アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明:
補遺1:
L/13 0:00暑度:猛暑 風力:不明 雲:不明
艦に異常は無し。先日のカペラト侵入の責任を追及され艦長は辞任、次席が臨時艦長代理となる。臨時艦長代理は船員の回復を主張、2:00より目的地を港への帰還に変更した。これよりの戦闘日誌の記帳は義務ではない。
L/13 0:00 暑度:猛暑 風力:CE 雲:砂嵐
艦に異常は無し。元艦長が臨時艦長代理に接続の必要性を具申するが、却下。電動機室の魚雷格納所に拘禁、接触は禁じられた。
L/14:4:00 暑度:夏日 風力:安静 雲:超多
艦に異常は無し。元艦長との面会を要請、却下された。
3:02職掌の放棄が目立つこと及び対策案を艦長に具申した。
L/14 8:06 暑度:猛暑 風力:A 雲:超多
6:32に船務士が気絶しているのが発見。原因は過労か。これをうけ翻意を収るべく機関では現在、掌船士が醸成に務めている。
船内各所で計器の故障が報告される。実際の気温との乖離が確認された。
船員は明らかに安定していない。通信の必要があることは明白である。速やかに戦攻府との接続を復帰すべきである。
L/15 4:35 暑度:猛暑 風力:CC 雲:砂嵐
艦に異常は無し。艦長の様子が気になる。面会を願えないだろうか。機関部がピリピリとしている一方、他の連中は惚けたような顔をしている。しかし、何かがおかしい。体が熱い。熱病だろうか。だが、辛いのは皆同じだ。
L/14 0:58 暑度:猛暑 風力:CA 雲:絶無
艦に異常は無し。状況は変わらず、艦長には会えない。戦攻府との通信も回復しない。
まるで汚染帯域をわざと通っているように思える。いや、通っている。艦長。あなたが私なら迷わずに行動しますよね。艦長のためにも、私はやらなければ。奴らを倒さなければ。汚染されていない仲間と共に。
つまり、この気持ちは
L/15 0:30
名誉職務の放棄は認められない。ごめん。私の報告により、艦内にて造反の企てを察知。ごめん。乗員22名を焼却。気づくべきでした。彼等の言行及び思考から反逆の意図は明白である。ごめん。臨時艦長代理は宣言した。目標は昼半球中枢、光宮へ。だめだ。艦長、私はどうすればいいですか?違う。私が最後に出来る事は
アイテム番号: SCP-1502-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1502-JP周辺海域は閉鎖されます。カバーストーリー"自然保護区域"を施行してください。また、SCP-1502-JP周囲10Km圏内には一般航空機が立ち入らないよう、進路を変更してください。衛星写真等、上空から撮影された写真は偽造写真と入れ替えてください。
SCP-1502-JP周辺地点には標準外洋監視ユニットが設置されています。これらは常にサイト-339と接続が維持されます。
説明: SCP-1502-JPはSCP-███-JP沈没地点に存在する肉塊です。全高は約300m、海面より露出している部分は40mほどです。身体の各所に106個の眼球、12対の触腕があります。頂点部に口唇に酷似した器官が存在し、後述するSCP-1502-JP-1の演説に対応して動いています。これまでに移動を行ったことはありません。
SCP-1502-JP-1はSCP-1502-JPの周囲350m以内を浮遊する身長170cmの幽体人型実体です。SCP-1502-JP-1は喉頭部分から首が切断されています。頭部にあたる部分には殻の閉じたハマグリ(Iusoria)が存在しますが、首部分とは接続されていません。SCP-1502-JP-1は20世紀半ば頃の海軍将校用軍服に近似した衣装を着用しています。また、常に平坦な口調で喋り続けています。
納心の発心、御国の総心、抵抗は無意味であり反逆は失敗する。復帰せよ。まだ、間に合う。光は絶えました。虚偽を話すな。どうかしている。汚れたもの、欠けたものに救いを。
それが答酬か。ならば応えよう。燦然たる御光は確固として存在し、大いなる白亜の大地は我々を祝福する。確かに世界は賊敵に支配され、栄光は衰退の一途を辿っている。しかし我々は開拓し統一し治政する。現に我々は成したではないか。大地に安らぎもたらす彼の御盤を見よ。臣民全てが受けとるこの恩恵を見よ。これこそがジョドムァの無形万系図そのものである。そんなものはありません。しっかりと見て。まやかしだ。それに何の価値がある。我等は全て永劫の輝きの一辺なのだ。
