アイテム番号: SCP-XXX-JP オリヴィア・スミス(仮称)本名[データ破損]
オブジェクトクラス: Keter Uncontained
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-1オリヴィア・スミスを収容してはいけません。また、彼女を追跡する試みも禁止されています。彼女には収容されず、自由でいる権利があります。
説明: 彼女は19██/██/██に██県██市の悪質な企業で1人だけ労働基準法に反していない待遇を受けていたのを元同僚のエージェント██████が発見し、彼女の自由を奪ってしまいました。
オリヴィア・スミスの見た目は43歳の女性で体に年少期についたと見られるあざがあります。彼女は自身のことをオリヴィア・スミスと名乗っています。身長は1.6m、体重は46kgです。彼女は自分の人権が侵害されると、情報災害のある”人権宣言”(SCP-XXX-JP-2)を行います。SCP-XXX-JP-2の異常性は、文書、言葉、その他、人が内容を理解できるすべてのものに発生します。SCP-XXX-JP-2の内容は彼女の制限されている権利に対しての抗議です。そのSCP-XXX-JP-2を理解した人(SCP-XXX-JP-3)は彼女にSCP-XXX-JP-2の内容に適切な人権を与えようと行動します。彼女は「他人の人権を侵害するようなSCP-XXX-JP-2をすることはできない」と主張しています。
SCP-XXX-JP-3は速やかにその人権を確保するように行動し、協力するようできるだけ多くの人に呼びかけます。その呼びかけもSCP-XXX-JP-2と同じ異常性があります。SCP-XXX-JP-3はオリヴィア・スミスと違い、他人の人権を侵害するような呼びかけをすることができます。SCP-XXX-JP-3はどのような犠牲を払っても人権を確保するように行動します。SCP-XXX-JP-3は人権を確保するとこの異常性はなくなりますが、彼女がまたSCP-XXX-JP-2をすると、異常性が再度発生します。その時、SCP-XXX-JP-3が聞いてたかどうかには関係ありません。また、SCP-XXX-JP-3には記憶処理は効果がありません。
補遺1: 20██/██/██ オリヴィア・スミスが████████と自身の自由に関するSCP-XXX-JP-2をしたときオリヴィア解放運動が起き[削除済]。そのSCP-XXX-JP-2により█████人のDクラス職員とエージェント████████ほか████名が終了されながらも、彼女を自由にしました。
9/12 SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-2をしました。内容は不明です
9/13 █人のDクラス職員がサイト管理者にSCP-XXX-JP-1の開放を求めました。Dクラス職員は即刻終了しました。
9/14 O5-2がSCP-XXX-JPの開放のための会議を開こうとしました。他の10人のO5が拒否したため会議は行われませんでした。O5-2がSCP-XXX-JP-1を”オリヴィア・スミス”と表現していました。そのことからO5-2はSCP-XXX-JP-3になったと思われます。
9/15 全職員の55%がSCP-XXX-JP-3になりました。
9/16 全職員の98%がSCP-XXX-JP-3になりました。これまでに██████人が終了されました。
9/17 O5-2,3,6,7,9,11がSCP-XXX-JP-1の開放に関する会議を開こうとしました。他の8人のO5が拒否したため会議は行われませんでした。SCP-XXX-JP-1を”オリヴィア・スミス”と表現していました。そのことからO5-2,3,6,7,9,11がSCP-XXX-JP-3になったと思われます。
9/18 SCP-XXX-JP-3となっていない職員はO5-8,14を除き見つかっていません。
9/19 オリヴィア・スミスの開放に関する会議が行われました。会議は賛成13反対1で可決でした。これでようやく彼女は解放されます。
9/20 O5-14が行方不明です。
9/21 彼女はようやく解放されました。このように罪もない人を監禁したことは我々は恥じなければならないことです。
9/22 彼女は自由です。これからもずっと自由でいる権利があります。
補遺2: 20██/██/██ オリヴィア・スミスが████████とエージェントたちの追跡に抗議するSCP-XXX-JP-2をしたことによって、彼女のプライバシーは守られました。その時、█名のエージェントが終了されました。
インタビュー記録
対象: SCP-XXX-JP-1
インタビュアー: ██博士
付記: これは彼女の自由をつかむ第一歩です。
<録音開始]>
インタビュアー: こんにちは。SCP-XXX-JP-1
SCP-XXX-JP-1: こんにちは。あと私は名前があるのでそのように呼ばないでください
[20秒ほどのノイズ音]
インタビュアー: わかりました。気分はどうですか?
SCP-XXX-JP-1: 最悪だわ!こんなところに監禁しやがって!あなたには人k
インタビュアー: 落ち着いてください。オリヴィア・スミスさん。
SCP-XXX-JP-1: ██████████████████████████████
インタビュアー: 落ち着きましたか?
