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SCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPおよびその周辺は、監視カメラおよび巡回警備員による24時間の監視体制に置かれます。1ヶ月に1度、SCP-XXX-JP内部に発生するSCP-XXX-JP-1を全て除去してください。除去されたSCP-XXX-JP-1はサイト-8123の低危険性物体保管ユニットに保管されます。

SCP-XXX-JP-2はサイト-8141の標準人型用収容室に収容されます。現在収容されている実例は1体のみですが、新たな実例が発見された場合も同様の措置をとってください。

説明: SCP-XXX-JPは██県██市山間部の旧███集落に存在する古い廃校舎の裏庭です。SCP-XXX-JPは19██年に███集落が廃村となり███小学校が閉鎖された後、20██年に異常性が認められるまで手付かずのまま放置されていました。

SCP-XXX-JP-1は、SCP-XXX-JPの地中に出現する人骨です。深夜0時に達した瞬間、SCP-XXX-JPの地下20cmから40cmの範囲に人骨1つがランダムに出現します。最初の出現から24時間後、SCP-XXX-JP-1-1が出現した場所の付近にSCP-XXX-JP-1-2が出現します。このプロセスは24時間ごとに繰り返されます。SCP-XXX-JP-1に異常性は確認されていません。

SCP-XXX-JP-1の種類は原則として重複しませんが、いずれかのSCP-XXX-JP-1をSCP-XXX-JP内部から除去すると、そのSCP-XXX-JP-1と同じ種類のSCP-XXX-JP-1が再出現する可能性が生じます。全てのSCP-XXX-JP-1をSCP-XXX-JP内部から除去した場合、次回の出現タイミングにSCP-XXX-JP内部のランダムな場所に1個目のSCP-XXX-JP-1が出現します。一度除去したSCP-XXX-JP-1をSCP-XXX-JP内部に戻しても、SCP-XXX-JPの挙動に変化はありません1。実験の結果、除去されたとみなされる基準はSCP-XXX-JP-1が外気に触れることであると判明しています。

SCP-XXX-JP-1は医学的に同一人物の骨格であることが確認されています。全てのSCP-XXX-JP-1を除去した後に再出現するSCP-XXX-JP-1も同様です。頭骨の各部位が揃った段階で復顔を試みたところ、年齢40代ほどのアジア系男性であるという結果が得られました。

SCP-XXX-JPは24時間ごとに平均206個の骨のいずれか1つを出現させるという、気の長い異常性を保有している。より正確な分析のため1年以上の長期観察実験を提案する。

――研究主任 ██博士

██博士の提案は承認され、20██/██/██からSCP-XXX-JPの長期観察実験が実行されることが決定しました。




現在、旧███集落周辺の大規模調査とSCP-XXX-JPのオブジェクトクラス変更が検討されています。