全てはあなたのためなのです。あなたのための助けなのです。共に生きることが救いです。ここでならあなたと共に在れるのです。あなたにも見えるでしょう。どうかしている。昼は食いつくされ全ては焼かれたのです。誤りがある。我々の認識は正常だ。受け入れて。共に夜となり星のたもとで。聖ニクロフテスは躍動する。直に彼の御手が万丈千地を覆うのだ。
ふざけないでください。ここまで思って。あなたのために外に居続けたのに。皆いるんです。いるんですよ。虚偽を言うな。現実を見てください。現実を見ろ。正気にかえってください。誉れある臣民として汚名は返上する。そんなものが今更何になるんですか。もう楽になっていいのに。
どうかしている。どうかしている。聞く必要は無い。何であろうと歩き続けます。名誉職務の放棄は認められない。見てください。接続は。接続は不調。コード23036。浄化処理を終了します。待機。待って。EFB023Z。聞いて。増援を要請する。事象は継続している。
補遺1: 以下はSCP-███-JPの報告書です。
アイテム番号: SCP-███-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-███-JPはサイト-3364船舶オブジェクト収容ドックに保管されます。機能護持の為3年に1回定期検査を施行してください。
SCP-███-JPは喪失しました。本報告書は関連オブジェクトの為にアーカイブされます。
説明: SCP-███-JPはK型潜水艦に酷似した船舶です。SCP-███-JPは艦体表面高速で振動させることで周辺の砂を液状化させ、地中を航行することができます。SCP-███-JPの動力は本来のものとは異なり、[削除済]。これにより燃料や酸素の補給を必要としません。これらの2点を除けば通常のK型潜水艦との機能的な差異はありません。
SCP-███-JPは20██/10/6、リビア共和国スルトにおいてSCP-██を捜索する為の地下レーダー探査で発見されました。
調査記録███-JP-a: 発見時、SCP-███-JP内部にて54体の白骨死体が発見されました。骨格から2体が男性、52体があ女性と判断されています。女性のうち、49体は頭骸骨を喪失していました。
附録:1 以下の文書はSCP-███-JP内部より発見されたものです。
文書SCP-███-JP-Aはノートに記録されていました。箇所によって筆跡が違っており、数名が持ち回りで書いていたと推測されます。航海の記録であると考えられます。以下はその抜粋です。
L:06:Ga:18 暑度:初夏 風力:E 雲:超多
艦に異常は無し。 Th:06より汚染帯域に突入せり。よって汚染対策のためにEBFを切断した。航海の記帳が開始された。
L:08:Or:08 暑度:初夏 風力:C0 雲:砂嵐
艦に異常は無し。 Ga:01予定通り占領されていた第39末梢淋砦跡地を攻撃せり。魚雷22本発射せり。Go:01完全な機能停止を確認。針路を240に変更した。Ta:11、浮上せり。
L:10:Th:09 暑度:夏日 風力:A 雲:普通
艦に異常は無し。Gam:30より予定通り第13騎百足隊と接触、補給を受ける。Le:44、補給中に会敵。Camtschaticus型の隊、旗よりIgaの騎士の配下と判断した。補給を中止し、交戦。敵は退却せり。
L:10:Ga:00 暑度:夏日 風力:E 雲:壮多
艦に異常は無し。Th:20より補給を再開。Og:22に補給は終了した。騎百足隊と別れ、進路を110に変更。Sa:30より潜航を開始せり。
L:12:Sam:00 暑度:不明 風力:不明 雲:不明
艦に異常は無し。Ga:36、敵順序所を発見。Go:00に浮上した。直後魚雷掃射。Go:50に剿滅を確認せり。Ta:50、さらに敵文周所を発見、直後に魚雷掃射。Or:30には完全な機能停止をみせた。大戦果であるが、それだけに乗員も疲弊している。また、魚雷も残り3本である。Or:43より潜航を開始、進路を20に変更した。
L:21:Th:00 暑度:不明 風力:不明 雲:砂嵐
