おいしいカレーの作り方

アイテム番号:
SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JPは低強度危険物保管室内の防弾ロッカー内に、開閉の防止のため4か所をクリップで固定された状態で収容されます。
SCP-XXX-JPへの実験による持ち出しは原則3時間を超えて行われてはいけません、加えて、5時間以上の経過観察実験はいかなる理由であっても許可されません。
実験はDクラス職員1名以上を用いて行われます、実験後、Dクラス職員は対ミーム・現実改変壁内で終了及び焼却されます。

説明:
SCP-XXX-JPはB5サイズのノート冊子です。一般的な中性紙で構成されており、横罫線及びドットが印刷されています。総ページ数は47であり、同モデルの一般製品と比べて3枚のページの欠落が確認できます。
表紙に一般的な黒色ペン用インクで おいしいカレーの作り方 と表題されています。
SCP-XXX-JPは表紙と背表紙、10ページにわたる一般的なカレーライスと推察される料理に対する作成方法に関する記述(以下記述部位と呼称)と37ページの未記述のページ(以下未記述部位と呼称)によって構成されます。
記述部位は平易な日本語で記述されており、標準的な日本語で初等教育を受けた人物なら容易に判読可能です。
SCP-XXX-JPは財団の持つ通常兵器による損壊を受け付けません。
SCP-XXX-JPは、日本語が判読可能な人物が記述部位を視覚認識した際に異常性を発現させます。
異常性は直接SCP-XXX-JPに暴露した対象本人とその同居人(主に家族、恋人など近親者)を対象として時間経過により段階的に進行します。記憶処理によりこれの進行に介入または影響を除去することは後述の第1段階までは有効性が確認されています。
SCP-XXX-JPに暴露後 0分~3時間は異常性の進行段階において第1段階に分類されます。
SCP-XXX-JPに暴露した人物(以下SCP-XXX-JPー1と呼称)は、きわめて脈絡を欠いた、衝動的な欲求を抱きます。
主にSCP-XXX-JPー1は記述部位に記されていたカレーを調理する意欲を示します。SCP-XXX-JPー1は主に食料量販店や自宅の冷蔵庫などから一般的なカレーライスに必要な材料を調達し、調理を開始します。
調理工程はSCP-XXX-JPー1の個人的経験に基づくアレンジが加わる場合があります。
一般的なカレーライスの調理工程を十分に知識化していないSCP-XXX-JPー1は、SCP-XXX-JP内の記述を参照しながら、多くの場合は習熟しているとはいいがたい動作で、調理工程を事前に把握しているSCP-XXX-JPー1よりも多くの時間をかけて調理を完了します。
SCP-XXX-JPー1は第一段階において、原因不明の幸福感、満足感、達成感を感じると供述します。
平均して一時間弱の調理工程完了後、暴露者は完成したカレーライスを皿に盛り付け、周囲の人間に摂食を促し、また自らも摂食します。
カレーライスの摂食を促された人物(多くの場合SCP-XXX-JPー1の同居人)は強力なカレーライスに対する摂食欲求を瞬時に生じさせ、高確率でその場でカレーライスを完食します。
その際、「とてもおいしい」などの感想を述べる場合があります。
暴露者の制作したカレーライスは摂食者に幸福感、安堵感などを与える効果があると考えられており、摂食者は特定の脳内物質の分泌増加が確認されています。
以上のSCP-XXX-JPー1のカレーライスの調理から完了、本人及び周囲の人間によるカレーライスの完食までが第1段階であり、平均して3時間弱で進行完了します。
SCP-XXX-JPー1からSCP-XXX-JPを取り上げる試みはSCP-XXX-JPー1の弱い抵抗を誘発しますが、SCP-XXX-JPを取り上げてもSCP-XXX-JPー1から異常な影響を取り去るまたは軽減することはできません。
以降SCP-XXX-JPの影響は第2段階に移行します。
第一段階完了後の暴露から3時間~10時間後は第二段階に分類されます。
この段階の移行とともに、記憶処理や物理的な妨害の効果は極めて薄くなります。
SCP-XXX-JPー1はカレーライスの調理を繰り返し行い、その際に材料を直接生成します。
この時生成される食材は主に肉類(牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉、その他獣肉及び人肉と█████)からなり、野菜類は全くと言ってよいほど含まれません。物理法則は無視され、通常の調理時間よりはるかに短時間で調理が完了します。
第一段階での摂食者はSCP-XXX-JPー1から提供されるカレーライスの摂取のみを自発的に行い、それ以外のあらゆる自発性を喪失します。
加えて摂食者は著しい肥満傾向を示し、大幅な体重及び体積の増加が確認されます。
平均して6時間、一人当たり約30食分のカレーライスをSCP-XXX-JPー1及び摂食者は完食します。
第二段階終了時、SCP-XXX-JPー1及び摂食者は大幅な体脂肪の増加と急激な自重の増加により一切の運動能力を喪失します。
SCP-XXX-JPー1及び摂食者が活動を停止すると、状況は第3段階に移行します。
SCP-XXX-JPー1と摂食者の周囲に不明な人型実体SCP-XXX-JPー2群が出現します。
SCP-XXX-JPー2群は一様に認識障害と思われる特性を持ち、一切の容姿、服装、身長などの特徴を肉眼、映像機器を用いて認識できません。
SCP-XXX-JPー2群は素手、あるいは何らかの道具を用いて、SCP-XXX-JPー1及び摂食者を殺害し、死体を解体します。解体された対象者の肉体はSCP-XXX-JPー2群とともに出現する鍋状の物体内に収められます。
SCP-XXX-JPー2群は鍋上物体の中に対象者の肉体及び、未知の手段で生成、あるいは所持していた粉末状物質を投入し、素手あるいは何らかの道具で撹拌します。
この間、鍋上物体からは未知の成分を含む蒸気が放出されます。
平均して約1時間弱の時間経過後、SCP-XXX-JPー2群の調理と思われる行動は終了し、█████とされる██████████が出現(以下SCP-XXX-JPー3)が出現し、鍋の内容物を███████摂取███た後に、未知の言語を発し、SCP-XXX-JPー2群とSCP-XXX-JPー3は消失し、活性が終了します。