
SCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの収容は如何なる場合も禁止されています。またSCP-XXX-JPを収容してしまう可能性のある容器や建物に近づける事も禁止されています。
また、SCP-XXX-JPを見つけた職員は、レーザー銃などの遠距離から攻撃できる道具を用い、速やかにSCP-XXX-JPを殺処分してください。遠距離から攻撃する手段を持たない職員は速やかに高クリアランス職員に報告をして下さい。
説明: SCP-XXX-JPはアオスジアゲハ属の種に似た蝶の一種です。前翅長は30~40mmで、外見は一般のアオスジアゲハと酷似していますが、SCP-XXX-JPは模様周辺が不自然に光って見えるという点で見分けられます。SCP-XXX-JPは行動範囲を制約されない限り無害であるとされています。SCP-XXX-JPが摂食や繁殖をするかどうかはわかっていません。
SCP-XXX-JPの異常な特性は収容されたときに現れます。SCP-XXX-JPは自身が収容されたと認知した場合、自身を収容している全ての物質と共に爆発します。SCP-XXX-JPは密閉空間に収容されたときのみこの特性を現すのではなく、SCP-XXX-JPが通り抜けることのできない網で収容した場合も特異性を表します。爆発範囲及び威力は爆発するときのSCP-XXX-JPの行動可能範囲に比例しています(事件記録参照)。
これまでSCP-XXX-JPは日本全域で16回発見されており、そのうち3件は特性により爆発、4件は職員によって処分、残る9件は行方不明となっています。現在SCP-XXX-JPを処分するための機動隊の設置が検討されています。
補遺01: 事件記録
事件1:
19██年6月1日「羽が不自然に光る蝶がいる」という報告を受け、エージェントがこれを確保、保護に向かいました。エージェントは見事SCP-XXX-JPの確保に成功しましたが、SCP-XXX-JPを20cm四方のガラスケースの中に収容したところ爆発が起こりエージェントは死亡しました。同行していたエージェントの報告によりSCP-XXX-JPの異常な性質が判明しました。
事件2:
19██年5月4日、██県██市にて当時4歳の男児が虫取り中にSCP-XXX-JPを発見、捕獲しました。男児がSCP-XXX-JPを虫かごの中に入れ、虫かごの蓋を閉めた瞬間爆発が生じ、虫かごは跡形も残らず全て灰になり、男児は死亡しました。
事件3:
20██年7月8日、██県██市にて市内を走るローカルバスにSCP-XXX-JPが侵入、ドアが閉まると同時に爆発が生じ、バスは全壊、近くを通っていた乗用車2台が半壊、バスの乗客乗員合わせて8人は全員死亡、周辺の運転手と歩行者合わせて3人が重軽傷を負いました。
補遺02: 追加レポート