2438desinus

無限マトリョーシカ人形

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは内部がスポンジ状の物質で出来ているているケースに入れた状態でサイト-8105の物品収容庫に保管してください。
説明: SCP-XXX-JPは縦16cm（最大）、直径7cm（最大）の木製のマトリョーシカ人形です。人形の個数は2個以上であること以外未知数です。比較的大きい方（以後SCP-XXX-JP-1とします）は強度が低く、比較的小さい方（以後SCP-XXX-JP-2とします）の強度は未知数です。
SCP-XXX-JP-1は脆く、外側から20kg以上の力をかけると破壊できますが、内側からの負荷は一切受けず、また触れたものに吸着して離れない性質を持っています。実験の結果、SCP-XXX-JP-1の内側は外部からのエネルギーに対して釣り合うようにエネルギーを発生させる性質を持っている可能性があることがわかりました。また、SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2の肥大化に合わせて自壊する性質と、SCP-XXX-JP-2から20cm以上離れると上記の全ての性質を失い木製の脆い人形になる性質も持っていることがわかりました。
SCP-XXX-JP-2は外部からのエネルギーを一切受けず、また触れたものに吸着して離れない性質を持っています。実験の結果、SCP-XXX-JP-1の内側と同じ性質である事と、現在実験可能なエネルギーの内で重力もしくはSCP-XXX-JP-1から発生した可能性の高いエネルギーのみ影響を受ける事が判明しました。またSCP-XXX-JP-2は、SCP-XXX-JP-1内から一部でも外部に出た場合、10秒後に肥大化していき更に1秒かけてSCP-XXX-JP-1と全く同じ物体（以後このSCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-2Aとします）になります。SCP-XXX-JP-2Aの中にはSCP-XXX-JP-2と全く同じ物体（以後SCP-XXX-JP-3とします）が入っていました。また、この時SCP-XXX-JP-1は上記の性質を失い木製の脆い人形になります。
補遺:

白色頭巾の田中さん

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは折り畳まれた状態を維持し収容エリア-8124の防音設備の施された密封された室内で収容してください。部屋の入り口には縦5 m、横5 m、高さ2.5 mの別室があり、退出時はここで記憶処理を受けてください。

説明: SCP-XXX-JPは縦38.3 cm、横27.3 cmで白色の頭巾です。

SCP-XXX-JPは物理的にはごく普通の頭巾で、装着しても何も異常なことは起こりません。しかし、SCP-XXX-JPの事を少しでも意識してSCP-XXX-JPの事を呼ぶと「田中さん」と呼んでしまう性質を持っています。更に、一度でも「田中さん」と呼んでしまうとSCP-XXX-JPに限らず全ての名詞を「田中さん」と呼んでしまうようになります。これは、話す・書くどちらでも異常性を発揮し防ぐ方法は見つかっていません。しかし、被影響者はCクラスの記憶処理を施すことによってSCP-XXX-JPの影響を受ける前の状態に戻せる事がわかりました。また、SCP-XXX-JPは自身に視線を向けた人物の記憶にオブジェクトの姿形を鮮明に覚えさせる性質も持っています。

SCP-XXX-JPの被影響者に物理的な変化はありませんが、全ての名詞を「田中さん」としか呼べなくなり、SCP-XXX-JPの姿形の一切を忘れられなくなります。更に時間が経つに連れ、頭の中でも名詞が全て「田中さん」になっていき、最終的には名刺が全て「田中さん」になり区別がつかなくなります。また、「田中さん」を口に出すことによって症状の進行が早くなります。

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象: SCP-XXX-jpの事を認知していないDクラス職員とSCP-XXX-JPを一度視認させたDクラス職員。

実施方法: SCP-XXX-JPの檻に何が収容されているか個別に質問する。

結果: 認知していないDクラス職員は「中に入ってるやつ？どうせ爆弾とか兵器とかそういった類の物だろ？」と答えた。異常性は見られなかった。視認しているDクラス職員は「中に入れてあった田中さんはただの田中さんだったな。どうしてわざわざ田中さんをあんな田中さんに田中さんしているんだ？田中さんの田中さんは時々田中さんできな…田中さん？なんで田中さんの田中さん田中さん………」と答えた。異常性が発揮されたことが確認できた。

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象: SCP-XXX-jpの事を認知していないDクラス職員。

