発見:SCP-XXX-JPは民家の裏庭の茂みの中で発見されました。住人が「統率のとれたヤブ蚊に悩まされている」と駆除業者に依頼したところを発見しました。
補遺: 互いに羽音によって意思疎通をしていると考えられています。編隊を組んで飛行する様子が確認されました。