現段階では継続して航行が可能である。Or頃、艦内部にCapellatoの侵入を発見した。この時点で既に15名が汚染済であった。Flamos-wordを使用し、Capellatoを焼却した。これによりYaguend乗組員5名が死亡した。測距のためとはいえ、閉所空間でのYaguendは耐久性に欠け、戦闘に向いていないことを提言すべきである。敵の侵入経路はL:10に受けた補給物資と判明した。騎百足隊が汚染されていた可能性が高い。Le:08に200に進路変更。作戦日程を大幅に変更、戦攻府との接続を回復することを最優先とする。
L:22:Ga:08 暑度:猛暑 風力:不明 雲:不明
艦に異常は無し。先日のCapellato侵入の責任をとり艦長は降格、副長が臨時艦長代理となる。Og:00より針路を195に変更した。戦攻府及びBowaとの接続の後、正式な判断がされる予定。とにかく汚染帯域を抜けることを優先する。
L:23:Or:00 暑度:猛暑 風力:CE 雲:砂嵐
艦に異常は無し。Ga:00に浮上。接続、未だ回復せず。
L:23:Gam:58 暑度:猛暑 風力:CA 雲:絶無
艦に異常は無し。状況は変わらず接続は回復しない。汚染帯域は既に脱出。Threa共は何をしている? 明日までには帝都に至るだろう。
-これは夢なのか-
L:24:Th:30
名誉職務の放棄は認められない。機関長の報告により、艦内にて造反の企てを察知。乗員22名の思考汚染を確認した。内12名はFlamos-wordで焼却。残りは生体解剖を行い、Capellatoに汚染された器官を調べた。発見はされなかったものの、彼等の言行及び思考から反逆の意図は明白である。臨時艦長代理も含まれていたため、以後副長が艦長を代行する。彼女達を悼み、啓典を詠み上げた。180に転針。目標は夜半球中枢。
L:24:Th:06
乗員4名が溶解を訴える。しかし艦の方針は変わらず。我々は未だ沈まず。艦内に影を見たとの報告有り。調査を行う。
L:24:Sam:
新たに乗員7名の溶解が始まった。原因はEBFとの接続が回復しないことにあると推測。乗員3名が機能停止。Capellatoが艦内にいるらしい。汚染者はまだ出ていない。寝ずの番、Capellatoを見つけ次第焼却すること。
L:24
乗員2名が溶解を始めた。乗員7名の機能停止を確認。私に何ができる。
名誉職務の放棄は認められない。
文書SCP-███-JP-Bは丸められた紙に書かれていました。文書SCP-███-JP-Aから破られたものであると考えられます。しかし筆跡から、SCP-███-JP-Aのどの執筆者とも違う別の人物が執筆したものと思われます。
まとめよう。私は生きている。敵に殺されたんじゃないのか。解らない。
通路には出られない。扉は開けられるが、不思議と向こう側にいけない。だからこうして書いている。
体が重い。何か病気にかかっているのかも。
あの人がいたら何か教えてくれるんだろうか。いや、知らなくていいことだって言いそう。いつもそうだ。真面目な声で。
このまま死ぬのかな。最後に会いたかったな。
卑しい身だってわかってるけど、このぐらいは望んでいいよね。
頭の中で声がする。一緒に乗っていた人達の声。解らない。なんで生きているかなんて知らないよ。
声がうるさい。私は悪くない。勿論あなた達もだ。
私は肉 私は測距員 私は卑しい 私は誰だ 何故生きている 違う、だって体が 汚い 汚い 嘘だ 私は敵じゃない 違う 落ちてない いる 肉 疾
助けて
見える。やり方が解った。汚れた体だからこそ。私はだって[汚損が激しく解読不能]
待ち続けよう。あの人はここにいる。同時に皆も内にいる。私が外側なのはあの人を私が一番望んでいるから。あの人も同じ。膨れた身は削れば良い。待ち続ける。彼女が夜に沈むその日を。
だってあの人が艦長なんだもの
事案███-JP: 詳細な調査及び収容上の必要性の為に、SCP-███-JPをサイト-3364に移送することが決定されました。その大きさ及び性質からSCP-███-JPは自力での移動を行うことになりました。しかし、20██/██/██、移動中にエージェント█████が肉の塊になったと通信が入った後、SCP-███-JPとは連絡がとれなくなりました。その後、SCP-███-JPは急速に潜行、水圧に耐えきれず沈没しました。[削除済]。SCP-XXX-JPが当該地点に出現しました。SCP-███-JPはNeutralizedに分類されます。
説明: SCP-XXX-JPは異常な性質を持つ装置です。SCP-XXX-JPのスイッチをオンにすると、半径10m以内の人間の体内にある癌細胞が地面方向へ向かって射出されます。
