SCP-XXX-JP
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは実験を行わない際には摂氏0度以下の水温にし、常に固体の状態に保ってください。SCP-XXX-JPを無許可で液体と接触させることは禁止されています。

説明: SCP-XXX-JPは非常に透明度の高い液体に見える異常物体です。SCP-XXX-JPの成分を調査した結果全く不純物を含まない純水と同等であることが判明してます。

SCP -XXX-JPの異常性は非常に高い浄化作用です。SCP-XXX-JPは自身の成分を常に純水に近づけるために液体内の不純物を未知のプロセスで分解しています。またSCP-XXX-JPをどのような倍率で希釈しようともこの異常性は問題なく実行されます。SCP-XXX-JPを溶質とした溶液も同様の異常性を有しています。

SCP-XXX-JPは東京都███市の公園でペットボトルに入った状態で発見されました。公園内の監視カメラからSCP-XXX-JPを置き去ったと思われる人物は確認できませんでした。

補遺

実験記録XXX-001
担当者:赤佐田博士
対象物:水道水
結果:見た目に大きい変化は見られなかったが、塩素などの水道水に本来含まれる不純物が見られなかった。

実験記録XXX-002
担当者:赤佐田博士
対象物:土や枯葉を水に混ぜたもの
結果:土や枯葉などに変化はなかったが存在していた筈の微生物が見られなかった。

実験記録XXX-006
担当者:赤佐田博士
対象物:D-51162
結果:D-51162をSCP-XXX-JPに浸らせるが実験直後には変化なし。しかし実験から2時間経った後D-51162の容体が急変、すぐに処置に当たったが20分後に死亡。検死した結果、一部の体液がSCP-XXX-JPであったことが確認された。D-51162が誤ってSCP-XXX-JPを摂取したことが原因とみられる。

これがペットボトルに詰められていたということは必ず詰めた者がいるということだ。そして君たちは絶対にその人物を見つけ出さねばならない。この人物がまだこれを持っているとは限らないが、もし海にでもばら撒かれたりしてみろ。確実にこの地球で人々が暮らすことは不可能になるだろう。 ──赤佐田博士