sitagaki

アイテム番号: SCP-XXX-JP惨い試練と幸せを願う少女

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル:SCPに対しては6時間ごとに安否確認を収容室で目視で行ってください。監視カメラを使うことは許可されていません。SCPから何らかの要求があった場合、収容違反に繋がらないと思われる要求は担当の博士の許可が下りた場合エージェント(できる限りSCPと年齢が同じくらいのエージェントを用意してください)によって要求に応じてください。また、SCPが実験や収容違反で重傷を負った場合、精神面が弱い、又は精神病の疑いがある職員が近づく、視認することは許可されておらず、万が一精神汚染が確認された職員には記憶処理がほどこされます。現在SCPの実験にDクラスを使用することは禁止されており、実験への志願者は担当の博士に許可を貰ってください。Dクラスを使う実験を行う場合Dクラスの性格や趣向を考慮し適切なDクラスを選択してください。SCP1を収容しようとする行動はO5より禁止されています。

説明:SCPは見た目は普通の少女ですが普通の人間より生命力、再生能力が遙かに上回っており致命的な損傷を受けない限り完全に傷が癒えることが確認されています。SCPは自分が神が作った最後の試練であると、自称しており後述する内容からも、紛れもない事実であることが確認されています。SCPは試練を乗り越えた者ならばどんな願いだろうと叶えるというのがSCPの最も特筆すべき特性です。試練の内容は試練に挑戦する者と願いの内容よって変わります。試練の内容は挑戦者が1人で実行することが可能であり、道具を使う場合もあります。例えどんな内容だろうとSCPは拒むことをせず無抵抗です。大半の挑戦者は試練の内容を知った後、拒否するか、途中で挫折します。試練の最中には挑戦者に精神汚染を受けている可能性があります。試練が長引けば長引くほど罪悪感が増すという証言を得ています。試練を超えた者は願いが叶い、SCPから祝福の言葉を掛けられます。挑戦者は試練を乗り越えた達成感を一時的に得ることが出来ますが試練の記憶がフラッシュバックしたり、罪悪感に襲われるようになります。この現象はSCPに貢ぎ物を捧げるような行為で緩和することが可能です。記憶処理は効果が無く、自分が少女を虐げるイメージが浮かび上がってくるとその後の調査で判明しています。SCP-1はSCPが仕えている神であり、現在茨城県〔削除済み〕市で牧場を経営しています。試練の内容はSCP-1が決めていると思われます。SCP-1は年を取り老化もしますが、それは人々に自分の正体を悟られないようにするためであり、70年に一度その時代にあった20才の男性の姿に変化します。この特性により、今まで財団はSCP-1の存在に気がつくことが出来ませんでした。サイト██とSCP-1の牧場は3kmしか離れておらず職員も以前からその牧場には通っていたが、その牧場の特筆するべき点は「野菜が美味しい」程度の情報しか得ることが出来ませんでした。いつから存在するかは不明です。
 SCPはゲリラ豪雨による川の氾濫、土砂崩れが発生したが川は地震によって起きた地殻変動により盛り上がった土により街にまで氾濫せず、土砂崩れは街を不自然に避けました。犠牲者は出ませんでしたが、溺死寸前の少女が病院に搬送されたことが財団が発見し、収容に至りました。両親は非常に友好的でしっかりとした待遇、面会の機会を設けることを条件に、SCPの収容に同意しました。この際エージェントが第三者の視線をずっと感じていたことを報告しています。
以下のインタビューはSCPが収容されてから一週間後に記録されたものです。この時点でSCPは幻聴を疑われていました。

対象:[SCP]

インタビュアー:[████博士]

付記: [ ████博士 はSCPの異常性に懐疑的でした。]

<録音開始>

████博士 :SCPこの場所には慣れましたか?

SCP: はい、皆さん私に親切にしてくださいますので、とても感謝しています。
████博士 :貴方にいくつか質問します、まずは貴方の生い立ちですが・・

SCP: 私が両親から生まれたことはすでに調べていると思いますが?
████博士 :貴方は我々の行動を把握しているのですか?
SCP: えーとその・・[SCP-1の名前]様に頼みましてあなた方はどのような方なのか調べていただいたのです。
████博士:貴方が人から生まれたことは分かっています。貴方の両親からは全く異常性が確認されませんでした。貴方は本当に神に仕えている存在なのですか?。
SCP: はい、私のお母さんは私が12才になった時に私に一族の使命を託したのでもう普通の人間になりました。
████博士 :そうですか・・じゃあ何か貴方が神様に仕えているという証拠はありますか?
SCP:(何か迷う様な表情をしてしばらく無言)
████博士 :やっぱり貴方にはなんの異常性もないんじゃ・・
SCP:これは録音を?
████博士 :何か問題が?
SCP:紙かなにかくれませんか?
████博士 :何に使うつもりですか?それを言わない限り許可出来ません
(しばらく意味のない会話が続く)
SCP 分かりました、そこまで言うなら私は貴方に直接伝えます。[SCP-1の名前]様は貴方の罪を分かっていました!あんたなんて地獄に落ちてしまえばいいんだ!
████博士 :いきなり何を
SCP:お前は家族がいてまだ幼い子どもが居るのに( ████博士 の不倫相手)さんと人には言えない関係を築いてるし!しかも子どもの誕生日すらその女の体に夢中になってたじゃない!そして次は妻を殺して生命保険を貰おうって言う算段なんでしょ!
████博士 :カメラを止めろ!今すぐ!
(博士が立ち上がりSCPに詰め寄ろうとすると同時に博士の持っていた水の入っていたペットボトルが勢いよく破裂し博士が悲鳴を上げ、機器がペットボトルの破片で壊れる前にSCPが倒れた████博士に青ざめながら博士の出血した箇所を抑え上を向きながら、ここまでしなくてもとSCP-1に呼びかけている姿が確認された。)

