アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPはサイト-8173の特別収容室に収容されています。収容室内は常に照明で照らし、また、SCP-XXX-JPが枯れるのを阻止するため、1日に1度、Dクラス職員1名によって水やりをしてください。SCP-XXX-JPに関する全ての実験は、サイト管理者の許可を得た上で、Dクラス職員1名にて行ってください。実験の場合も含め、SCP-XXX-JPの収容室内に2名以上の職員が立ち入ることは禁止されています。
説明:SCP-XXX-JPは一般的なスズランに類似した植物です。SCP-XXX-JPは視覚もしくはそれに近いものを持つと推測されています。
SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPが知覚できる範囲内に複数の白血球を持つ同科の生物が存在する場合に発現します。異常性を発現したSCP-XXX-JPの影響範囲内に存在する生物は、酸素欠乏症に陥り、死に至ります。これはSCP-XXX-JPの異常性により白血球に異常が起こり、異常な速度で増殖・巨大化し、赤血球を優先的に処理することから引き起こると判明しています。この異常性が発現する際に単数の、白血球を持つ生物がいた場合、その生物は異常性を受けないことが確認されています。
SCP-XXX-JPの異常性が発現し、範囲内の白血球を持つ全ての生物が死亡した際、SCP-XXX-JPは花弁部分からヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト作曲の『レクイエム ニ短調 K.626』を奏でます。この仕組みは明らかになっておらず、現在研究が進められています。また、レクイエムを奏でている間、SCP-XXX-JPは異常性を発現しないことが回収時に確認されています。