1000mark
rating: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが発生する██市内全てのスーパーマーケットの入り口は監視されます。現地のセキュリティ担当者は、全てのスーパーマーケットで"クレーマー対応者"として認識され、客への対応を引き継ぐこと、買い物かごに物品を投入する行為及び店舗の事務室の利用を許可される必要があります。SCP-XXX-JP-2の発生が確認された場合、速やかに当該店舗に現地のセキュリティ担当者を向かわせ、SCP-XXX-JP-1に記された物品が店舗に存在しなかった場合、調達が可能であればSCP-XXX-JP-2が会計を行う前に当該物品がSCP-XXX-JP-2の手元にあるようにしてください。それまでに調達することが不可能である場合、現地のセキュリティ担当者はSCP-XXX-JP-2を店舗内の事務室に呼び出し、Bクラス記憶処理を施した後、SCP-XXX-JP-1を回収してください。SCP-XXX-JP-2には、カバーストーリー"トイレを借りに"が適用されます。その後、SCP-XXX-JP-1をあらかじめ進路をインプットしたドローンに装備させ、人が操作することなく████地区に設置された松明で焼却してください。

説明: SCP-XXX-JPは、██県██市内で発生する異常な現象です。2000年7月以降、██市内で「いつの間にか指先がなくなっていた」という理由で病院に搬送される人物がしばしば発生したことで発見されました。██市内のスーパーマーケットのいずれかが開店している時間である午前7時から午後11時までの間、市内の財布を持って外出している人物の財布の中にメモ用紙と紙幣1(以下、SCP-XXX-JP-1と呼称します。)が出現します。SCP-XXX-JP-1が財布内に発生した人物(以下、SCP-XXX-JP-2と呼称します。)は、██市内の最寄りのスーパーマーケットに発生した時点で使用していた移動手段で向かいます。スーパーマーケットに入る時から会計を終えるまで、SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1を手に持ち、SCP-XXX-JP-1に記入された物品を店内で探します。この「買い物時間」は、最低10分、最高15時間2が記録されており、購入した物品は、通常レジ袋に入れて受け取られます。また、店内に陳列されていない物品であっても適当と考えられる値段で会計は行われます。入店してから会計が終わるまでの間にSCP-XXX-JP-2に接触した場合、SCP-XXX-JP-2は「おつかいしてるから話しかけないで」という趣旨の言葉をSCP-XXX-JP-2毎に自然な表現で返します。また、SCP-XXX-JP-2を拘束しようとする試みは、全てSCP-XXX-JP-2の[削除済]という結果に終わりました。

会計終了後、SCP-XXX-JP-2は人目につかない場所へ向かいます。この段階でSCP-XXX-JP-2に接触した場合、「おつりはもらったし、帰るまでがおつかいだから」という趣旨の言葉をSCP-XXX-JP-2毎に自然な表現で返し、それ以上の接触を拒絶します。会計を済ませる前であればBクラス記憶処理を施した後、SCP-XXX-JP-1を回収し適切なカバーストーリーを適用することでSCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1が財布内に発生した地点に戻り、発生前に行っていた行為に戻ります。SCP-XXX-JP-1を3分以上保持した人物はSCP-XXX-JP-2へと変化するため、極力人が触れないように処分する必要があります。SCP-XXX-JP-1の特異性は焼却することにより消失することが明らかとなったため、上記の特別収容プロトコルが定められました。

SCP-XXX-JP-1に記入された全ての商品が手元にある状態で会計を済ませた場合、SCP-XXX-JP-2は人目につかないところに購入した商品を置き、レジ袋内に発生したメモを入れます。その後、SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1が財布内に発生した地点に戻り、発生前に行っていた行為に戻ります。購入された物品は10分後に消失しますが、釣銭は財布内に残ります。袋内や商品内に発信機を混入させ、消失先を特定する試みは、全て発信機だけがその場に残される結果に終わっています。

SCP-XXX-JP-1に記入された全ての商品を揃えることができずに会計を済ませた場合は、SCP-XXX-JP-2は人目につかないところに向かった後に、レジ袋内にメモを持った状態で両手を入れます。SCP-XXX-JP-2の指は揃えることができなかった物品に変化して手から離れてレジ袋内に入ります。切断面はごく自然に処理されており、傷を確認することはできませんでした。。その後、SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1が財布内に発生した地点に戻り、発生前に行っていた行為に戻ります。ここで変化した部位は、10分後にその他の購入した物品とともに消失します。この変化は、物品一つにつき、利き手の小指の遠位指節間関節3、近位指節間関節4、中手指節間関節5の先が変化し、その次は利き手でないほうの小指、利き手の薬指の近位指節間関節の順で変化することが現在確認されています。この時、SCP-XXX-JP-2の欠損した部位の質量は揃えられなかった物品の質量に影響しませんでした。現在██市内でSCP-XXX-JPによって指先を失ったと考えられる人物は██名確認されています。

SCP-XXX-JP終了後、SCP-XXX-JP-2であった人物に対し、SCP-XXX-JPの現象について尋ねた場合、指については「いつの間に消えたんだ」、財布内の増加した小銭については「最初からこうだった」、買い物した事実については「そんなことはしていない」という趣旨の言葉をSCP-XXX-JP-2毎に自然な表現で返します。

補遺1:

補遺2:██市内の東弊重工の工場跡を調査した際に発見された文書です。SCP-XXX-JPとの関連性が疑われています。