終了報告書:水は100℃まで上昇していました。 SCPは無傷でしたが、インタビュー終了後SCP-1がやり過ぎたことをSCPが職員に謝罪しました。後の調査の結果SCPの証言は真実であることが判明しています。
SCPが神の使いというのは間違いではないと考えています、SCP-1がなぜ我々を消していないというのが知りたいので、SCP-1と話してみようと思います。遺書は私のデスクにあるので問題はありません。                                                       ー亜不博士

亜不博士の提案によりSCPを通してSCP-1との接触を試みた結果、白ワインを用意すれば、サイト██を訪ねるという趣旨の返答をもらう事に成功しました。以下のインタビューはSCP-1との接触時の記録です。
 
 > 対象: SCP-1


インタビュアー: 亜不博士

付記: 時間はSCP-1から指定され場所の用意はこちらでするように要求されていました。念の為、外では機動部隊が待機していました。

<録音開始>

亜不博士:そろそろ時間なので記録を開始します。・・ああ緊張する。
(扉をノックする音)
亜不博士:外の機動部隊か?開いてますよ。
(扉から30代くらいと思われる男性が現れる。スーツを着ているが、明らかに新品であり、ネクタイもおおざっぱである。扉の向こうは牧場と思われる。)
SCP-1:亜不博士ですね?
亜不博士:(しばらく無言)そうです。貴方がSCP-1ですか?

SCP-1:まあそうだ、ただ出来る限り本名で呼んで頂けるとうれしい。
亜不博士:分かりました。では(SCP-1の本名)様でよろしいですか?
SCP-1: さん付けで呼んでくれないか?様と呼ばれるほど偉いことはしてないんでね

亜不博士:本当ですか?ちょっと無礼な気もしますが・・ではさん付けで呼びます。
SCP-1:話を始める前に確認しておきたいことがある。(席に座る)
亜不博士:答えられる範囲なら答えましょう。(席に座る)
SCP-1:あの屑野郎はどうしてる?
亜不博士:自主退職しました。自分の秘密を暴露されたことが相当効いた様です。

SCP-1:そうか・・まあいい。SCPは元気にしているか?
亜不博士:様態に変わりはありませんが、ご存じないのですか?
SCP-1:この前のをまだ怒っていて顔も見せてくれないし、話も聞いてくれない。
亜不博士:なにか伝えておきましょうか?
SCP-1:お気遣いどうも、だがこれは私が解決するよ。じゃあ白ワインを出してくれ、飲みながら話をしたい。
亜不博士:どうぞ(SCP-1に白ワインをコップに注ぎ渡す)
SCP-1:(白ワインを飲む)なかなかだな。後でボトルをくれないか?材料を調べたい。

