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SCP案『楼燭』


評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: 活性化状態のSCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-1はサイト39-C(幅30m×奥行30m×高さ200mの建物)に収容してください。また、サイト39-Cは一週間につき5mの高さを増設して下さい。サイト39-c建設部隊("スカイスクレーパー")はSCP-XXX-JP-1の直接の目視を防ぐため熱線暗視装置、熱傷を防ぐために耐火装甲の着用が義務付けられています。サイト39-cの半径20km圏内の上空は立ち入り禁止となります。また、非活性状態のSCP-XXX-JPはサイト39-c内に設置された0.3m×0.3m×0.3mの耐火合金製の金庫に収容されます。

説明: SCP-XXX-JPは、直径16mm、長さ175mmの西洋蝋燭です。収容している17本のSCP-XXX-JPの内1本が活性化しており、灯っている炎の大きさは現在1██mです。非活性状態では通常の蝋燭と同じ強度で、圧力による破壊が可能です。

SCP-XXX-JPの異常な特性は、通常の蝋燭と同じく芯に炎を灯した時に発現します。SCP-XXX-JPに灯された炎(以下SCP-XXX-JP-1)に照らされた、または直接視認した生物はSCP-XXX-JPの大きさに比例し時間の遅延をもたらされます。(SCP-XXX-JPは非生物にも関わらずこの特性の影響を受けます。)この特性により同形の蝋燭は約4時間で燃え尽きるのに対し、SCP-XXX-JPは約█████時間を経過してもなお特性の消失に至っていません。上記の特性に加え、SCP-XXX-JP-1は自らの活性化している時間に比例し自らを延伸させる特性も持ち合わせています。延伸はSCP-XXX-JPの延長方向のみに限定されており、延伸速度は1cm/hであることが判明しています。延伸に伴う輝度の増加、照射範囲の増加、物質及び生物への延焼は確認されていませんが、SCP-XXX-JP-1の進行方向に障害物がある場合、障害物を焼き切り排除する働きが確認されました。現在までに行われた活性化状態のSCP-XXX-JPの破壊、SCP-XXX-JP-1の消火の試みは全て失敗に終わっています。

活性化状態のSCP-XXX-JPは日本の███県██村の集落内の家屋にて発生した火災を調査中に、延焼を免れた部屋から箱に入った非活性状態のSCP-XXX-JP計16本、死後二週間は経過した死体と共に見つかり、死体も含め全て財団に収容されました。上記の特性により██村の住民約20名がおよそ1mまで延伸していたSCP-XXX-JP-1の影響を受けていました。また、近くに居合わせたエージェント██の証言により、SCP-XXX-JP-1の異常な特性は一般的なサングラス等でも遮断できることが分かっています。火災の原因にSCP-XXX-JPは関わっておらず、副次的に活性化したと思われます。


補記: SCP-XXX-JPが入っていた箱に20本入りとの表記が確認されました。残るSCP-XXX-JPの捜索が未だに続けられています。
補記2: 発見現場となった家屋の郵便受けに手紙が投函されているのが発見されました。以下が手紙の内容です。手紙の内容よりSCP-XXX-JPの異常性は作者の死亡後に発現したと推測されます。また、当該地域にて差出人及びSCP-XXX-JPの捜索が行われています。

███へ
突然の手紙でびっくりしましたが、筆をとれる位には元気だということが分かって心底安心しました。
私たちは今、ブラジルに活動の拠点を置いています。三週間ほどしたらまた別の場所に向かうつもりです。
同封されていたロウソクは考え事をする時に使っています。良いものをありがとう。
来年には日本に帰ってくるつもりです。その時には久しぶりに██も入れて四人で食卓を囲みましょう。
2012/6/2 あなたの母親██より