0pacificの編集中SCP
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPは表面全体をプラスチック製のフィルムで密閉した上で一辺30cmの立方体の金庫に収納し、サイト19の標準物品収容ロッカーに入れられます。収容は全身を密閉する特殊作業服を着た人員が担当します。収容作業の間、SCP-XXX-JPにいかなる人体由来の物質も触れないよう注意します。

不測の事態によりSCP-XXX-JP-1実体郡が発生した際は、SCP-XXX-JP-1を接触者を可及的速やかに昏倒、もしくはSCP-XXX-JPから10m以上離してください。被害の拡大を防ぐことが不可能な場合、接触者を早急に殺害してください。その後、接触者人の過去の異常存在との接触歴と併せてSCP-XXX-JP-1による被害を詳細に調査してください。

SCP-XXX-JPを用いた実験は現在停止が決定されています。

説明:SCP-XXX-JPは、白色をしたゴミ箱のように見える実体です。底面は円形で直径は22cm、高さは28cmです。

SCP-XXX-JPは10m以内に人間が存在し、かつその人物(接触者と呼称)由来の物質(人体片と呼称)がSCP-XXX-JPの内側底面に触れた時、活性状態に入ります。人体片には切られた髪の毛や爪の他、空気中に飛散した唾液や皮膚片も含まれます。直接底面に触れた場合、SCP-XXX-JPの内部にあった部位は即座に消失し、人体片として扱われます。

活性状態のSCP-XXX-JPは、特定の形態を持った実体(SCP-XXX-JP-1と呼称)を次々に出現させます。SCP-XXX-JP-1は実験の結果から、接触者が過去の経験上、非常な恐怖を感じた事物に由来する形態をとることがわかっています。SCP-XXX-JP-1の大きさは接触者の人体片の大きさと大まかな相関関係があり、またその大きさに制限は見られていません。SCP-XXX-JPより大きな実体も出現することがあることに留意してください。SCP-XXX-JP-1は人型の形態を取り既知の言語を話す場合もありますが、現在までSCP-XXX-JP-1とのコミュニケーションは成功していません。SCP-XXX-JP-1は一度の皮膚片との接触で一種類の形態のみを持ちますが、同一の接触者でも非活性化条件を満たした後再び人体片を接触させた場合、別の形態を取ることがあります。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPから10m以上離れることは出来ず、強制的にそれ以上引き離すと消滅します。ただし、SCP-XXX-JP-1による影響は10mの範囲外にも及ぶことがあります。

SCP-XXX-JPは接触者が「10m以上SCP-XXX-JPから離れる」「気絶する」「死亡する」のいずれかの条件を満たすと非活性化状態になります。非活性化状態は再び活性化の条件を満たすまで継続します。

SCP-XXX-JPは、サイト19の休憩室の一室に置かれている際に異常を引き起こしたことから発見されました。このときSCP-XXX-JPは大量の[削除済み]の形態をしたSCP-XXX-JP-1を部屋中に出現させており、複数の職員がパニックに陥ったことで小規模な混乱が起きました。その後数名の職員がPTSDの症状を訴えています。SCP-XXX-JPがどうやってサイト19に運び込まれたのかの調査が行われましたが、確実な証拠は発見されていません。

以下は、SCP-XXX-JPの実験記録の抜粋です。なお、実験記録023をもってSCP-XXX-JPを使った実験は停止しています。

実験記録004 - 日付2███/██/██

対象: D-43421

人体片: 対象の1本の髪の毛

結果: スズメバチが大量に出現。D-43421はスズメバチに刺され、アナフィラキシーショックで死亡。その直後スズメバチは跡形もなく消え去った。

補足:D-43421の刺し傷から微量のスズメバチ由来の毒素を検出した。これはスズメバチが消失した後も継続して存在していた。

実験記録010 - 日付2███/██/██

対象: 研究員・有明(本人の希望による)

人体片: 対象の髪の毛(散髪後の1kgほどの塊)

結果: ██博士が6秒間隔で出現。研究員・有明の記録のとり方や実験に対する態度に対する叱責を大声でまくし立て、手に持っているクリップボードの角で研究員・有明を繰り返し殴打した。██博士が4人出現した段階で研究員・有明が部屋から逃亡したため実験終了。

補足:██博士に聞き取りを行ったところ、実験時刻は通常業務にあたっており、周囲の証言もそれを裏付けた。また、研究員・有明は3年前まで██博士の部下であり、██博士は上記の叱責については覚えがあると語った。

実験記録013 - 日付2███/██/██

対象: D-43101

人体片: 対象の血液400mL

結果: [検閲済み]した状態の赤ん坊が2秒ごとに出現。D-43101は座り込んで動かなくなり、5分後に研究員が部屋に踏み込んでも放心したように動かなかった。D-43101を部屋の外に連れ出し、実験は終了。

補足:D-43101は実験後、出現したSCP-XXX-JP-1は自分の弟だと語った。D-43101は家庭環境に問題があり、また当時1歳だった弟が自宅で[検閲済み]により死亡している。D-43101はこの実験に関する記憶消去を願い出、ランクC記憶処理を施されたが効果なし。その後[削除済み]。

実験記録014 - 日付2███/██/██

対象: D-66152

人体片: 対象の右手親指の爪

結果: おそらく海水と思われる若干濁った大量の水がSCP-XXX-JPから流れ出した。水は実験室をいっぱいにしても止まらず、水圧で実験室の窓と扉を破壊した。その後、D-66152が窒息により気絶したため水は消失。

補足:実験の直前、D-66152は自分の恐怖対象を全て記述するよう指示されていた。しかし海水に類する内容は記述されていなかった。また、意識を取り戻したD-66152に確認すると、子供の頃海で溺れかけたことがあると語った。

実験014を受け、以後4回に渡り同様に恐怖の対象を記述させた後実験を行った(実験記録015~018)が、SCP-XXX-JP-1は記述されていないものの形態を取った。これは特筆すべき一致である。

実験記録023 - 日付2███/██/██

対象: D-12084

人体片: 対象の腕(右手肘より先)

結果: D-12084がSCP-XXX-JPの底面に右手で触れると、右手の肘より先が消失。その後、SCP-███が出現。即座に実験室を破壊し周囲██kmに渡り甚大な[削除済み]を引き起こした。17秒後に2体目のSCP-███が出現したが、D-12084は実験開始から31秒後に死亡し、2体のSCP-███も同時に消失した。

補足:D-12084は過去SCP-███の実験に関与し、その後クラスA記憶処理をなされていた。この情報はSCP-███の特性上秘匿事項であったため、実験前はこの実験に関与する全ての人員がそのことを知らなかった。SCP-███が本来収容されているサイト-██では収容違反は報告されいない。この実験により、SCP-XXX-JP-1がKeterクラス異常存在の形態を取る可能性を排除できないとして、無期限の実験停止が決定された。

補遺1:SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPから10m以上離れることが出来ないことを利用し、SCP-XXX-JPー1に特定のSCPの形態を取らせ研究を行う非公式の実験がかつて行われたが、いずれも目的の形態を取らなかったため失敗している。

補遺2:SCP-XXX-JPの実験後、生存した被験者は一様に、実験や出現したSCP-XXX-JP-1について他の事象よりも明らかに鮮明に記憶していることがわかった。強いストレスによるトラウマとも取れるが、実験記録014~018における被験者は実験前には実体郡に関連する事物を思い出さなかったことから、SCP-XXX-JPとの関連性について精神医学的な経過観察が行われている。