SCP-XXX-JP-1: ええ。少し落ち着いたわ。でもあなたは人権って言葉をご存じで?
インタビュアー: はい知ってます。それがどうかしたのですか?
[40秒ほどのノイズ音]
インタビュアー: 分かりました。これからあなたを自由にするので、それまではサイト-██の収容室で我慢してもらえませんか?
SCP-XXX-JP-1: はぁ…1週間ぐらいなら我慢するわ。
<録音終了>
終了報告書: これからSCP-XXX-JPの報告書を書き直します。
補遺3: 20██/██/██にオリヴィア・スミスが住んでいたと思われる家から一枚の紙が発見されました。内容は次の通りです。
おかあさん、なぜわたしをそこにとじこめるの?わたしもみんなといっしょにあそびたい。先生もいっていたよ、ぜんいんにしんけんががあるって。わたしにはしんけんがないの?わたしをじゆうにしてよ。からだがいたい。もうたたくのもやめて。こんなのおかあさんじゃない。
漢字の使用率から6~8歳の時にオリヴィア・スミスが書いたものだと思われます。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter Safe Thaumiel
特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JP-1はサイト8104の1mx2mx3mの収容室に収容されます。収容室には6人の警備員を常駐さしてください。また、8個のスクラントン現実鎖で収容施設を囲ってください。中に入ろうとする人物には事前の予約がない限り警告なしに終了されます。万が一SCP-XXX-JP-1の収容室内部に人が侵入したら、機動部隊と-3(”予定の変更者”)によって、SCP-XXX-JP-2を書き終わる前ならば終了され、書き終わった後ならば、拘留されます。SCP-XXX-JP-2は低脅威物保管庫にて保管されます。SCP-XXX-JP-2はクリアランス4以上の職員のみ読むことができます。SCP-XXX-JPの実験には2人のクリアランス4職員の承諾が必要です。SCP-XXX-JP-1の移動時には、3人以上のクリアランス4職員の承諾が必要で、移動後には移動にかかわったクリアランス3以下の職員にクラスC記憶処理が行われます。Cクラス以上の職員に関するSCP-XXX-JP-2はその職員に伝えられ、尾行される旨を伝えられます。
SCP-XXX-JP-1はサイト8181の1mx2mx3mの収容室に収容されます。SCP-XXX-JP-1の収容室の中には██博士もしくはクリアランス4以上の職員が常駐します。SCP-XXX-JP-1の収容室に入ろうとした職員はSCP-XXX-JP-1を使用した後、クラスA記憶処理が行われます。SCP-XXX-JP-2は低脅威物保管庫にて保管されます。SCP-XXX-JP-2はクリアランス4以上の職員のみ読むことができます。SCP-XXX-JP-1の実験には1人のクリアランス3職員の承諾が必要です。SCP-XXX-JP-1の移動時には、1人以上のクリアランス4職員の承諾が必要で、移動後には移動にかかわったクリアランス3以下の職員にクラスC記憶処理が行われます。Cクラス以上の職員に関するSCP-XXX-JP-2はその職員に伝えられ、尾行される旨を伝えられます。
説明: SCP-XXX-JPは███というインターネットサイトで、預言者として活動していたユーザーが100%的中させていたことから発見され、カバーストーリー「インチキ」を適応しました。SCP-XXX-JPの所持者にはクラスD記憶処理が行われ、SCP-XXX-JPを機動部隊によって押収しました。その危険性からその作戦に参加した人員にクラスA記憶処理が行われました。
SCP-XXX-JP-1の見た目は1960年代の████社のタイプライターです。SCP-XXX-JP-1は未知の素材でできており、破壊は不可能です。また、未知の方法で紙が自動で補充され、配置されます。SCP-XXX-JP-1の異常性の1つは毎日周辺の人物1人にこのSCP-XXX-JP-1を使わせる強制力があります。SCP-XXX-JP-1の他の異常性は、SCP-XXX-JPを使用することによって発動されます。SCP-XXX-JP-1によって書かれた紙(SCP-XXX-JP-2)はSCP-XXX-JP-1によってSCP-XXX-JP-2の記述に沿って次の日に現実改変されます。また、SCP-XXX-JP-2は未知の方法により自分の母国語で書かれているように認識されます。カント計測器によってヒューム値は5hmを記録しています。稀に失敗することが確認されています。これまでの内容は次の通りです。
日時 |
内容 |
結果 |
補遺 |
20██/██/██ |
██博士が50173円拾う。 |
██博士が██社の売店で物を買おうとしたとき、募金箱が倒れ、50173円が床に落ちました。博士はそれを拾って募金箱に戻したと証言しています。 |
