_ketama_
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アイテム番号: SCP-XXXX “古井戸”
オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXXは周囲を金網で囲い、警備員が配置されます。また、SCP-XXXXの存在する旧████村は現在財団フロント企業の私有地となっており、アクセスには最低1人のレベル2職員の同行が必要となります。Dクラスを用いた実験は現在許可されていません。

説明: SCP-XXXXは██県旧████村に存在する井戸です。井戸の直径は約150cmで、簡素な屋根と釣瓶が取り付けられています。これまでの試みでSCP-XXXX及び周辺の構造物に損傷を与えることはできず、その性質上サンプルの採取はいずれも失敗しています。非破壊検査により、少なくとも120年以上前の施設であると推測されています。内部は日光に照らされていても暗く、作業用LEDライトを用いたとしても深さ5m以上では視界が得られません。視認できる範囲で、井戸内部には何も無いように見えます。

SCP-XXXXを構成する井戸の深さを測定する試みは、これまでに成功していません。オブジェクト周辺の地盤を掘削して検査した結果、井戸は地下約50mまでの構造物により構成されている事がわかりました。過去の実験結果からオブジェクト内部の深さは少なくとも█████m以上はあることが確認されています。

SCP-XXXXの異常性は、5m以上の深さまで桶を下ろし、引き上げた際に発現します。桶を下ろした距離にかかわらず深度5mあたりに桶が出現し、引き上げた桶は何らかの液体で満たされています。この際、SCP-XXXX内部に存在する物質は消失し、桶と液体のみが引き上げられます。汲み上げられる液体の種類は様々であり、これまでに純水、コンソメスープ、[削除済み]などが汲み上げられました。これらの液体の出所を特定する試みはいずれも失敗に終わっています。

補遺1: SCP-XXXXから得られる液体、及び深度の調査についての実験記録(抜粋)

実験記録1- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: 釣瓶桶をSCP-XXXX内部5mの深さまで下ろし、引き上げる。
結果: 引き上げた桶は水で満たされていた。
分析: 汲み上げられた水を分析したところ、硬度13mg/Lの軟水で、摂取したDクラスは「おいしいミネラルウォーターだ」と述べました。
メモ: 引き上げる瞬間に負荷なお、容器が目視できる5m未満では液体が出現することはありませんでした。今後の実験は深さ5m以上まで下ろす必要がありそうです。

実験記録4- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: 釣瓶桶をSCP-XXXX内部10mの深さまで下ろし、引き上げる。
結果: 引き上げた桶はコンソメスープで満たされていた。
分析: 市販のコンソメキューブを用いて作れるもののようです。
メモ: 口にしたDクラスが健康被害を訴えることはありませんでした。

実験記録6- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: 釣瓶桶をSCP-XXXX内部10mの深さまで下ろし、引き上げる。
結果: 引き上げた桶はコンソメスープで満たされていた。
分析: 実験記録4と同様の結果になった。同じ深さであれば同じ液体が出てくると見ていいのではないか。

実験記録9- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: 釣瓶桶をSCP-XXXX内部32mの深さまで下ろし、引き上げる。
結果: 桶は汚水で満たされていた。
分析: シアン化合物を含む有害物質が検出されました。化学系の工場廃液のようなものと推測されます。廃液は適切に処理されました。

実験記録13- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: 釣瓶桶をSCP-XXXX内部70mの深さまで下ろし、引き上げる。また、オブジェクトの底側からの観測を行う。
結果: 70mの深さまで下ろした時点でも、オブジェクトの底側には変化がなかった。引き上げた桶は原油で満たされていた。
分析: 担当者の予想通り、オブジェクト内部は異空間に繋がっている可能性がある。

実験記録37- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: キング博士が釣瓶桶をSCP-XXXX内部10mの深さまで下ろし、引き上げる。
結果: 引き上げた桶は52粒の種が浮いたリンゴジュースで満たされていた。
分析: 以前の実験ログによればコンソメスープが出てくるはずだが。例外はあるらしい。
メモ: リンゴジュースには酸化防止剤が含まれていました。

実験記録73- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: 釣瓶桶をSCP-XXXX内部2███mの深さまで下ろし、引き上げる。
結果: 容器は[削除済み]で満たされていた。
分析: [削除済み]

補遺2: SCP-XXXXの内部の調査(抜粋)

実験記録1- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: ハーネスを着けたDクラスに観測機器及び通信装置を持たせ、SCP-XXXX内部に下ろす。
結果: 5mを超えた時点からDクラスの視界も全く得られなかった。深度が増すごとに内部の気温が下がっていく様子が観測され、300m地点で人体に影響が出るレベルまで気温が下がったため実験を中止。Dクラスの回収を試みましたが、5mより先のハーネスが消失し、通信も途絶しました。
分析: 下降中は計器からの通信も正常だった、物を入れることはできても引き上げることはできないのだろうか。

実験記録3- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: 各種計測機器を纏めて桶に括りつけた状態でSCP-XXXX内部に下ろす。
結果: 計測機器から得られた情報は実験記録1とほぼ同様の結果が得られた。300m地点で引き上げたが、引き上げた瞬間に通信が途絶。引き上げた桶は液体窒素で満たされており、桶に取り付けた計測機器は消失していた。
分析: やはりSCP-XXXXを構成する物質以外は引き上げることはできないようだ。Dクラスを用いた実験は原則禁止とする。

実験記録7- 日付YYYY/MM/DD
実験方法: 釣瓶を構成する縄の長さを調べる試み。釣瓶桶を井戸の脇に置いた状態で、縄を引き上げ続ける。
結果: 周辺に引き上げた縄を置く場所が確保できなくなったため、████m引き上げた時点で実験を中止。また、引き上げた縄を切断する試みはどの位置においても失敗。
分析: 縄の長さが無限である、もしくは引き上げたそばから新しく縄が生成されている可能性がある。

実験記録16- 日付YYYY/MM/DD
実験方法:
結果: █████mの地点でカント計測器がわずかに振れたのが確認されました。[編集済み]。
分析:
メモ: 実験の凍結を提案。――提案は受理されました。