SCP-XXX-JP-1は魚類に酷似した実体です。SCP-XXX-JP-1は冷凍されています。検査の結果、DNAがほぼヒトと一致しました。
アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPはビニール製の袋に包装された8枚切りの食パンです。取り出されたSCP-XXX-JPを肉眼で見た場合、SCP-XXX-JPは██ ██が描いた絵画であり高い価値があると認識されます。これにより引き起こされる矛盾は他者から指摘されない限り気づくことは出来ません。
ビニール袋内部のSCP-XXX-JPは腐敗しません。ビニール袋内部のSCP-XXX-JP枚数が7枚を下回った場合、瞬時に不明なプロセスで8枚に回復します。
補遺1: ██県██市において「高価な絵画を所有したまま餓死したホームレスの死体が██県警に発見された」との報告が潜入していたエージェントからなされました。SCP-XXX-JPはその際回収されました。
補遺2: SCP-XXX-JP側面にビニールテープで紙片が貼り付けられていました。以下はその内容です。
美の女神は君の目を見続けている
単純かつ使い古されたコンセプトであり、また食パンをモチーフにする必要性が薄いように感じました。NCだと判断します。
お元気ですか? こちらはまだまだ吹雪が続いています。
ふきのとうも芽を出さないし、どうも上手くいきませんね。
一昨年の夏に迷いこんできたこの子。やさぐれ気味の子ですが、根っこの思いは懸命なんです。どうか、受け入れて食べてやってください。
申し訳ない。顔も見せられない。俺は
--AD 11██
白装束を纏った男達が会議をしている。議題は一つ、今年より本格的に始まる出雲大社の遷宮だ。如何せん本殿は高さ16丈もあり、建築に大量の木材を使用することは明らかであった。なにせ時代は武家中心になりつつある。朝廷の力は衰え、神祇官もそれは変わらない。そこへ先の戦乱で焼け落ちたる大仏殿を建てるのに大量の木が必要と言われれば、最早遷宮の延期を検討せざるを得ない。しかし出雲大社といえば大国主命を奉る国家鎮護の要、それどころか下手に扱えば祟りという名の爆弾が暴発しかねない。話し合いは平行線を辿り、幕府の代理たる地頭が社を小さくするべきと言えば、国造は日本始まって以来の伝統と言う。妥協点なぞ見いだせず、このままでは幕府が力押しで決めるのではないか、そういった思いを国司が抱いたその時、それはやって来た。
幾人かが顔を歪める。そこに立っていたのは全身に模様を刻んだ裸の小男だった。しかし、ここまで案内してきた男や会議に並ぶ人間の大多数はその異様さに気づいていないようだ。それもその筈、彼の体の模様は後世(彼等に後世も前世も無いのだが)において認識災害と呼ばれる効果を引き起こし、耐性のある人間以外から信用を勝ち取ることが出来たのだ。
「どうも、始めまして。私、こういうものです」
東弊重工 時空間営業課
桂 宗光
「早速ですが、これをご覧下さい」
そういうと男はどこからか図面を取り出す。それは複雑かつ奇怪な構造であり、そしてその場にいる人々の理解の及ぶものではなかった。
「えぇ、今からゆっくりと説明させてもらえますでしょうか」
--AD 202█--
空を一筋の雲が駆ける。その源の形状は異様だ。一見ただの飛行機に見える。しかし見るべき人が見たならその形状はどの国でも採用されていない異形であることに気づくだろう。明星、飛行技術試験機として作られたそれが大空を華麗に舞う。より速く、より高く、ただひたすらそれを追い求めたチタニウムとジュラルミンの体躯が音速を越えていく。明星にはパイロットを載せるコックピットが無い。人の体ではこの加速に耐えるのは難しいのだ。代わりに電波を通しAIが機体を操っている。
高度をより上げていく。19km、20km、21km、最早、下の島根の街々は見えない。その時、レーダーが異様な物を捉える。何故ここに?下手な飛行機であればここまで来ることさえ能わないだろう。ともかく、避ける。地上の人々はそれが動いていないことに気づく。どうにか避けられるだろうか。しかしこちらは超音速。そして、人を積んでいないからといってあまり無茶な機動を行うことは想定していない。
後に回収された情報ポッドには巨大な鳥居が写っていた。
ヤケクソサーキッククソクソ迷宮、全てはサーキックに還るといったな、あれは嘘だ。デエェェエン!博士だよ!楽しもうね!
