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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは生物サイト-8103の中脅威収容区画に収容されます。区画内は空調および加湿器により高温多湿に保たれます。日照時間中、対象には高紫外線量の照明を常時照射して下さい。全ての機器は停電等に備え外部から隔離された電源により電力供給が行われます。給餌は1日12時~15時に240gの植物性飼料を3時間以内に与えて下さい。

説明: SCP-XXXX-JPは自立行動能力を有するアカマツ(Pinus densiflora)です。通常のアカマツとの相違点として、対象は採取したサンプルから動物細胞で構成されていると判明しています。樹皮の鱗状模様は円形の大型鱗であり、後述の“充填”および活性中を除いて灰褐色の色彩となっています。根本から2m上部の位置にはウロに類似する穴が見られ、この穴を経由して対象は食物の摂取が可能です。

X線による体内分析の結果、SCP-XXXXの体内には消化器系が確認されました。しかし大腸に該当する箇所には袋状をした未知の器官(以下、“腸”と呼称)が存在しており、下部に臓器は見られません。また器官内部には成人男性用の物と推察される着衣一式が累積しています。またSCP-XXXX-JPの発見当時、対象の周囲にてスニーカーが発見されている事から、両物品の持ち主として対象に補食されたと見られる犠牲者1名が存在していたものと見られています。物品回収の為にSCP-XXXX-JPを解剖する試みは—手術による対象への負荷、および“腸”の再生能力の有無が判明するまで保留中です。

SCP-XXXX-JPの活性化は毎日12時~15時、以下の条件を満たす事で発生します。

  • 対象に紫外線が照射されている。
  • 周囲の環境が高温多湿である。

上記の環境でない場合は活性化を起こしませんが、対象の樹皮や葉に不明な原因による壊死が発生し本体から剥離し続けます。また消化器系の機能にも低下が見られた事から、低音・乾燥下におけるSCP-XXXX-JPの収容は対象の不要な損失を考慮し推奨されていません。

活性時、SCP-XXXX-JPの葉は徐々に金色へと変色し始めます(以下“充填”)。“充填”の影響が全ての葉に及んだ後、SCP-XXXX-JPは根を地面から引き抜き、それらを歩脚として移動を始めます。
活性時のSCP-XXXX-JPは非常に敵対的であり、枝葉による打撃や根による踏みつけといった方法で周囲の生物(以下、犠牲者)を攻撃します。この攻撃は犠牲者の肉体が可能な限り粉砕されるまで繰り返されます。粉砕後、対象は犠牲者の肉体を枝により掬い取り、前述の穴から節食します。

SCP-XXXX-JPは神奈川県横浜市にてフィールドエージェントにより発見されました。当時エージェントは『巨大なバケモノが住む森』と地元住民に噂されていた森林を調査中、内部に存在していたアカマツに襲撃を受けました。派遣された収容チームによる交戦の結果、対象は3時間後に活動を停止した為、SCP-XXXX-JPに指定されサイト-8103へ輸送されました。

捕遺1: SCP-XXXX-JPを発見したフィールドであるエージェント・██にインタビューを行った結果、オブジェクトに関する新たな可能性が浮上しました。このインタビューは当初、前述の発見経緯を記録として残す目的により行われた物である事に留意して下さい。

捕遺2: Pol-XXXX-JPに該当する人物の情報が得られました。当該人物はハンドルネーム「まっちゃん」を名乗り、条令による保護対象に指定された生物を保護下から持ち出し飼育している団体に所属していました。以下は当該団体のメンバー1名に対するインタビュー記録です。

捕遺3: Pol-XXXX-JPと断定可能な個人の住居が特定されました。住居は独居用住宅であり、まっちゃん氏の親族に該当する人物の痕跡は発見されませんでした。しかしながら個室にて当該人物の物と思われるメモ帳が発見されました。以下はメモの写しです。