SCP下書き 「これはフィクションです」
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはオリハルコンで構成された縦5m×横5m×高さ3mの密閉された収容ケースに入れて保管されています。

また、当該オブジェクトにはオリハルコン以外のいかなる液体気体状以外の物体も接触させないでください。(液体、気体状のものなら問題ありません)

加えて、すべての財団職員に当該オブジェクトの能力に対する抗体となりうる薬品(Y-63-02)を注射してください。

説明: SCP-XXXX-JPは全長30㎝ほどのポメラニアン(学名Canis lupus familiaris)の姿をした実体です。当該オブジェクトの持つ常識改変能力と食物を摂取しなくても生存する点を除けば、体の素材や行動などは他の異常性を持たないポメラニアンと相違ありません。

SCP-XXXX-JPの持つ能力は、当該オブジェクトの触れた固体を、全人類の持つ常識の中から空想上にしか存在しない架空のものだったという認識に書き換える能力です。常識改変によって架空のものと書き換えられてしまった物体は、一部の抗体を持つ人類以外の全人類の視覚情報にも反映されなくなります。

この常識改変の特徴的な点は、被害を受けた物体が人類の中で『架空のものだが、存在するという事で話すのが通例』という認識になることです。

今までにこの能力の被害を受けた物体は、収容前に当該オブジェクトに触れてしまったサンタクロース協会職員及びサンタクロース協会・収容に使われている素材であるオリハルコン・発見された場所であるムー大陸全域・そして現在収容を行っている当財団です。

補遺: 生まれつきSCP-XXXX-JPの能力に対する抗体を持っていた█████博士の功労により抗体薬品Y-63-02が開発、並びに財団全職員への注射が完了したため当財団は当該オブジェクトの能力の被害を受けながらも今まで通りの活動が可能になりました。