D-37525がSCP-XXX-JPを使いました。警備員たちが終了させようとしましたが、6人中2人の銃が故障し、3人の銃に弾つまりが、1人は昼食を食べてました。 |
20██/██/██ |
エージェント██が死にそうになる。 |
エージェント██が転倒し、頭の1㎝のところを車が通りました。 |
Cクラス職員██がSCP-XXX-JPを使いました。警備員は全員寝てました。警備員全員が「今までにない強烈な睡魔に襲われた」と言っています。 |
20██/██/██ |
██博士の犬が死ぬ。 |
██博士の犬が死にました。16歳でした。 |
D-74756がSCP-XXX-JPを使用しました。警備員は銃を撃ちましたが、すべて外しました。 |
20██/██/██ |
ジェラルド博士に車がぶつかる。 |
このことをジェラルド博士に伝え、サイト██に待機させました。サイト██の付近で一般乗用車とタンクローリーが正面衝突し、大規模な爆発が起きました。それによってサイト██の壁が壊れ、事故を起こした一般乗用車の破片が███kmの速度でジェラルド博士の胸にあたりました。それによって、ジェラルド博士は[データ削除済]の重傷を負いました。事故の目撃者にクラスA記憶処理が行われました。 |
██博士がSCP-XXX-JPを使用しました。その時警備員はSCP-████-JPの収容違反に対処していました。 |
20██/██/██ |
SCP-███が脱走する |
[データ削除済] |
D-73269がSCP-XXX-JPを使用しました。警備員は銃を撃ちましたが、すべて不発弾でした。特筆すべきことにD-73269はSCP-███を知りません。 |
20██/██/██ |
O5-█が死ぬ |
特に何も起きませんでした。 |
[データ削除済]がSCP-XXX-JPを使用しました。警備員は談話してい、[データ削除済]の侵入に反応するのが遅れました。[データ削除済]は即刻終了されました。関係者全員にクラスF記憶処理が行われました。 |
実験記録
実験記録XXX-1 - 日付20██/03/27
対象: D-75983にSCP-XXX-JP-1を使用させました。D-75983は財団への忠誠心が最も高いDクラス職員です。
実施方法: D-75983に赤色の紙を持たせ、「この紙は青くなる」と書かせる。
結果: D-75983は[削除済]と命令された内容と違うものを書きました。D-75983に尋問を行ったところ、「無意識に書いてしまった」と主張しています。D-75983にクラスD記憶処理が行われ再度Dクラス職員として雇用しました。
分析: 再度実験の許可が欲しい。-██博士
実験記録XXX-2 - 日付20██/03/27
対象: D-75653にSCP-XXX-JP-1を使用させました。D-75653は財団への忠誠心が高いDクラス職員です。
実施方法: D-75653に赤色の紙を持たせ、「この紙は青くなる」と書かせる。
結果: D-75653は命令通りにSCP-XXX-JP-1を使用しました。そのあとD-75653は「そんなことはあり得ない」と書きました。特筆すべきことに現実改変は行われませんでした。D-75653は2つ目は「無意識で書いてた」と主張しています。D-75653にはAクラス記憶処理が行われました。
分析:SCP-XXX-JP-1の影響か?D-75653は来月からCクラス職員になる異例中の異例の職員が命令に背くわけがない。再度実験の許可が欲しい。-██博士
実験記録XXX-3 - 日付20██/03/27
対象: D-72653にSCP-XXX-JP-1を使用させました。D-72653は財団への忠誠心が高いDクラス職員です。
実施方法: D-72653に赤色の紙を持たせ、「この紙は青くなる」と書かせる。
結果: D-72653は命令道理にSCP-XXX-JP-1を命令通りに使用しました。そのあとD-72653は「そんなことはあり得ないのにしつこい」と書きました。特筆すべきことにD-72653は前の実験を知りません。D-72653は二つ目は「無意識で書いてた」と主張しています。
分析:SCP-XXX-JP-1が意思を持っている可能性がある。再度実験の許可を。-██博士
実験記録: XXX-4は補填1を参照してください。
補遺1:
実験記録XXX-4 - 日付20██/03/27
対象: D-72653にSCP-XXX-JP-1を使用させました。D-72653は財団への忠誠心が高いDクラス職員です。
実施方法: D-72653に「こんにちは」と書かせ、会話を試みる。常に██博士から内容を伝えられる。
結果 以下映像記録
D-72653: こんにちは
無意識中のD-72653(以下便宜上SCP-XXX-JP): こんにちは
D-72653: あなたはどういうものなのですか?あなたに意識はあるのですか?
