Aakane

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8181にある専用の部屋内の、施錠可能なロッカーに溢れないよう収容してください。部屋は必ず監視員が24時間監視して下さい。許可なく部屋に侵入した場合、即刻終了されます。SCP-XXX-JPを収用する容器やロッカーは、純度の高いガラス性の物を用意してください。

SCP-XXX-JPの実験を行う場合は、レベル4以上の職員の許可を得て、荷物検査を受けた後に行って下さい。部屋の監視カメラとは別に実験映像を録画し、必ず監視員に提出してください。その際、SCP-XXX-JPを使用した量を細かく明記してください。水を用いて増量する場合についても、量を明記してください。

説明: SCP-XXX-JPは、水分子H2Oと性質・構造に差異のない、無色の液体です。SCP-XXX-JPは、何らかの物体に触れるとSCP-XXX-JP-1に変化し、触れた物体の主たる性質をコピー・再現します。この時、自身の持つ「再現する性質」は消失します。性質は稀少性が高いほど再現されやすいですが、あまりに稀少性が高すぎると再現率が低下します。

SCP-XXX-JPが水と接触すると、SCP-XXX-JP-1にはならず、水にSCP-XXX-JPの「再現する性質」が付与されます。SCP-XXX-JPは、ガラスの性質を再現しません。しかし、SCP-XXX-JPが固体状態、気体状態だった場合はこの限りではありません。

更に、SCP-XXX-JP-1に何らかの物体が触れると、SCP-XXX-JP-1が持っていた性質がその物体に付与されます。その再現率は、性質の稀少性によって上下しますが、接触するSCP-XXX-JP-1の量によっても上下します。

以下より、SCP-XXX-JP を用いた実験の内重要であると思われる物を記載します。

実験記録 XXX-JP-5- 日付20██/██/██

対象: 鉄の塊・天然ゴムの塊

手順: 鉄の塊とSCP-XXX-JPを接触、「硬い」性質を持つSCP-XXX-JP-1を作り、生成したオブジェクトを天然ゴムの塊に接触させ、「硬い」天然ゴムを生成できるか検証する。

結果: SCP-XXX-JP-1-5は、力を加えなければ流動しない、「硬い」液体になった。更にこの液体は非常に質量が大きく、単位あたりの質量が鉄と同じであると判明した。生成されたSCP-XXX-JP-1-5は、鉄の「硬い」と「重い」の性質を再現したと推測される。

SCP-XXX-JP-1-5と天然ゴムを接触させた所、天然ゴムの塊は硬性を付与され、質量が増加した。

また、同じ手順でもう一度SCP-XXX-JPと鉄を接触させる実験を行った結果、生成されたSCP-XXX-JP-1-5'は「重い」性質しか再現されなかった。

使用したSCP-XXX-JPは150.00ml、残ったSCP-XXX-JP-1-5 15.00mlをロッカーに収容した。

分析: 弾力性のある天然ゴムに「硬い」という真逆の性質を付与することに成功。性質の付与はかなり自由に行えると推測。性質は複数同時に付与され得ると判明した。

また、二度目の実験で生成されたSCP-XXX-JP-1-5'は、一度目と同じ手順で行ったにも関わらず、再現された性質に差異が生じた。再現される性質の数はランダムだという可能性があり、要検証である。

実験記録 XXX-JP-16 - 日付20██/██/██

対象: 実験XXX-JP-5で生成された「硬い」天然ゴムの塊・通常の天然ゴムの塊

手順: 通常の天然ゴムの塊とSCP-XXX-JPを接触させ、弾性のあるSCP-XXX-JP-1を生成。それを「硬い」天然ゴムの塊に接触させ、性質が元に戻るか検証する。

結果: 粘性の高いSCP-XXX-JP-1-16を生成。SCP-XXX-JP-1は弾力性を得たと推測。
生成したSCP-XXX-JP-1-16と、「硬い」天然ゴムを接触させるが、「硬い」天然ゴムに性質の変化は見られなかった。

使用したSCP-XXX-JPは100.10ml、残ったSCP-XXX-JP-1-16 25.00mlをロッカーに収容した。
SCP-XXX-JPの残量不足が懸念された為、水500mlと接触させた。現在の残量は532.90ml