実施方法: Dクラス職員に厚さ4mmの透明なガラスを通してSCP-XXX-jpを視認させ、何が見えたかを質問する。

結果: Dクラス職員は「白い田中さん…じゃないのか？田中さんには田中さんにしか見えないんだが…もしかして田中さんは田中さんに田中さんを見せる田中さん…田中さん？田中さん田中さん…田中さん、田中さん……」異常性が発揮された。

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象: SCP-XXX-JPの事を認知していないDクラス職員。

実施方法: 光量0の部屋にSCP-XXX-JPを設置し、Dクラス職員の視線をSCP-XXX-JPの設置されている方向に向けさせる。その後、部屋を退出させ中にあったSCP-XXX-JPの事について質問する。

結果: Dクラス職員は「あの白い田中さんの田中さん？田中さんを田中さんさせる田中さんと言った田中さんかな？あんな田中さんそうな田中さんもあるんだな。田中さん…田中さん？あれ？田中さん、田中さん……」異常性が発揮された。

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象: SCP-XXX-JPの事を認知していないDクラス職員。

実施方法: Dクラス職員にSCP-XXX-JPの姿の写った写真を見せ、写真に写っているものが何か質問する。

結果: Dクラス職員は「これはただの白い頭巾だな」と答えた。異常性は発揮されなかった。

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象: SCP-XXX-JPの事を認知していないDクラス職員。

実施方法: Dクラス職員にSCP-XXX-JPの姿の写った監視カメラの画面を見せ、画面に写っているものが何か質問する。

結果: Dクラス職員は「これか？ただの頭巾だろ。強いて言えば白い頭巾だな」と答えた。異常性は発揮されなかった。

分析:SCP-XXX-JPの能力にはいくつか条件があることがわかった。

補遺:

実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD

対象: 知的水準の異なる4人（水準の高い順にそれぞれa,b,c,dとする）のDクラス職員。

実施方法: 対象者其々に実験当日の10分刻みのスケジュール表を事前に配布しておき、a.m.8:30にSCP-XXX-JPの名前を呼ばせた後にスケジュール通りに各々割り当てた部屋にいた入れて1日を過ごさせるもの。

結果: a.m.8:34の時点でaが当惑したような様子で部屋を右往左往し始める。その12秒後、bに同じ症状が現れ椅子に座り頭を抱えこむ。更に17秒後c,dが順に同じ症状が見え始めcは椅子に座わったまま動かなくなり、dは床に座わりこんだ。a.m.8:40、4人は挙動不審に陥り朝食に気づかず、a.dは床を這いずり回り、bは椅子に座ったまま周りを首しきりに左右に振り、cは椅子からずり落ち床を這いずりだした。a.m.8:42、a,dは床でうつ伏せになり動かなくなり、bは目の前の朝食に顔を押し付けて動かなくなり、cは机に椅子を引きつけたり離したりなどの行動を取り始めた。その後、3人は再び動く事はなく、cは脱水症状によって動けなくなるまで行動をつづけた。その数分後、彼らの身体に変化はなく、そのまま死亡した。死体を解剖したが一般的な死体との差は見られなかった。

分析:SCP-XXX-JPの被影響者の症状の推移とその進行速度が確認できた。

+ SCP-XXX-JP記事1号

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: 田中さん及び田中さんは田中さん畳んだ田中さんで、田中さんは田中さんを崩さないようにして田中さんの田中さんで田中さんの無い田中さんの田中さんに田中さんしてください。

田中さん: 田中さんは田中さんで田中さんの田中さんです。田中さんは田中さんにはごく田中さんの田中さんで、田中さんしても田中さんも田中さんな田中さんは起こりません。しかし、田中さんの田中さんを少しでも田中さんして田中さんの田中さんを呼ぶと「田中さん」と呼んでしまう田中さんを持っています。更に、田中さんでも田中さんと呼んでしまうと田中さんに限らず田中さんの田中さんを田中さんと呼んでしまう田中さんになります。田中さんは、話す・書く田中さんでも防ぐ田中さんは見つかっていません。しかし、田中さんは田中さんの田中さんを施す田中さんによって田中さんの田中さんを受ける田中さんの田中さんに戻せる田中さんがわかりました。また、田中さんは田中さんを見た田中さんの田中さんに田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん田中さん………

をここに記します。