評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-XXXXの特殊金庫に保管してください。新たな実験を行う場合は、クリアランスレベル4以上の職員の認可を受け、その職員とは別のレベル4職員の監修のもと行ってください。このオブジェクトを使用する実験は現在凍結されています。

説明: SCP-XXX-JPは、長さ10cmのペンの柄に、9.5cm×4.5cmで厚さ0.5mmの大きさの手帳が一体化した形をした、質量35gのペン型オブジェクトです。製造元は明記されておらず、不明です。破壊は可能ですが、破壊による二次被害を考慮し、実行されていません。実験に使用する際は、破壊実験時に破損した手帳部分とペン部分の接合部上部に注意して扱ってください。SCP-XXX-JPの異常性は、ペン部分で文字を書いた場合に発現します。まず、ペン部分で記入された文字が、手帳部分に写されます。そして、写された内容が文章となっており、起こる可能性があるものであれば、事象として発生します。さらに特筆すべき特異性としては、SCP-XXX-JPを使用した人物は、使用したという記憶を無くします。実験を行う場合は、この点に留意し、必ず記録を残すようにしてください。記入した本人ではなく、記入された文章に関連した人間全てが記憶の干渉を受けるようです。SCP-XXX-JPは、サイト-█████の低脅威度ロッカーの定期清掃時に番号1986のロッカーから発見されました。このロッカーの使用履歴は無く、原因は現在調査中です。
以下に実験記録を記載します。尚、ここに記載している実験記録は抜粋したものです。全てを閲覧する場合は、レベル4職員の許可を受けてください。
実験記録001 - 日付1986/10/12

対象: D-198434
実施方法: SCP-XXX-JPで、円を記入させる。
結果: 異常無し。

異常性が確認出来なかった為、実験を続行。

実施方法: SCP-XXX-JPで、自分がこける絵を記入させる。
結果: 異常無し。
分析: 絵や記号では発現しないようだ。

異常性が確認出来なかった為、実験を続行。

実施方法: SCP-XXX-JPで、"自分が転倒する"と記入させる。
結果: "D-198434が転倒した"という現象は確認されたが、本人は"転倒していない"と発言した。
分析: 新たな異常性と思しき異常を発見。以後、この事も念頭に置いて実験を行う。

実験記録005 - 日付1986/10/13

対象: D-198434
実施方法: SCP-XXX-JPで、D-クラス職員の一般的な1日の生活を記入させる。
結果: D-198434は、記入された文章通りの行動をこちらで手帳部分の文章を消すまで行った。期間は一週間です。
分析: ある程度長期間でも、強制力は発現する模様。今回も、D-198434はSCP-XXX-JPに記入した通りの行動を行った記憶が確認出来なかった。どうやら、使用した本人は使用した記憶をなくすようだ。

実験記録016 - 日付1986/10/15

対象: D-198434
実施方法: D-198434に、SCP-XXX-JPで脈絡のない事を記入させる。議論の結果、"金持ちになる"と記入させることになった。尚、実験対象には一切の財産がない事を明記しておく。
結果: 異常無し。
分析: ある程度具体性が無いと発現しないらしい。

異常性が確認出来なかった為、対象を予定通り変更し、実験を続行。

対象: SCP-████
実施方法: 中曽根研究員に、"SCP-████の異常性が消滅する"と記入させる。
結果: 異常無し。

異常性が確認出来なかった為、実験を続行。

対象: SCP-████
実施方法: 中曽根研究員に、"SCP-████の異常性が消滅する"と記入させる。尚、実験対象にしたオブジェクトは、どちらもSafeクラスオブジェクトの内、危険性が低度であると判断されたオブジェクトであることを明記しておく。
結果: 異常無し。
分析: 他のオブジェクト関連では発現しないらしい。