分析:「硬い」性質を付与した後に弾力性を付与することはできなかった。過去にSCP-XXX-JP-1で付与した性質と似た性質のものは、別のSCP-XXX-JP-1を用いても重複・上書きできないと推測されます。

実験記録XXX-JP-23 - 日付20██/██/██

対象: Dクラス職員・Cクラス職員

補足: Dクラス職員は極めて素行不良であり、終了処分を下す前にオブジェクトの生物実験の被験体に選ばれた。Cクラス職員は周囲から非常に温厚な性格と知られています。

手順: Cクラス職員に、SCP-XXX-JPに触れてもらい、「優しい」性質を持つSCP-XXX-JP-1を生成し、Dクラス職員に飲ませる。

結果: Cクラス職員と接触したSCP-XXX-JP-1-23は、外見上の変化が見られなかったが、見ている者の心を和ませる効果があるようだ。「優しい」性質の付与には成功した模様である。

SCP-XXX-JP-1を生成している最中Dクラス職員は、SCP-XXX-JP-1-16を用い自身に取り付けられていた拘束具を「軟化」させた。その際、Dクラス職員の身体も「軟化」したと推測される。その後SCP-XXX-JP-1-23を飲用させ、実験の成功を確認。Dクラス職員は非常に模範的な態度を見せましたが終了されました。

使用したSCP-XXX-JPは200ml 全て実験で使用した。更に、SCP-XXX-JP-1-16 25.00mlを全て使用した。

分析: SCP-XXX-JPの性質は、生物にも滞りなく作用する事が判明した。生物が非生物の性質を付与でき、「優しい」という抽象的な性質も再現・付与できる。更に、似た性質でなければ後からでも別のSCP-XXX-JP-1で追加付与できる。これらの結果の検証にも追加の実験を求める。

実験記録XXX-JP-50 - 日付20██/██/██

対象: Dクラス職員(数日前に、不慮の事故によって右腕が欠損している)・SCP-682(先日の収容違反で欠損し、保存されていた体細胞)

手順: SCP-682から体細胞をSCP-XXX-JPに触れさせ、「不死身」の性質を持つSCP-XXX-JP-1を生成。Dクラス職員に飲ませ、右腕が再生するかを試す。

結果: 生成されたSCP-XXX-JP-1は、容器から溢れた分だけ体積が増え、元の量に戻るようになった。「不死身」の性質を得たと推測される。

生成したSCP-XXX-JP-1-50をDクラス職員が10ml飲んだが、変化は見られなかった。500ml飲んだ所で変化が見られ、1000ml飲んだ所で、右腕が完全に再生した。

使用したSCP-XXX-JPは300ml、SCP-XXX-JP-1-50 300mlをロッカーに収容した。また、SCP-XXX-JPを水を用いて500ml増量した。残量532.90ml

分析: 性質の稀少性によって服用するSCP-XXX-JP-1の量が増えてしまうが、SCPの特異的な性質をも再現できる事が分かった。
不死の人間を大量に生み出すのも容易であり、その他のSCPの特異な性質すらも再現できる危険性がある。使用方法や使用者によっては極めて重大な収用違反が起こりうるため、SCP-XXX-JPの収容には財団が持つ最大限の注意を払うべきである。

実験記録XXX-JP-54 - 日付██/██/██

対象: Bクラス職員(末期の膵臓癌を患っている)・SCP-500

手順: SCP-500をSCP-XXX-JPに接触させ、「万能薬」の性質を持つSCP-XXX-JP-1を生成、Bクラス職員に飲用させる。

結果: 生成されたSCP-XXX-JP-1-54をBクラス職員に飲ませた所、末期癌が完全に治った。Bクラス職員によると、肩こりや腰痛も治ったらしい。

使用したSCP-XXX-JPは1000.00ml。途中足りなくなったので、1500.00ml増量させた。残量1032.90ml
SCP-XXX-JPを固体状態で接触させたので、SCP-500はそのままの状態で残った。預かった3錠を即座に返却した。

分析:非生物SCPの性質でも再現できることが判明。更に、固体状態での接触でも再現する性質が正常に作用する事が分かった。

補遺: SCP-085に、SCP-132-JPの「紙媒体紙面上から出る」性質を付与する提案がなされましたが、収容違反の危険性があるので棄却されました。

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SCP-682
SCP-085
SCP-132-JP
SCP-500