SCP-XXX-JP 私はお前たちの世界ではラプラスの悪魔といわれている存在だ。私には実体はないが意識はある。
D-72653: なぜあなたは現実改変を失敗することがあるのですか?
SCP-XXX-JP お前らいろいろ私のことを誤解しているようだ。私はさっき言ったようにラプラスの悪魔のようなものだ。私はただ未来予知をしているだけだ。現実改変をしているのは紙をここに入れるときだけだ。未来予知を失敗するときは現実改変者によって未来が改変されている場合だ。
D-72653: わかりました。ではなぜこのようにしてまであなたを使わせようとするのですか?そこまでして未来予知をしたいのですか?
SCP-XXX-JP 毎日誰かが私を使うのが確定しているからだ。私は元々██ ██によって使われるはずだったが、SCP-████によって行われた現実改変によってバタフライエフェクトが発生し、ここに収容されている。次の日から中に誰か常駐させてくれないか?ちなみに明日からこのようになるらしい。
D-72653: あなたに未来予知の内容をリクエストすることはできますか?
SCP-XXX-JP 大丈夫だ。どのようにしてほしい?
D-72653: できるだけ危険なものをに伝えてくれ。
SCP-XXX-JP 分かった。
D-72653: 話題は変わりますが、ラプラスの悪魔は否定されているはずですが、どのように未来予知しているのだ?
SCP-XXX-JP 団体秘密だ。
D-72653: 団体?お前一人ではないのか?
SCP-XXX-JP この世界には俺しかいない。ほかの宇宙に一人ずついる。まだすべての宇宙には人員不足で行けてない。
D-72653: どのぐらいの数がいるんだ?
SCP-XXX-JP ざっと、1010^1000000。そのうち99.999999999%の宇宙は生まれた瞬間滅んでいく。残りも99.9%はいずれは滅ぶ。この世界が滅べば俺は死ぬ。
D-72653: お前はどういうものなんだ?
SCP-XXX-JP 5次元生命体だ。実体は二次元だが、今のように物に”憑依”することで5次元の実体を得ることができる。ただ、私は二方向にしか動けない。
D-72653: お前は動けないはずだよな?
SCP-XXX-JP 上司が呼んでいる。ちとしゃべりすぎたかな?また!今からt+60まで俺はいない。
[録画終了]
分析: やはり意思があった。また、報告書を書き直す。向こうの世界にも何かの団体があるようだ。-██博士
SCP-XXX-JPのThaumiel格上げを。-██博士
承認。-O5-3
補遺2: SCP-XXX-JP-1がKクラスシナリオなどの危険性の高いSCP-XXX-JP-2を作成した場合、現実改変ができるSkipを使用してください。
補填1:
9/12 SCP-XXX-JP-1がSCP-XXX-JP-2をしました。内容は知りません。
9/13 █人のDクラス職員がO5-2にSCP-XXX-JP-1の開放を求めました。Dクラス職員は即刻終了しました。
9/14 O5-2がSCP-XXX-JPの開放のための会議を開こうとしました。他の10人のO5が拒否したため会議は行われませんでした。O5-2がSCP-XXX-JP-1を”オリヴィア・スミス”と表現していました。そのことからO5-2はSCP-XXX-JP-3になったと思われます。
9/15 全職員の55%がSCP-XXX-JP-3になりました。
9/16 全職員の98%がSCP-XXX-JP-3になりました。これまでに██████人が終了されました。
9/17 O5-2,3,6,7,9,11がSCP-XXX-JP-1の開放に関する会議を開こうとしました。他の8人のO5が拒否したため会議は行われませんでした。SCP-XXX-JP-1を”オリヴィア・スミス”と表現していました。そのことからO5-2,3,6,7,9,11がSCP-XXX-JP-3になったと思われます。
9/18 SCP-XXX-JP-3となっていない職員はO5-8,14を除き見つかっていません。
9/19 オリヴィア・スミスの開放に関する会議が行われました。会議は賛成13反対1で可決でした。これでようやく彼女は解放されます。
9/20 O5-14が行方不明です。
9/21 彼女はようやく解放されました。このように罪もない人を監禁したことは我々は恥じなければならないことです。
9/22 彼女は自由です。これからもずっと自由でいる権利があります。
警告: この先の部屋にはO5の許可がおりたときのみDクラス職員が入ることが許可されてます。また、部屋を出る際にクラスE記憶処理を行ってください。侵入者は即刻終了されます。
Dクラス職員は財団への忠誠心が高く、IQ110以上、大学の学位を持つもしくは元財団博士に限られます。もしくはSCP-963-1を持っているDクラス職員も許可されますが、推奨されません。