実験記録108 - 日付1986/10/30

対象: D-198436
実施方法: SCP-XXX-JPで、こちらで監修した自身の未来図を記入させる。内容は、"明日の実験中に死亡する"である。
結果: 本来なら死の危険性の全く無いオブジェクトの実験中、足を滑らせて転倒。脳出血を起こし、植物状態になった。D-198436は診断の後、手順通り終了された。
分析: これまでの結果通り、対象は死亡しなかった。それに伴い、記入した事象は発生しなかった。従って、この事態は我々の意図しなかった事故によるものと断定。


収容方法も確立され、異常性も解明された為、実験を終了する。ー田中研究主任

補遺: 2013/10/26/19:30に、SCP-████とSCP-████の異常性が同時に消失。これを受けて急遽検証チームを編成、検証を開始したところ、当時は発現していなかったものの、現在になって発現している事象、及びその影響で変化したと考えられる事象が多数発見された。

SCP-XXX-JPについて実験記録及びその報告書の追記、修正の許可を要請する。ー安倍研究員

要請を承認する。見落としの無いように。ー野田研究主任

補遺2: 2018/1/19/0:00に、以下の文章がSCP-XXX-JPの収容、研究が進められているサイト-█████に突如出現しました。

日付2018/01/19

"修正ペン"を手に入れ、好き勝手に使いやがったバカどもへ

お前らのせいで全部メチャクチャになりかけたんだぞ!?全部!!
揺り戻しを上手く避けられたから良かったようなものの、一歩間違えれば世界が台無しになってたからな!?
今回のことでテメェらの愚かさは思い知ったよ。お前等に追記、修正の機会が無いのは不公平だよな〜とか思った俺が馬鹿だった。まさか世界ごと未来を捻じ曲げようとするとか思わないじゃないか!!
次"修正ペン"で追記、修正を行ったら"修正ペン"が壊れるようにするようにした。異論、反論は認めない。せいぜい上手く使え。最後のチャンスだ。
世作者

この警告文を無視して実験を開始したところ、SCP-XXX-JPが文字を一つ書く度に少しずつ破損していきました。これを受けて、現在SCP-XXX-JPを使用した研究は凍結されています。警告文を送付した人物、送付方法については、現在調査中です。

補遺3:2022/03/21:17:00に、SCP-XXX-JPが収容されている、サイト-█████の特殊金庫の定期点検中、以下の文章が発見されました。以下に内容を記載。
日付2018/01/26

"修正ペン"を使い過ぎたバカどもへ。

あー、先週はすまんかった。だいたい11,680徹もしたからさ、気が立ってたんだ。マジですまん。
それはそれとして、いや、話を有耶無耶にしようとしてるんじゃなくて、今回伝えたいのはまた別の事なんだよ。
簡潔に言うと、今この世界は不安定な状態にある。俺の……まぁ、若気の至りみたいなもんで"修正ペン"とか作って配ったりしたせいで、世界が本来の歴史から遠ざかってしまっているんだ。
本当なら、1999年のノストラダムスの大予言は当たっていたし、バブル景気や世界恐慌なんて起こるはずがなかった。
でも実際は予言は外れたし、バブルは弾けてウォール街は失業者で溢れかえった。
何故か。
まぁ予想通り"修正ペン"のせいだな。俺と、お前さん達の失敗だ。
今世界を揺らすような事をすれば、最悪世界が滅びるだろう。
俺も何とか尽力するが、俺にも出来ることは限りがある。
だから、気をつけといてくれ。多分今なら核爆弾くらいでも崩壊しちまうと思う。
そこら辺の予防は俺はできないから、どうか、頼んだ。
多分あと十年くらいしたらもとに戻ると思うから、それまで頑張ろうぜ。
ー世作者ナンバー15 JINMU

前回の警告文は事実であったことから、今回の警告文にも信憑性があると判断されました。従って、これからは上記の警告文の内容に留意し、大規模な破壊を出来るだけ避けて活動してください。ーO5評議会