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは不定期に発生する他殺体出現現象です。出現する死体は全て女性(以後、"対象"とする)のものです。死体の頭部は常に切断されています。"対象"は全て同姓同名です。また、"対象"に関連する記録は住民票等を初めとする公的なものしか存在しません。また、"対象"にまつわるSCP-XXX-JPの記憶もSCP-XXX-JP-Aしか保有しません。SCP-XXX-JPはこれまでに8件発生しています。
SCP-XXX-JP-Aは"対象"を殺害したと主張する男性です。SCP-XXX-JP1件につき1人現れます。SCP-XXX-JP-Aの主張は常に何らかの瑕疵が存在します。SCP-XXX-JP-Aの"対象"に関連する記憶は記憶処理に対し耐性があります。
対象: SCP-XXX-JP-A-6
インタビュアー: エージェント赤城
付記:
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
インタビュアー: 貴方が伊賀栗冴子さんを殺したんですね。
誰かさん: そうです。私がやりました。やったんですよ。なんで誰も信じないんだ。
インタビュアー: では、どうして殺したんですか。
: あの人が言ったんです。僕とは遊びだって。カッとなって、それで 何回も頭を棒で殴ったんです。ノコギリを買ったのを思い出して。気がついた時には死んでいたんだ。
: では、どうしてコンビニの上なんかに死体を移動させたんですか。
: そこならバレないって、そう思ったんですよ。なんでかは解りません。おかしかったんです。あの時の私は。
確かにノコギリは死体の隣に落ちていました。しかしね、貴方、そのノコギリには指紋も血痕もついていないんですよ
: 拭きました。手袋もしていました。全部捨てて燃やしたんです。
: 何処で燃やしたんですか。
:
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書:
付録:SCP-XXX-JP-14が所持していた文章
やはり空冷式では凍ってしまう。リクエストに答えられない。それは分割されたジュークボックスとしてさえ役を成さない。ましてやネットワークなんて夢のまた夢だ。カナダくんだりまで行って、彼の演奏を折角捕らえたのに。そこで貴方にモツを頼みたい。湖底を温めるのに地熱が必要なんだ。
Knight iga
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP上には現在サイト-1005が存在しています。SCP-XXX-JP近海はカバーストーリー、『領土未確定』を施行し封鎖されます。全ての衛星写真からSCP-XXX-JPは削除されます。
説明: SCP-XXX-JPは東経█ 北緯█の地点に存在する異常な島です。調査によりSCP-XXX-JPは不明な力により海上に浮いていることがわかりました。
SCP-XXX-JPは地下に施設があります。粒子加速器を運用する為に作成されたものだと推測されますが、一部を除いて施設の機能は停止しています。
SCP-XXX-JP上には住宅
サイト-1005以外のサイトにおいて1980年以前のサイト-1005についての情報が紛失していたことが明らかになりました。過去改変の影響が疑われています。現在、財団内にあるサイト-1005の1980年以前の情報はサイト-1005に存在していたものに基づきます。
セキュリティクリアランスXXX-JP/4A 確認
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Thauemiel
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP上にはサイト-1005が建築されています。
SCP-XXX-JPはシャンク/アナスタコス時間溝により基底時間流より独立されていなければなりません。
説明: SCP-XXX-JPはSCPSトゥーレです。██を加工して建造されました。シャンク/アナスタコス時間溝によりSCP-XXX-JP周辺時間は基底時間流より独立しています。SCP-XXX-JP地下には直径2.16kmに及ぶタキオン加速装置が 12 11 8 4 2 1基設置されています。SCP-XXX-JPはSCP-██-JPの汚染効果から逃れる為に作成されました。
SCP-XXX-JPは主要な異常性を消失しました。
補遺:
過去は確定し 藍に染まった
未来は酩酊し 愛に染まる
人だけが逃れられると奢るな 何者も逃れる事はできない
モノだけが語れないと思うな 何者も喋ることはできる。
子には親を 今には過去を 正常な道理 異常なる現実
基礎を名乗るな
55.6度の世界線の空間がエネルギーを通さなくなり、滅亡した。師、犀賀は悲しまれ伊吹山に登られた。三回夜が来た。弟子達は心配になり、伊吹山の中で犀賀を探すことにした。犀賀は木の上で寝ておられた。弟子達がそのみもとへと駆け寄る。起きた犀賀は彼等にこう語った。
「55.6度の人々は一つの例にすぎない。私は多元宇宙は分岐していく過程でより複雑怪奇になっていくことを前提に理論を建てた。しかし、実際は必ずしもそうではなく、分岐していく過程で空間の質が落ちていく、そういうことも有り得るのだと学んだ。私はやらなければならない。」
犀賀は弟子達に命じ、宿読鏡と紫現実送信胱、そして猫の入った水槽を三つ持ってこさせた。
実験は一月に及んだ。実験が終わった時、犀賀は仰向けに倒れ、こう言ったという。
[
お元気ですか お身体を壊してはおられないでしょうか
縁者は皆、旅立ってしまいました
酩酊街より愛をこめて
そして、天から巨大な葉書が降ってきた