亜不博士:貴方は全知全能と聞きましたが、ご自分で物を生み出すことは出来ないのですか?
SCP-1: やろうと思えば出来る、だが味の知らない物は生み出せない。人間の物を生み出すスピードには驚かされる。(どこからか█の種が皿に載っている状態で出現する)あんたは飲まないのか?
亜不博士:職務中ですので。
SCP-1:問題ない!酔ったら醒ましてやる!それに1人で飲むのはさみしいしな。
亜不博士:そういうことなら頂きましょう・・でもコップが
SCP-1:ほれ(ワイングラスを差し出す)
亜不博士: ありがとうございます。では質問させて頂きますが、貴方はなぜSCP・・(SCPの本名)を従えているのですか?貴方に従者は必要ないと思うのですが。
SCP-1: 本当は必要ないのだが、試練を行うのに私が産みだした。人の罪悪感と正義感で簡単には突破することはできないはずだ。誰だって無抵抗の女を自分が嫌悪を抱く方法で拷問まがいのことはしたくないだろう、どんなに素晴らしい物が手に入ると分かっていても
亜不博士: 少女を拷問することで願いを叶えてくれるのですか?今まで突破出来た人はいますか?
SCP-1:それなりにはな、ただその後トラウマを抱えてもらうことになるが。
亜不博士: トラウマというのは具体的にどうのような物だかご説明頂けますか?
SCP-1: 自分が拷問した記憶がフラッシュバックするっていう単純なトラウマだ。まあ感謝の気持ちと行動を忘れなければ、そんなに苦しむ必要はないだろうよ。ちょっと貢ぎ物とかくれるだけで良いから簡単だろ?
亜不博士: 簡単ですね、今まで悪意ある願いを叶えたことはないのですか?世界征服や人殺しなどのような願いのことです。
SCP-1:私がぼけてなければ無かったと思う。そういう願いはかなりえぐい拷問の仕方を選んで叶えないようにしている。
亜不博士: なるほど、彼女は死ぬことはないからあんなに笑っていられるのですかね?私たちは彼女に精神的問題があるのではないかというくらい我々に献身的でどんなときも暗い表情にならない彼女に・・多少の恐怖を感じています。
SCP-1: (顔をしかめる)…私がそう作った。優しい少女を試練に選んだのだ。ぬくもりを知らぬ悪人が、孤独に生きた者が彼女を傷つけるのをためらうように…私は今でも後悔しているよ彼女に..彼女達に何ていう苦痛を与えてしまったのだろう。
亜不博士: 彼女を創造した理由をお聞きしても?
SCP-1:話すと長いぞ?まあそういう仕事か。では話そう、平安時代のあたりの話だ。細々と神様としての仕事はしていたが、全知全能故に他の神からは忌み嫌われ、自分も人の世に自分があれやこれやと手を出したら、人類は腐敗すると分かっていた。だから秘境で逃げてきた者相手に、神としての勤めを果たしていた。そうしていつの日にか村が出来ていた。村人のルールに私の存在を広めないというものも当然入っていた。元々信仰なんて必要無かったが悪くはなかった。孤独だった時間が長すぎたのだ。だがある日あの男がやってきた。
亜不博士:その男が試練を作った原因ですね?
SCP-1: その通りだ。奴は切り傷ややけどが酷かった。すぐに村人は治療をし、その男は回復した。話によると両親を貴族に殺され、妹を攫われ自分は命からがら逃げてきたという。その話が本当なのはすぐに分かった。目から復讐の炎が出そうな形相だった。そして私に復讐の助力..即ち貴族を皆殺しにしてくれと頼んだ。助けたい気持ちは山々だった。だが馬鹿な神が似たような願いを叶え、無実の人達にも危害が加わったのは知っていた。ただ助けてやりたかったんだ!…ああ失礼、熱くなってしまった。(ワインを飲み干す)
亜不博士:いえ、大丈夫です。そこまで彼は可哀想だったのですか?
SCP-1:彼は良い奴だったんだ。回復したらすぐに、村人の農作業の手伝いをしていた。まだ完治してないのにだぞ?それに教養のある奴だった。両親の教育が良かったのだろうな。それにちょっとその貴族の生活を覗いて見たら、自分の一族の力を乱用して豪遊していた、くそ野郎だったよ、そいつの一族はこの世の全ては俺の物!とか言ってたらしい。それに加えて妹が無事なんだ、生まれて初めて悩んだよ。男の怒りは収まらない、貴族ははっきり言って殺意が湧いたし、だけど、そいつの願いは国が滅びかねない犠牲が出るのは確実だった。軽く100人の権力者を殺さなきゃいけないから国も傾く!出した答えは彼を思いとどまらせることだった。そして彼女を作った。
亜不博士:拷問させる事で彼の良心に訴えかけたのですね。
SCP-1:お前の願いを叶えると無実の人間が沢山死ぬだったらその覚悟をここでその子を惨殺して示せと言った。あの男はそんなこと出来るわけないだろと怒ったよ、期待道理の反応だった。だが、私自身彼女を殺すことが出来なかった。長い年月を人と過ごしてしまった。私にも感情があるのだとそのとき知った。それが良かったのか悪かったのか今でも分からない、彼女の体質は、呪いとも、祝福とも言える。しかも世襲性になってしまっていた。初めて願いを叶える者を創ったから上手く調整が出来なかった。腹いせに貴族に呪いをかけたよ。
亜不博士:そ、そうですか。あの・・非常に申し訳ないのですが、彼女を使って実験の様なことをするのを許して貰いたいのですが・・
SCP-1: 私が許可を出すまでもなく彼女が進んで協力するだろう。構わないがもし彼女の優しさを利用して、人の道を外れた場合容赦はしない。理解してくれるか?
亜不博士: もちろん約束します。ならば万が一破った場合私の心臓を止められるように、彼女に権限を渡したらどうでしょう?
SCP-1: 考えておこう、ただ君の素性から考えてそんなことは必要なさそうだな。それではそろそろ帰らせてもらおう、今度の台風の対策をしなければ。
(博士が質問する前にSCP-1は答える。)
亜不博士:そうでしたか・・分かりました、送迎は・・必要ないですね。今日は忙しい中ありがとうございました。
SCP-1:そちらも仕事を頑張ってくれ、それでは失礼 。(SCP-1がドアから牧場に帰っていった。)
亜不博士:無事に終わりましたね。それでは記録を終(ドアが開く)
SCP-1:これ内で採れた野菜なんだがあの子を世話してくれるお礼としてもらってくれないか?(大量の野菜が入っているかごを差し出す。)
亜不博士:あ、頂きます。って重

<録音終了>

終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば